人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< プリムラ・ダリアリカ 淀川躑躅(ヨドガワツツジ) >>

類葉牡丹(ルイヨウボタン)

類葉牡丹(ルイヨウボタン)_d0125765_10324434.jpg

類葉牡丹(ルイヨウボタン)はメギ科ルイヨウボタン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、ウスリーなどにも分布する。
和名の由来は、葉が牡丹(ボタン)に似ることからきている。
草丈は40~60センチくらいである。
根茎は横に這い、茎は直立をする。
葉は2~3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
いわゆる三つ葉を2~3回繰り返して1枚の葉となる。
小葉の形は長めの卵形で、先が3つに浅く裂けるものもある。
葉の質は薄く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4~6月である。
茎先や葉の脇に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの淡い黄緑色の花をつける。
6枚の花びらのように見えるのは萼片である。
6枚の実際の花弁は花の真ん中近くにあり、蜜線となっている。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後には青い果実状の種子がつき、秋に藍色に熟する。
子房が膨らまず裸の種子が実のようになっているのである。
属名の Caulophyllum はコロンビアの「caulos(茎)+phyllum(葉)」からきている。茎が大きく広がる葉の柄のように見えることから名づけられた。
種小名の robustum は「大形の」という意味である。
写真は4月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Caulophyllum robustum


★めずらしい名前は葉っぱにちなむけど
 花も実もなる類葉牡丹
類葉牡丹(ルイヨウボタン)_d0125765_10325779.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル






花・ガーデニング
by sikino-hana | 2013-05-13 10:34 | 春の花
<< プリムラ・ダリアリカ 淀川躑躅(ヨドガワツツジ) >>