人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 小楢(コナラ) 孟宗竹(モウソウチク) >>

霧島岩杪羅(キリシマイワヘゴ)

霧島岩杪羅(キリシマイワヘゴ)_d0125765_11132846.jpg

霧島岩杪羅(キリシマイワヘゴ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
「羅」の文字にはキヘンがつくが、ここでは仮に用いている。
徳島県、宮崎県に分布し、山地の林の中や渓流沿いに生えるシダ植物である。
海外では、中国の浙江省にも分布する。
ニホンジカの食害で個体数を急速に減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
根茎は短くて直立する。
葉身は披針形(笹の葉のような形)で、長さは35~60センチくらいある。
上部の半分くらいが幅が広く、先のほうは鋭く尖る。
胞子嚢群は中筋と葉の縁の間に並ぶ。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の hangchowensis は中国の「杭州の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dryopteris hangchowensis


★その数がどんどん減っているようだ
 シダの仲間も大変だよね

霧島岩杪羅(キリシマイワヘゴ)_d0125765_11174566.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル





花・ガーデニング
by sikino-hana | 2013-09-29 11:19 | 観葉植物
<< 小楢(コナラ) 孟宗竹(モウソウチク) >>