丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)はヒルガオ科ルコウソウ属の一年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
日本へは江戸時代の末期に観賞用として渡来した。
今ではほとんど栽培されず、中部地方以西に帰化し、空き地や荒地などで野生化している。
左巻きの蔓性である。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖っており、つけ根の部分は心形で葉柄がある。
開花時期は8~10月である。
ラッパのような形をした小さな花を次から次へに咲かせる。
花の色は朱赤色で先が5つに裂け、中心部は黄色い。
萼片は5枚、雄しぺは5本である。
一日花で、午後にはしぼんでしまう。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Quamoclit coccinea
★しっとりと染まる朱色は妖しくて
小形なれども大人の風情
花図鑑
by sikino-hana
| 2009-10-01 05:48
| 秋の花
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