旗竿桔梗(ハタザオキキョウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
学名からカンパニュラ・ラプンクロイデスの名でも呼ばれている。
原産地はヨーロッパである。
日本へは大正時代に園芸用として渡来した。
繁殖力が強く、各地で野生化している。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から7月である。
直立した茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、旗竿のように紫色をした鐘形の花をつける。
花の長さは10ミリから13ミリくらいで、花冠は先で5つに裂ける。
萼片は5枚で、緑色である。
雄しべは5本である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Campanula rapunculoides
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花図鑑
by sikino-hana
| 2010-06-09 05:39
| 夏の花
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