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唐糸草(カライトソウ)

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唐糸草(カライトソウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
日本の固有種である。
本州の中部地方北部から北陸地方にかけて分布し、日本海側の亜高山や高山の砂礫地や草地に生える。
また、観賞用として植えられている。
草丈は40~90センチくらいである。
根際から生える葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は長い楕円形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は小さい。
開花時期は7~9月である。
茎先に長さ10センチくらいの紅色の穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
花は上から下へと咲いていく。
花びらはなく、萼片が4枚で、雄しべが萼片より長く突き出す。
名の由来は、この糸状の花糸を絹糸に見立てたものである。
学名は白山にちなんだものである。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Sanguisorba hakusanensis


★鮮やかなピンクの色がよく似合う
 唐糸草は日本の宝

唐糸草(カライトソウ)_d0125765_1024071.jpg

花図鑑

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by sikino-hana | 2009-08-02 10:03 | 夏の花
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