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紅額(ベニガク)

紅額(ベニガク)_d0125765_1571647.jpg

紅額(ベニガク)はユキノシタ科アジサイ属(ヒドランゲア属)の落葉小低木である。
分類体系によっては(APG第3版)アジサイ科とされる。
ヒドランゲア属はアジアと南北アメリカ大陸に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。(紫陽花図鑑参照)
日本にも紫陽花(アジサイ)などが栽培され、属名の和名はアジサイ属という。
本種は江戸時代から栽培されている園芸品種である。
庭木や公園樹とされている。
従来は山紫陽花(ヤマアジサイ)の品種の1つと考えられていた。
しかし、最近の研究で蝦夷紫陽花(エゾアジサイ)との中間的形質をもつことがわかってきた。
そのため下記のように学名も変化してきている。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は楕円形でやや細長く、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がなく、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から7月くらいである。
中心に多数の両性花、周辺に装飾花がある。
両性花の色は白く、装飾花は白から紅色へと変わる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ヨーロッパに持ち帰られて赤色系の西洋紫陽花(セイヨウアジアイ)の交配親になっているともいわれて。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hydrangea serrata var. japonica(syn. Hydrangea serrata var. serrata f. rosalba)


★紅色にほんのり色づく飾り花
 江戸の世からの贈り物だね

紅額(ベニガク)_d0125765_1572672.jpg


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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2016-06-10 15:09 | 夏の花
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