ムスカリ・ボトリオイデスはユリ科ムスカリ属の多年草である。
ムスカリ属は40~50種くらいあって、地中海の沿岸地方から西アジアにかけて分布する。
本種の原産地はヨーロッパの中部からカフカス地方にかけた地域である。
ムスカリの代表品種はアルメニアやイランを原産地とするアルメニアカム種(Muscari armeniacum)であるが、本種は16世紀にはヨーロッパの貴族庭園に取り入れられていたという。
和名は瑠璃ムスカリ(ルリムスカリ)という。
明るい青色の花を咲かせる。
アルブム(Album)はその園芸品種で、白い花を咲かせる。
草丈は15~20センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、肉質である。
開花時期は4~5月である。
葉のない花茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな壺形の白い花を下向きにたくさんつける。
花径は2~3ミリで、花冠の先は少し反り返る。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Muscari botryoides cv. Album
★白花のムスカリなんてあるんだと
驚きながらカメラに収め
花図鑑
by sikino-hana
| 2008-04-27 06:14
| 春の花
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