真弓(マユミ)はニシキギ科ニシキギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、丘陵や山地の林の中に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
緑白色をした花径1センチくらいの小さな4弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、淡い紅色に熟すと4つに裂ける。
和名の由来は、弓を作るのに用いたことからきている。
材はこけしや将棋の駒をつくるのに用いられている。
漢字では「檀」とも書く。
俳句では「檀の実」が秋の季語である。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の sieboldianus は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
写真は10月に箱根強羅公園で撮った。
学名:Euonymus sieboldianus
★しなやかに弓ひきしぼり青空に
わたし飛ばして悔いはないから
花図鑑
植物図鑑
by sikino-hana
| 2011-10-15 09:14
| 果実
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