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二股蒲公英(フタマタタンポポ)

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二股蒲公英(フタマタタンポポ)はキク科フタマタタンポポ属の多年草である。
一見すると普通の蒲公英(タンポポ)に似ているが、別の属に分類されている。
茎が中空ではない点が異なる。
近縁種には蝦夷高嶺苦菜(エゾタカネニガナ)や園芸種の桃色蒲公英(モモイロタンポポ)がある。
夕張山系、大雪山系、日高山系などに分布する北海道固有種である。
山地の岩礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎が二股に分かれるのが特徴だが、すべての茎が必ず分かれるわけではない。
根際から生える葉は細長い楕円形をしていて、蒲公英(タンポポ)と同じように羽状に裂ける。
葉に軟毛が生えているのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
たくさんの舌状花からなる黄色い頭花をつける。
茎の上部や総苞にも毛が生えている。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Crepis hokkaidoensis


★蒲公英とそっくりだけどあれ不思議
 二股蒲公英風にゆらゆら

二股蒲公英(フタマタタンポポ)_d0125765_10101931.jpg

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by sikino-hana | 2010-06-20 10:11 | 夏の花
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