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蔓蛸の木(ツルタコノキ)

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蔓蛸の木(ツルタコノキ)はタコノキ科ツルアダン属の常緑多年草である。
学名からフレイキネティア・ムルティフロラの名で表示するところもある。
原産地はフィリピンである。
英名はフラワーリング・パンダナス(flowering pandanus)である。
パンダナスは「蛸の木」のことである。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎を他の植物体に絡ませて伸びる。
葉は長さ30センチ、幅2センチくらいの披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で艶があり、縁には棘がある。
開花時期は冬から春である。
雌雄異株である。
茎先に緑色の肉穂花序花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)をつける。
花を包んでいるオレンジ色のものは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
花の後にできる実は円筒形の集合果である。
葉、茎、根などはマットやサンダルに加工される。
属名の Freycinetia はフランスの海洋探検家「フレシネ(Freycinet)」の名からきている。
種小名の multiflora は「多数花の」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Freycinetia multiflora


★鮮やかな色がいかにも南国の
 ムード伝える蔓蛸の木は
蔓蛸の木(ツルタコノキ)_d0125765_7513730.jpg

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by sikino-hana | 2011-01-09 07:52 | 冬の花
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