菊芋(キクイモ)はキク科ヒマワリ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
逸出したものが野生化し、全国各地に分布している。
アメリカでは、塊茎(芋)が先住民であるインディアンに食用とされてきた。
日本ではあまり栽培はされなかったが、戦時中や戦後の食糧難時代には加工用や飼料用とされた。
草丈は2~3メートルくらいである。
葉は卵形である。
茎の下部では向かい合って生え(対生)、上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~10月である。
枝の上部で枝分かれをし、花径6~8センチくらいの小さな向日葵(ヒマワリ)のような黄色い花(頭花)をつける。
花は、真ん中に筒状花が集まり、周りに舌状花を10~20枚くらいつける。
名前の由来は、花が菊(キク)に似ており、根が芋(イモ)として食用になることからきている。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Helianthus tuberosus
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花図鑑
by sikino-hana
| 2007-09-12 19:04
| 秋の花
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