蔓猫目草(ツルネコノメソウ)はユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草である。
北海道から本州の近畿地方と四国の徳島県に分布し、山地の沢沿いなどに生える。
草丈は5センチから15センチくらいである。
花の後に細い蔓(走出枝)を伸ばす。
茎につく葉は幅の広い卵形で縁が浅く切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
茎先に直径5ミリくらいの淡い黄緑色の花を数個つける。
雄しべは8本である。
花弁のように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
苞は幅の広い卵形で平開し、黄緑色をしている。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Chrysosplenium flagelliferum
★なかなかにスマートだよねこの花は
水辺にほっそり姿を見せて
花図鑑
by sikino-hana
| 2010-05-25 05:40
| 春の花
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