<< 高嶺海老根(タカネエビネ) 東白糸草(アズマシライトソウ) >>

海老根(エビネ)

d0125765_817561.jpg

海老根(エビネ)はラン科エビネ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、低山の林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島の南部や中国にも分布する。
味わいのある花なので山草愛好家のターゲットとなり、採取によって減少している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名の由来は、茎と根の様子を海老に見立てたものである。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は常緑で長さ20センチ、幅5センチくらいあり、縮れている。
葉の数は3~4枚で、地際から生える。
開花時期は4~5月である。
花の色は茶褐色、緑褐色、緑白色など変異が多い。
花は花弁3枚と萼片3枚からなる。
花弁のうち真ん中にあるものを唇弁という。
唇弁は淡い紅色を帯びることが多い。
唇弁は3つに裂け、真ん中の裂片はさらに2つに裂ける。
唇弁の中央からつけ根の部分にかけて3本の隆起した線が入る。
花の後ろのほうに短い距があり、中に蜜が入っている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を地海老根(ジエビネ)ともいう。
原種にはこのほか、黄海老根(キエビネ)、霧島海老根(キリシマエビネ)などがある。
そのほか、さまざまな自然交雑種があり、さらに園芸品種の数も多い。
俳句の季語は春である。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Calanthe discolor


★ひょっこりと顔出す海老根不思議花
 自分の色をまさぐりて咲く
d0125765_8172850.jpg

花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



[PR]
by sikino-hana | 2012-05-11 08:20 | 春の花
<< 高嶺海老根(タカネエビネ) 東白糸草(アズマシライトソウ) >>