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パッシフローラ・アウランティア

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パッシフローラ・アウランティアはトケイソウ科トケイソウ属の蔓性常緑多年草である。
種小名の片仮名表記は「オーランティア」とするものもある。
原産地はオーストラリア、フィジー、ニューギニア、マレーシアなどである。
英名はオレンジパッションフラワー(Orange Passion Flower)である。
その名の通り、オレンジ色の花をつける。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は灰白色を帯びる。
開花時期は6~7月である。
温度さえあれば周年開花をする。
花径は5~8センチくらいである。
花被片はあまり開かない。
咲き始めは淡い黄色をしているが、咲き進むと外側がオレンジ色になる。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Passiflora aurantia


★ユニークな花の姿の時計草
 仲間も多く姿いろいろ

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by sikino-hana | 2009-06-20 08:37 | 夏の花

未央柳(ビヨウヤナギ)

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未央柳(ビヨウヤナギ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑低木である。
漢字では「美容柳」とも書く。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に観賞用として渡来した。
樹高は1メートルくらいである。
よく枝分かれをし、枝は緩やかに枝垂れる。
葉は長い楕円形で、十字状に向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~7月である。
枝先に花径5センチくらいの黄色い5弁花を次々に咲かせる。
萼片は5枚である。
花の真ん中には1つの雌しべがあり、柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)は5つに裂ける。
雌しべを取り囲んでたくさんの雄しべがあり、5つの束になっている。
雄しべの長さは花弁よりも長い。
和名は白楽天の詩「長恨歌」に因むという。
俳句の季語は夏である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Hypericum chinense


★梅雨空にきっと勝気に花開く
 未央柳の枝は垂れても

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by sikino-hana | 2009-06-19 06:19 | 夏の花

花そう荷(ハナソウカ)

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花そう荷(ハナソウカ)ショウガ科ハナミョウガ属の多年草である。
別名を大輪月桃(タイリンゲットウ)という。
沖縄県の南北両大東島に分布する。
「そうか」は八丈島由来の方言で「月桃」を意味するとのことだが、「そう」の文字がはっきりしない。
この言葉は小笠原や大東島でも用いられている。
月桃(ゲットウ)の近縁種であるが、本種のほうが草丈も高く葉も大きい。
草丈は2~3メートルである。
茎(偽茎)の上部に楕円形の葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月である。
茎先から穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を垂れ下げ、白い大きな肉質の花をつける。
花の形は漏斗状で、内側に黄色と紅色の大きな唇弁がある。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Alpinia zerumbet var.excelsa


★めずらしい花に出合ってあれこれと
 由来調べる手間を惜しまず

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by sikino-hana | 2009-06-18 05:47 | 夏の花

支那瓜の木(シナウリノキ)

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支那瓜の木(シナウリノキ)はウリノキ科ウリノキ属の落葉小高木である。
原産地は中国である。
樹高は5~8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
若い木では、葉は2つか3つに浅く裂ける。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に白い小さな6弁花を垂れ下げてつける。
花弁は細長く、外側に反り返る。
雄しべは12本、雌しべは1本である。
黄色い葯(雄しべの花粉を入れる袋)が目立つ。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Alangium chinense


★面白い反った姿に笑み漏れる
 初めて見たよ支那瓜の花

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by sikino-hana | 2009-06-17 05:58 | 夏の花

花忍(ハナシノブ)

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花忍(ハナシノブ)はハナシノブ科ハナシノブ属の多年草である。
日本固有種である。
世界中で九州の阿蘇の草原だけに自生する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
草丈は70~100センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長さ2~4センチの披針形で、先が尖る。
開花時期は6~7月である。
花茎を伸ばして円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)をつけ、青紫色の花を咲かせる。
花径は10~15ミリくらいで。花冠は5つに裂ける。
雄しべの黄色がアクセントになる。
和名は葉の形をシダ植物の忍(シノブ)にたとえたものである。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Polemonium kiushianum


★阿蘇の地に根づき静かに花開く
 その名も可憐な花忍かな

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by sikino-hana | 2009-06-16 05:57 | 夏の花

捩花(ネジバナ)

