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アムール天南星(アムールテンナンショウ)

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アムール天南星(アムールテンナンショウ)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草である。
漢名は東北天南星という。
原産地は、中国の東北部・華北、朝鮮半島、ロシアの極東部である。
日本に自生する近縁種には広葉天南星(ヒロハテンナンショウ)、四国広葉天南星(シコクヒロハテンナンショウ)がある。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は1枚で、鳥足状に5つに深く裂ける。
ただし、写真のものは2枚の葉のように見える。
開花時期は5~6月である。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は緑色である。
中国の古典「神農本草経」には虎掌(こしょう)の名で出ている。
写真は東京都薬用植物園で撮った。
北京植物園から導入されたものだという。
学名:Arisaema amurense


★めずらしい仏炎苞は緑色
 不思議の姿間近に眺め

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花図鑑
by sikino-hana | 2008-05-17 08:40 | 夏の花
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