八代草(ヤツシロソウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
日本固有種である。
阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきている。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は幅の広い被針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
茎先に筒状で紫色をした花が集まって上向きに咲く。
花径は2センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Campanula glomerata var. dahurica
★絶滅の危機に晒され支援待つ
八代草の花は紫
花図鑑
by sikino-hana
| 2009-08-19 05:35
| 夏の花
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