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姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)

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姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)はアヤメ科クロコスミア属の多年草である。
フランスで交配によって作出された。
交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン:Crocosmia aurea)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ:Crocosmia pottsii)で、どちらも南アフリカが原産地である。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
園芸品種として入ってきたが、今では各地で野生化している。
英名をモントブレチア(montbretia)という。
草丈は50~80センチくらいになる。
葉は先のとがった線形で2列に並んで立ち、互い違いに生える(互生)。
葉の中央に縦の筋がある。
開花時期は7~8月である。
花茎から3~5個の穂状花序を出し、それぞれにたくさんの花をつける。
花の色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がる。
花びら(花被片)は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元のほうでくっついている。
雄しべは3本、花柱(雌しべ)が1本ある。
花柱の先は3つに裂けている。
結実はせず、球根で増える。
属名の Crocosmia はギリシャ語の「crokos(サフラン)+osme(匂い)」からきている。サフランの香りがするということで名づけられた。
種小名の crocosmiiflora は「サフランの香りのする花の」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Crocosmia x crocosmiiflora


★濡れそぼりだらりの帯を垂らしたる
 風情しおらしモントブレチア
姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)_d0125765_8525956.jpg

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by sikino-hana | 2011-07-29 08:55 | 夏の花
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