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南部虎の尾(ナンブトラノオ)

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南部虎の尾(ナンブトラノオ)はタデ科イブキトラノオ属の多年草である。
岩手県早池峰山の固有種で、蛇紋岩の礫地に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根茎は太い。
根際から生える葉は卵形で長い柄があり、数枚が生える。
茎にも小さな葉が2、3枚つく。
開花時期は7月から8月である。
茎先に短い円柱形の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花をたくさんつける。
花弁はなく萼片が5枚である。
写真は7月にアルプの里で撮った。
学名:Bistorta hayachinensis


★いまだ見ぬ花に出合えたうれしさを
 噛み締めながら姿とらえて

南部虎の尾(ナンブトラノオ)_d0125765_5191998.jpg

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by sikino-hana | 2010-07-08 05:20 | 夏の花
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