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筑紫油萱(ツクシアブラガヤ)

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筑紫油萱(ツクシアブラガヤ)はカヤツリグサ科ホタルイ属(スキルプス属)の多年草である。
スキルプス属は世界に120種くらいが分布する。
日本にも蛍藺(ホタルイ)などが分布し、属名の和名をホタルイ属という。
本種は日本固有種である。
九州の熊本県、鹿児島県に分布し、丘陵地や山地の渓流沿いなどに稀に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
基本種のスキルプス・ロストホルニーは中国の四川省、雲南省などに分布する。
草丈は60センチから100センチくらいである。
茎の断面は角のはっきりしない三角形である。
根際から生える葉は幅が6ミリから8ミリくらいの線形である。
開花時期は5月から6月である。
花序は褐色の小穂が2つから5つずつ集まる。
秋に赤褐色に熟し、小さなそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)をつける。
属名の Scirpus はイグサかそれに似た植物のラテン名を転用したものである。
種小名の rosthornii はオーストリアの外交官で植物採集家だった「ロストホルン(Arthur von Rosthorn, 1862-1945)さんの」という意味である。
変種名の kiushuensis は「九州の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Scirpus rosthornii var. kiushuensis


★とりあえず撮っておこうか油萱
 違いを知るは後に譲って

筑紫油萱(ツクシアブラガヤ)_d0125765_18224184.jpg

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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2015-06-15 18:26 | 夏の花
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