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二色空木(ニシキウツギ)

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二色空木(ニシキウツギ)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけての太平洋岸に分布し、山地に生える。
樹高は1~3メートルである。
若い枝には毛が生えている。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には葉脈に沿って毛が生える。
開花時期は5~6月である。
葉の脇や枝先に2~3輪ずつ、白い漏斗形の花をつける。
花は淡い黄色を帯びており、花冠の先は5つに裂ける。
花は咲き進むと紅色に変わる。
初めから花の色が紅色のものもあり、紅花二色空木(ベニバナニシキウツギ)と呼ばれる。
花の後につく実は硬い円筒形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、11月ころに熟して裂ける。
同じように花の色が変化するものに箱根空木(ハコネウツギ)がある。
こちらは太平洋側の海岸に近い傾斜地に生える。
若い枝には毛が生えないなどの違いがあるが、中間型のものもあって区別しにくいという。
属名の Weigela はドイツの科学者「ウェイゲル(Weigel)さん」の名からきている。
種小名の decora は「美しい」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Weigela decora


★名前だけ聞いていたけどこの花か
 二色空木をどう見分けるの
二色空木(ニシキウツギ)_d0125765_9275671.jpg

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by sikino-hana | 2011-05-27 09:28 | 夏の花
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