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浜葫(ハマニンニク)

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浜葫(ハマニンニク)はイネ科エゾムギ属(エリムス属)の多年草である。
エリムス属は世界に150種くらいが分布する。
日本にも絶滅危惧種だが蝦夷麦(エゾムギ:Elymus sibiricus)などが分布するので、属名の和名をエゾムギ属という。
本種は北海道から九州の北部にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
ただし、太平洋側は茨城県までである。
海外では、中国東北部、東シベリア、北アメリカ北西部にも分布する。
和名の由来は、葉の形が葫(ニンニク)に似ていることからきている。
別名をテンキ草(テンキグサ)ともいう。
「テンキ」はアイヌの人びとの言葉で、この葉で編んだ籠を意味する。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、平たく細長い。
開花時期は6~7月である。
茎先に円柱状の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
花穂は初め緑色で、後に白っぽい褐色となる。
属名の Elymus はギリシャ語の「elyo(卷く)」からきている。穀粒が内外の果穎に固く抱かれていることから名づけられた。
種小名の mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
3枚目は9月につくば植物園で撮った。
学名:Elymus mollis


★ニンニクの由来はどこにあるのかと
 訝りながら名札を見詰め

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花・ガーデニング
by sikino-hana | 2014-07-06 16:28 | 夏の花
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