人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 難波津(ナニワズ) 蝦夷延胡索(エゾエンゴサク) >>

小島延齢草(コジマエンレイソウ)

小島延齢草(コジマエンレイソウ)_d0125765_4492384.jpg

小島延齢草(コジマエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
北海道の南西部に分布し、比較的海岸に近いところに生える。
名の由来は、松前の沖合いに浮かぶ渡島小島からきている。
海外では、サハリンの南部にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は茎の上部に3枚が輪生する。
葉は丸みのある菱形で、先はやや尖る。
開花時期は5月から6月である。
花の色は紅紫色である。
3枚の花びらのように見える萼片がある。
その他に花弁を0~3枚つける。
つまり、花弁のある個体とない個体がある。
花弁のないものは延齢草(エンレイソウ)に似るが、雄しべの葯が長いことで区別する。
延齢草(エンレイソウ)と大花の延齢草(オオバナノエンレイソウ)の雑種である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Trillium amabile


★謎多き花の神秘に触れたきと
 再び訪ね咲くに出合いて

小島延齢草(コジマエンレイソウ)_d0125765_4494258.jpg

花図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
by sikino-hana | 2010-05-09 04:50 | 春の花
<< 難波津(ナニワズ) 蝦夷延胡索(エゾエンゴサク) >>