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エキウム・カンディカンス

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エキウム・カンディカンスはムラサキ科シャゼンムラサキ属(エキウム属)の多年草である。
エキウム属は全体で60種くらいが分布する。
日本では、地中海沿岸地方が原産のエキウム・プランタギネウム(Echium plantagineum)が帰化していて車前紫(シャゼンムラサキ)の和名があり、属名の和名をシャゼンムラサキ属という。
本種は異名をエキウム・ファストスム(Echium fastuosum)という。
原産地はアフリカ西岸のマデイラ諸島である。
草丈は1メートルから2メートルくらいである。
葉は幅の狭い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には銀白色の毛が生える。
開花時期は4月から6月くらいである。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、青色ないし白の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Echium はギリシャ神話の登場人物「エキーオーン(Echion)」の名からきている。
種小名の candicans は「白毛状の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Echium candicans


★痩せた地に育つそうだよエキウムは
 大きな花房きれいだけれど

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by sikino-hana | 2016-04-30 15:45 | 春の花

アネモネ・セントブリジッド

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アネモネ・コロナリアはキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草である。
アネモネ属は北半球に150種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも固有種である一輪草(イチリンソウ)などが分布するので、属名の和名はイチリンソウ属という。
一般にアネモネの名で流通しているものが、このアネモネ・コロナリアである。
イスラエルなど地中海沿岸地方に自生する野生種を、ヨーロッパで園芸用に改良した。
自生地の一つであるパレスチナから十字軍の土産としてヨーロッパに導入され、15世紀から18世紀にかけてイギリスとオランダで盛んに育種が行われたのだという。
日本へは明治時代に渡来し、俳句の季語ともなっている。
標準和名を花一華(ハナイチゲ)、別名を牡丹一華(ボタンイチゲ)という。
セントブリジッド(St. Brigid)はイギリスで育成された園芸品種のグループである。
英名の一般名はアネモネ・セントブリジッド(Anemone St. Brigid mix)である。
花が半八重になるのが特徴である。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は手のひら状に深く裂ける。
開花時期は3月から4月である。
写真のものは紅色だが、花の色は白、桃色、青紫色など多彩である。
花びらは軟らかくて丸みがある。
ただし、花びらは花弁ではなく萼片である。
咲いて数日で、花びらがばらっとしてしまうのが難点である。
属名の Anemone はギリシャ語の「anemos(風)」からきている。
ギリシャ神話では、女神アフロディーテの涙から生まれた花といわれ、ローマ神話では風の神ユピテルに愛された少女の生まれ変わりだとされる。
種小名の coronaria は「花冠のある」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Anemone coronaria 'Saint Brigid Mix'


★ふくよかに咲いた紅花美しく
 アネモネだとは思えぬほどで

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by sikino-hana | 2016-04-29 12:13 | 春の花

金魚(キンギョ)

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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
金魚(キンギョ)もその中の1つである。(チューリップ図鑑参照)
富山県で育成された品種である。
作成者は入善町の杉沢さんで、金魚や鯉の繁殖が趣味という。
晩生咲き(4月下旬から5月)の一重遅咲き系(SL:Single Late)に含まれる。
草丈は長茎(55センチから60センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色はオレンジ色である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
写真は4月に砺波チューリップ公園で撮った。
学名:Tulipa 'Kingyo'


★故知れば微笑浮かぶ金魚の名
 富山の地にも春の訪れ

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by sikino-hana | 2016-04-28 14:03 | 春の花

