人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 御山下野(オヤマシモツケ) 丁字菊(チョウジギク) >>

水蜻蛉(ミズトンボ)

水蜻蛉(ミズトンボ)_d0125765_6281787.jpg

水蜻蛉(ミズトンボ)はラン科ミズトンボ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、湿地に生える。
海外では、中国大陸にも分布する。
和名の由来は、水湿地に生育し、花の形状がトンボに似ていることからきている。
別名を青鷺草(アオサギソウ)という。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30~70センチくらいである。
茎の断面は三角形で直立する。
葉は線形で、茎の下部に2~3枚つく。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い緑色の花を10輪くらいつける。
緑色の唇弁が3つに裂けて十字形になるのが特徴である。
距は長く垂れる。
写真は8月に志賀高原の一ノ瀬湿原で撮った。
学名:Habenaria sagittifera


★面白い姿かたちの水蜻蛉
 やっと見つけた木道の脇

水蜻蛉(ミズトンボ)_d0125765_6284033.jpg

花図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
by sikino-hana | 2008-08-20 06:36 | 夏の花
<< 御山下野(オヤマシモツケ) 丁字菊(チョウジギク) >>