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胡麻菜(ゴマナ)

胡麻菜(ゴマナ)_d0125765_752844.jpg

胡麻菜(ゴマナ)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州に分布し、山地から高山の草地などに生える。
地下に太い地下茎があり、直立する茎を出して群生する。
草丈は100センチから150センチくらいである。
ただし、高山では背丈は低い。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎や葉には細かい毛があってざらつく。
開花時期は8月から10月である。
茎先でたくさん枝分かれをして、白い菊(キク)に似た小さな花(頭花)をつける。
花径は15ミリくらいで、真ん中の筒状花は黄色く、周りの舌状花は白い。
名の由来は、葉が胡麻(ゴマ)に似ていて、食べられる草であるというところからきている。
なお、北海道や東北北部には大形の蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ)が分布する。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Aster glehnii var. hondoensis


★秋の野を胡麻菜の花が埋め尽くす
 静かな景色じっと眺めて

胡麻菜(ゴマナ)_d0125765_754789.jpg

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by sikino-hana | 2010-09-11 07:06 | 秋の花
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