フォレストパンジー

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アメリカ花蘇芳(アメリカハナズオウ)マメ科ハナズオウ属(ケルキス属)の落葉高木である。
ケルキス属は世界の温帯を中心に10種くらいが分布する。
日本では中国原産の花蘇芳(ハナズオウ)が江戸時代の初期に渡来して庭木とされており、属名の和名をハナズオウ属という。
アメリカ花蘇芳(アメリカハナズオウ)の原産地は北アメリカである。
カナダのオンタリオ州から合衆国のフロリダ州にかけて東部に分布する。
フォレストパンジー(Forest Pansy)はその園芸品種である。
特徴は葉の色が暗い赤紫色をしていることである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉はハート形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は淡い紅色で、蝶形をしている。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Cercis はギリシャ語の「cercis(小刀のさや)」からきている。さやの形が似ていることから名づけられた。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
園芸品種名の Forest Pansy は「森のパンジー」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Cercis canadensis 'Forest Pansy'


★調べれば変わっているよ葉の色が
 また来てみようフォレストパンジー

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by sikino-hana | 2016-04-27 14:12 | 春の花

穂咲きの碇草(ホザキノイカリソウ)

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穂咲きの碇草(ホザキノイカリソウ)はメギ科イカリソウ属(エピメディウム属)の多年草である。
エピメディウム属は中国を中心に50種くらいが分布する。
日本にも碇草(イカリソウ)などが分布するので、属名の和名をイカリソウ属という。
原産地は中国で、湖北省、四川省などに分布する。
日本へは江戸時代の後期に薬用として渡来した。
茎や葉を乾燥したものを生薬の淫羊霍(いんようかく)といい、強壮、強精薬とする。
草丈は30センチから40センチくらいである。
地下茎は匍匐する。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は卵形で質が硬く、縁には少数の鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇から穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5ミリくらいの小さな花をつける。
萼片は白ないし淡い紫色で8枚あり、花弁は黄色で4枚である。
花弁は萼片よりも小さい。
碇草(イカリソウ)のような長い距はない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉で、イカリソウに転用された。
種小名の sagittatum は「やじり形の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Epimedium sagittatum


★目立たない花は曲者隠された
 効能知れば人は振り向き

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by sikino-hana | 2016-04-26 14:12 | 春の花

柊南天擬き(ヒイラギナンテンモドキ)

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柊南天擬き(ヒイラギナンテンモドキ)はキンポウゲ科クサントリザ属の多年草(半低木)である。
1属1種である。
原産地は北アメリカである。
カナダから合衆国にかけて東海岸側に分布し、水辺などに生える。
和名は柊南天(ヒイラギナンテン)に似ているということなのだろうが、どこが似ているのかはっきりしない。
YListでは属名のクサントリザを標準和名としている。
英名はイエロールート(yellowroot)である。
「黄色い根」という意味になる。
草丈は40センチから90センチくらいである。
地下茎が伸びて繁殖する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には切れ込みがある。
開花時期は4月から5月である。
茎の上部に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな暗い紫色の花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいである。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
葉は秋に黄葉する。
植物体にアルカロイドの1種であるベルベリンが含まれており、薬用として利用される。
属名の Xanthorhiza はギリシャ語の「xanthos(黄色い)+rhizoid(根の)」からきている。
種小名の simplicissima は「まったく単一の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Xanthorhiza simplicissima


★小さくて地味な花だがびっしりと
 咲かせ不思議なムードたたえて

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by sikino-hana | 2016-04-25 13:35 | 春の花

匂い文目(ニオイアヤメ)

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匂い文目(ニオイアヤメ)はアヤメ科アヤメ属(イリス属)の多年草である。
イリス属は世界の温帯に150種くらい分布する。
日本にも文目(アヤメ)などが分布し、属名の和名をアヤメ属という。
本種の原産地はクロアチアのダルマチア地方で岩場に生える。
英名はダルマチアンアイリス(Dalmatian iris)という。
現在では広く帰化し、ジャーマンアイリスの交配親ともなっている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は剣状で、青緑色である。
開花時期は4月から6月である。
花の色は淡い紫色や淡い黄色などのものがある。
内花被片と外花被片が3枚ずつある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ヨーロッパでは、根茎を薬用に用いる。
また、根茎から採れるイリス精油はフランス香水の原料となり、そのために栽培されている。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味し、転じて植物名となった。
種小名の pallida は「淡い色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Iris pallida


