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大反魂草(オオハンゴンソウ)

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大反魂草(オオハンゴンソウ)はキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカで、ケベック州からフロリダ州にかけて分布する。
日本へは明治時代の中期に園芸植物として渡来した。
逸出したものが川岸や草地などに広がり、旺盛な繁殖力で野生化している。
種子とともに地下茎で繁殖をする。
北海道と本州を中心に分布している。
2006年2月から「外来生物法」で特定外来生物に指定され、栽培や移動ができなくなった。
草丈は1~3メートルくらいである。
茎には毛は生えておらず、白っぽい。
葉は羽状に5つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~9月である。
茎の上部で枝分かれをし、先に黄色い花(頭花)をつける。
花径は5~7センチくらいあり、筒状花の周りに舌状花がつく。
舌状花は細長く、やや垂れ下がっている。
種子には冠毛があって風で散布される。
和名は反魂草(ハンゴンソウ)に似て花が大きいというところからきているが、実際にはあまり似ていない。
「反魂」は魂を呼び戻すという意味で、手のひら状に裂ける葉を幽霊の手に見立てたともいう。
ということは、大反魂草(オオハンゴンソウ)の名の由来も葉っぱのほうにあるのかもしれない。
写真は9月上旬に北大農学部の花木園で撮った。
学名:Rudbeckia laciniata


★草原を鮮やかな黄に染め上げて
 やりすぎたかなと大反魂草
大反魂草(オオハンゴンソウ)_d0125765_6105822.jpg

花図鑑
by sikino-hana | 2007-09-18 06:11 | 秋の花
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