煙草草(タバコソウ)はミソハギ科クフェア属の常緑小低木である。
原産地はメキシコからグアテマラにかけた一帯である。
学名のクフェア・イグネアの名で表示するところもある。
英名はシガープラント(cigar plant)である。
和名はこれを訳したものである。
花の様子を火のついたタバコに譬えたものである。
クフェア属(Cuphea)の仲間としては、日本ではメキシコ花柳(メキシコハナヤナギ)がよく知られている。
樹高は30センチから50センチくらいである。
よく枝分かれをする。
枝には毛が生えている。
葉は幅の狭い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から11月である。
花は葉と葉の間につく。
花のように見える紅色の筒状のものは萼である。
先に黒紫色の輪があり、その外側は白い。
花弁はない。
別名を紅丁字(ベニチョウジ)とするものもある。
ただし、これは紛らわしい。
ケストルム・エレガンスの和名が同一だからである。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cuphea ignea
★筒形の花は深紅の煙草草
煙出るかなぷかりぷかぷか
花図鑑
今日の花ドットコム
by sikino-hana
| 2010-11-05 05:35
| 秋の花
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