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肝木(カンボク)

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肝木(カンボク)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
日本各地に分布するが、特に東北・北海道の山地に多く見られる。
日当たりがよくやや湿った林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉には柄があり、卵形で3つに浅く裂け、向かい合って生える。
開花時期は5月から7月である。
枝先に額紫陽花(ガクアジサイ)に似た花をつける。
周囲は5裂した白い装飾花、中央が両性花である。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で赤く熟し、葉が落ちた後もそのまま残る。
材は爪楊枝などに用いられている。
写真は6月に北大植物園で撮った。
実の写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Viburnum opulus var. calvescens


★北国に春を伝える肝木は
 白い冠君に捧げて

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by sikino-hana | 2010-07-02 05:36 | 夏の花
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