蝋梅(ロウバイ)はロウバイ科ロウバイ属の落葉低木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代に朝鮮半島を経由して渡来した。
樹高は2~5メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は1~2月くらいである。
葉の展開に先立って、花径2センチくらいの花をたくさんつける。
花の少ない時期に咲くので珍重されている。
蝋梅(ロウバイ)の名は、蝋細工のように見える花の姿から来ており、辺り一面に水仙に似た芳香を漂わせる。
写真は素心蝋梅(ソシンロウバイ)と言われる種類のものである。
蝋梅(ロウバイ)は花弁の中心部が濃い紫色になるのだが、素心蝋梅(ソシンロウバイ)は花弁全体が黄色くなる。
素心蝋梅(ソシンロウバイ)が渡来したのは明治時代である。
英名はウインタースイート(winter sweet)である。
俳句では「蝋梅」が冬の季語である。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Chimonanthus praecox var. lutea
★蝋梅はそっと顔出し身をすくめ
だけど優しい香りに満ちて
花図鑑
by sikino-hana
| 2008-12-30 09:56
| 冬の花
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