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丸葉金鈴花(マルバキンレイカ)

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丸葉金鈴花(マルバキンレイカ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の新潟県にかけて分布し、山地の斜面や岩場に生える。
草丈は30~70センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁は羽状に浅く裂けてぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には翼がある。
開花時期は7~8月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花径は4~5ミリで、花冠の先は5つに深く裂ける。
花冠のつけ根の部分には半円形の小さな距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
雄しべは4本で、花冠から突き出る。
雌しべは1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Patrinia はフランスの植物採集家「パトラン(E. L. M. Patrin)さん」の名からきている。
種小名の gibbosa は「瘤のある」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Patrinia gibbosa


★星屑を散らすがごとく鮮やかに
 あたりを照らす丸葉金鈴花
丸葉金鈴花(マルバキンレイカ)_d0125765_15375894.jpg

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by sikino-hana | 2011-08-09 09:36 | 夏の花
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