★花だけを見ても違いはわからぬが
 香り生み出す秘密はどこに

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by sikino-hana | 2016-04-24 15:24 | 春の花

佐藤錦(サトウニシキ)

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西洋実桜(セイヨウミザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
通称を桜ん坊(サクランボ)といい、広く栽培されている。
原産地はヨーロッパで、西アジアからヨーロッパ、北アフリカにかけて分布する。
樹高は15メートルから20メートルくらいになる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざがある(鋸歯)。
葉の裏側の葉脈上には軟毛が生える。
日本へ渡来したのは1868年(明治元年)である。
気候的な適性から山形県をはじめとする東北地方や北海道の日本海側で栽培されるようになった。
山形県では桜ん坊(サクランボ)が「県の木」に指定され、佐藤錦(サトウニシキ)などの品種が生まれている。
佐藤錦(サトウニシキ)の始まりは1912年(大正元年)のことである。
山形県東根市の佐藤栄助さんが、ナポレオンと黄玉(キダマ)を交配してできたと推定される実生から育成を開始した。
開花時期は4月から5月である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
桜(サクラ)に似た5弁の白い花が散状に集まって咲く。
萼は反り返っている。
花の後にできる実は直径2センチくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、6月から7月に赤く熟する。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の avium は「鳥の」という意味である。
花の写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は6月に山形市内で撮った。
学名:Prunus avium 'Satounisiki'


★この花がやがて実れば桜ん坊
 ほっぺの落ちる佐藤錦に

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by sikino-hana | 2016-04-23 12:59 | 春の花

ベンガルコーヒーの木(ベンガルコーヒーノキ)

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ベンガルコーヒーの木(ベンガルコーヒーノキ)はアカネ科プシランツス属の常緑低木である。
プシランツス属はアジアやアフリカに20種くらいが分布する。
本種はかつてはコーヒーノキ属(Coffea)に含まれていたが、フランス人の植物学者ルロワ(Jean-Francois Leroy, 1915-1999)さんによって再分類された。
本種の原産地はインド、マレー半島で、栽培もされている。
世界のコーヒーの大半はアラビカ種(Coffea arabica)だが、それとは異なる少数派である。
自家受粉の可能なことが特徴である。
樹高は3メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は春から夏にかけてである。
花は葉の脇につき、花径2センチくらいの白い合弁花で、5つに深く裂ける。
花の後につける実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
実の中には種が2つ入っていて、それがコーヒーになる。
属名の Psilanthus はギリシャ語の「psilos(裸)+anthos(花)」からきている。
種小名の bengalensisは「(インドの)ベンガル地方の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園の温室で撮った。
学名:Psilanthus bengalensis(syn. Coffea bengalensis)


★星形の花は真白く照り映えて
 気品備えたベンガルコーヒー

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by sikino-hana | 2016-04-22 14:58 | 春の花

筑紫哨吶草(ツクシチャルメルソウ)

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筑紫哨吶草(ツクシチャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属(ミテラ属)の多年草である。
ミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布する。
日本には哨吶草(チャルメルソウ)など10種の固有種が分布し、属名の和名をチャルメルソウ属という。
本種も日本固有種である。
四国の愛媛県、九州の大分県、熊本県、宮崎県に分布し、山地の谷沿いなどに生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
和名の由来は、実の形がチャルメラ(先の開いた喇叭)に似ていて、筑紫(この場合は九州の総称)に産することからきている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、3つから5つに浅く裂ける。
葉の縁には不規則で鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には白い毛と腺毛(毛先から粘液質やゴム質の液を分泌する毛)が生える。
開花時期は4月から6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色をした小さな5弁花をたくさんつける。
花弁は5つから7つに裂け、あまり反り返らない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。
種小名の kiusiana は「九州の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Mitella kiusiana


★花びらと葉っぱで違いわかるかな
 どんな具合に撮れているかな

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by sikino-hana | 2016-04-21 10:20 | 春の花