蝦蔓(エビヅル)はブドウ科ブドウ属の落葉蔓性木本である。
北海道南部から沖縄にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
巻きひげで他の木にからみつく。
葉は単葉で、互い違いに生える(互生)。
長さは5~15センチ、幅は5~10センチで、手のひら状に浅く3つから5つに裂ける。
縁には疎らに浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
裏面には赤褐色の綿毛がある。
開花時期は6~8月である。
葉と向かい合って円錐花序を出し、黄緑色の小さな花をつける。
花びらは5枚で先がくっつき、開花すると落ちる。
雌雄異株である。
どちらも黄緑色で、雄花には雄しべが5本あり、雌花にも雄しべが5本と雌しべが1本ある。
花の後にできる実は球形の液果(水分を多く含み中に種が1つある)で、10月ころに黒く熟する。
甘酸っぱい味がして食べられる。
葉は秋には紅葉する。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の ficifolia は「イチジク属(Ficus)のような葉の」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Vitis ficifolia
★蝦蔓はブドウの仲間するすると
蔓を伸ばして木に絡みつき
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by sikino-hana
| 2012-07-16 11:17
| 夏の花
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