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木白虹(モクビャッコウ)

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木白虹(モクビャッコウ)はキク科モクビャッコウ属の常緑低木である。
小笠原諸島と沖縄に分布し、海岸の石灰岩地に生える。
海外では、台湾、中国、フィリピンなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
沖縄方言では「イシヂク」という。
「石菊」の意味になる。
樹高は30~80センチくらいである。
枝分かれが多く、傘状の樹形となる。
茎や葉には灰色の軟毛が密生しおり、全体が灰色に見える。
開花時期は10~12月である。
黄色い地味な花をつけるが、観賞価値はあまりない。
まとまった樹形と葉が魅力の植物である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
中国では薬用とされる。
属名の Crossostephium はギリシャ語の「crosso(縁飾り)+stephium(花冠)」からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Crossostephium chinense


★潮風は元気の基と姿よく
 木白虹の備えた気品
木白虹(モクビャッコウ)_d0125765_9425567.jpg

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by sikino-hana | 2011-11-06 09:45 | 秋の花
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