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黄花海芋(キバナカイウ)

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黄花海芋(キバナカイウ)はサトイモ科オランダカイウ属(ザンテデスキア属)の多年草である。
ザンテデスキア属はアフリカの南部に10種が分布する。(Catalogue of Life の数値)
オランダ海芋(オランダカイウ)が代表種で、属名の和名もオランダカイウ属という。
本種の原産地も南アフリカで、ムプマランガ州で発見された。
英名はゴールデンカラーリリー(golden calla lily)などである。
オランダ海芋(オランダカイウ)が湿地性なのに対し、本種は畑地性である。
日本へは大正時代の初期に渡来した。
和名の由来は黄花で「海外からきた芋」であることからきている。
庭植え、鉢植え、切り花などとして利用される。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は矢尻形である。
葉は肉厚で艶があり、白い斑点が入る。
開花時期は5月から7月である。
花のように見える黄色い部分は、サトイモ科特有の仏炎苞(棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたもの)と呼ばれる部分で、漏斗状に巻いている。
真ん中にある直立した部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「素晴らしい美しさ」である。
俳句では「海芋」「カラー」が夏の季語である。
属名の Zantedeschia は17世紀イタリアの植物学者「ザンテデスキ(Giovanni Zantedeschi, 1773-1846)さん」の名からきている。
種小名の elliottiana はイギリス人でこの花を南アフリカから持ち込んで最初に植えた「エリオット(George Elliott, 1886)さんの」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Zantedeschia elliottiana


★渦を巻く仏炎苞を耳にあて
 カラーの呟き聞いてみようか

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# by sikino-hana | 2016-07-06 14:14 | 夏の花

メキシコ百日草(メキシコヒャクニチソウ)

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メキシコ百日草(メキシコヒャクニチソウ)はキク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)の一年草である。
ジニア属はメキシコを中心に北アメリカの南西部から南アメリカにかけて23種が分布する。
基本種は百日草(ヒャクニチソウ)で、属名の和名もヒャクニチソウ属という。
本種の原産地はメキシコで、グアナフアト、ハリスコ、ミチョアカン、メキシコ州、オアハカに分布する。
近縁種の百日草(ヒャクニチソウ)に比べて葉が細く、草丈が低いのが特徴である。
英名はメキシカンジニア(Mexican zinnia)という。
ここで一例として取り上げたオールドメキシコ(Old Mexico)はその園芸品種である。
庭植え、鉢植えのほかアレンジメントなどにも利用される。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は線状の披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に花径5センチくらいの頭花を1輪つける。
花の色は、紅色と黄色の複色である。
花の真ん中が濃い紅色、先が濃い黄色の覆輪となる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Zinnia はドイツ人の植物学者「ツイン(Johann Gottfried Zinn, 1727-1759)さん」の名からきている。
種小名の haageana はドイツ人の植物学者「ハーゲ(Friedrich Adolph Haage, 1796-1866)さんの」という意味である。
写真は7月に京都府立植物園で撮った。
学名:Zinnia haageana 'Old Mexico'


★ふくよかに咲いた姿はアンティーク
 メキシコ生まれの貴婦人ここに

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花・ガーデニング
# by sikino-hana | 2016-07-04 15:22 | 夏の花

請百合(ウケユリ)

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請百合(ウケユリ)はユリ科ユリ属(リリウム属)の多年草である。
リリウム属は北半球の温帯を中心に100種くらいが分布する。
また、膨大な数の園芸品種が作出されている。
日本では古くから「ゆり」の呼称が用いられており、属名の和名はユリ属という。
「ゆり」の由来には諸説があり、中国名からきた「百合」の字が後から充てられたようである。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の奄美大島、請島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島に分布し、海岸の岩場や山地の崖などに生える。
和名の由来は、奄美群島の請島(うけじま)に特に多いことからきている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は長さが10センチから20センチの披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は、自生地では5月から6月である。
白い大輪の花を茎先に数輪つける。
花は長さが10センチから20センチくらいある漏斗状で、花被片は6枚である。
雄しべは6本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤褐色である。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「荘厳」である。
属名の Lilium はギリシャ語の「leirion(白)」からきている。マドンナリリーの白い花を念頭に名づけられたものである。
種小名の alexandrae はイギリスの「アレキサンドラ王妃(Alexandra of Denmark, 1844-1925)の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
交配種の表示があった。
学名:Lilium alexandrae


★幻の花の片鱗ここにあり
 遠い先まで生きて伝われ

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# by sikino-hana | 2016-07-02 13:30 | 夏の花

ベロニカ・リバリス

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ベロニカ・リバリスはゴマノハグサ科クワガタソウ属(ベロニカ属)の常緑小低木である。
分類体系によっては(APG第3版)オオバコ科とされる。
ベロニカ属は世界に500種くらいが分布する。
日本にも鍬形草(クワガタソウ)などが分布し、属名の和名をクワガタソウ属という。
本種の原産地はニュージーランドである。
異名をヘーベ・アクティフォリアといい、撮影地でもこの名称で表示されている。
ヘーベ属は南半球に90種くらいが分布する属であったが、クワガタソウ属に統合された。
ベロニカ・アクティフォリアの名称も用いられるが、Catalogue of Life では scientific name を表記の通りベロニカ・リバリスとしている。
樹高は40センチから80センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、十字に向かい合って生える(対生)。
開花時期は夏から秋にかけてである。
枝先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をたくさんつける。
花冠は先で4つに裂け、2本の雄しべが花から突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の rivalis は「川に生える」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Veronica rivalis(syn. Hebe acutifolia)


★親しんだヘーベの名前なくなるか
 仕方ないけどちょっと寂しい

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# by sikino-hana | 2016-06-28 16:51 | 夏の花

ラバンジン・ラベンダー・アルバ

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ラバンジン・ラベンダー(lavandin lavender)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
地中海沿岸地方原産のラバンデュラ・アングスティフォリア(Lavandula angustifolia)と広葉ラベンダー(ヒロハラベンダー:Lavandula latifolia)との交配で生まれた栽培品種である。
ラバンデュラ・アングスティフォリアは香りが強く、花穂もきれいである。
広葉ラベンダー(ヒロハラベンダー)は暖地でも育つ。
この両者の長所を併せ持つ品種である。
アルバ(Alba)はその栽培品種の1つである。
特徴は花の色が白いことである。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から8月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い唇形をした花をつける。
花の色に特徴があるので主として庭植えの観賞用とされる。
また、ポプリやハーブティー、アロマテラピーなどにも利用される。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
品種名の intermedia は「中間の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lavandula x intermedia 'Alba'


★なかなかのインパクトだね白い花
 青と交じれば色合いもよく

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# by sikino-hana | 2016-06-26 14:36 | 夏の花