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捩花(ネジバナ)はラン科ネジバナ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、原野や芝生地などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリアなどにも分布する。
別名を捩摺(モジズリ)とも言う。
草丈は10~40センチくらいである。
開花時期は6~9月である。
葉の大部分は根際から生え、1本出た花茎の先に螺旋状にねじれた花序をつける。
葉の形は幅の狭い線形で、長さは5~20センチくらいである。
ねじれは左巻きも右巻きも両方ある。
花の色は淡い紅色だが、色の濃いものから薄いものまで変化が多い。
俳句の季語は夏である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Spiranthes sinensis var. amoena


★捩摺(モジズリ)は捩れ捩れてすっと立つ
 空へと続く螺旋階段

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by sikino-hana | 2009-06-15 05:31 | 夏の花

春雨草(ハルサメソウ)

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春雨草(ハルサメソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
山野草として愛好されているが、これは流通名である。
英名をロンドンプライド(London pride)という17世紀以前に作出された園芸品種がこれに当たるようである。
学名はサキシフラガ・ウルビウム(Saxifraga x urbium)という。
ピレネー山脈原産のumbrosa種と西アイルランド原産のspathularis種とのハイブリッドである。
草丈は15~30センチくらいである。
根際から生える葉は円形ないしへら形で、マット状となる。
葉は多肉質で、クリーム色の斑が入るものがよく流通している。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をつける。
花径は5ミリくらいで、花弁は5枚である。
雄しべは10本で、先につく葯は橙色である。
雌しべは明るいピンクで、先が2つに割れる。
写真は5月に神代植物公園の「春の野草展」で撮った。
学名:Saxifraga x urbium cv. Variegata


★謎多き花の素性を追ってみる
 これは仮説と覚悟を決め

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by sikino-hana | 2009-06-14 09:06 | 夏の花

ラナンキュラス・グラミネウス

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ラナンキュラス・グラミネウスはキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈や地中海沿岸地方などに分布する。
流通名は糸葉金鳳花(イトバキンポウゲ)である。
草丈は20~35センチくらいである。
茎につく葉は芝のような線形で、互い違いに生える(互生)。
葉は灰白色を帯びる。
開花時期は5~6月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に1輪ずつ黄色い花をつける。
花弁は5枚である。
花の真ん中にはたくさんの雄しべと雌しべがある。
夏には休眠をし、秋に復活する。
写真は5月に神代植物公園の「春の野草展」で撮った。
学名:Ranunculus gramineus


★鮮やかな黄の大輪が風に舞う
 アルプスの野は緑に染まり

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by sikino-hana | 2009-06-13 10:28 | 夏の花

匂い空木(ニオイウツギ)

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匂い空木(ニオイウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
伊豆七島の固有種で、海岸近くに生える。
分類上は、箱根空木(ハコネウツギ)の変種とされている。
特徴は基本種よりも花冠が短く、花に香りがあることである。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
雌雄同株である。
雄花には雌しべがほとんどない。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い漏斗状の花を1~3輪ずつつける。
花冠の先は5つに裂ける。
花の色は咲き進むと紅色を帯びる。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Weigela coraeensis var. fragrans


★どれどれと鼻寄せ香り嗅いでみる
 いつか訪ねん伊豆の島々

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by sikino-hana | 2009-06-12 05:38 | 夏の花

姫金瘡小草(ヒメキランソウ)

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姫金瘡小草(ヒメキランソウ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
九州の長崎県から沖縄にかけて分布し、海岸近くの草地や岩場に生える。
海外では、台湾にも分布する。
草丈は5~20センチくらいである。
茎は匍匐して横に広がる。
根際から生える葉は倒披針形で、ロゼット状に広がる。
葉の質は肉質で、艶がある。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~10月くらいである。
沖縄では周年開花をする。
葉の脇に長さ10~15ミリくらいの濃い青紫色をした唇形の花を1つずつつける。
花の色は、紅色を帯びるものや白いものもある。
「姫」の名がつくが、花は金瘡小草(キランソウ)と同じくらいかそれよりも大きい。
花冠は5つに裂ける。
上の2枚の裂弁がいちばん小さい。
下の3枚の裂弁のうち真ん中のものが大きく、中央部に2つの斑点がある。
写真は5月につくば植物園の「琉球の植物展」で撮った。
学名:Ajuga pygmaea


★南国の砂浜埋めて咲くという
 姫金瘡小草に彼の地を思い

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by sikino-hana | 2009-06-11 05:50 | 夏の花