青の栂桜(アオノツガザクラ)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や草地に生える。
海外では、サハリンや千島列島、アリューシャン列島、アラスカなどにも分布する。
樹高は10センチから20センチくらいである。
葉は針状の線形で針葉樹の栂(ツガ)に似ており、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
枝先に長さ7ミリから8ミリの壺形の花を下向きにつける。
花の色は緑白色で、花冠の先は浅く5つに裂ける。
花の柄や萼片には腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
雄しべは10本である。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Phyllodoce aleutica
★高山の岩場に低く陣広げ
壺形の花どっと咲かせて
花図鑑
今日の花ドットコム
by sikino-hana
| 2010-09-03 06:04
| 夏の花
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