<   2014年 10月 ( 8 )   > この月の画像一覧

宮古島蔓豆(ミヤコジマツルマメ)

d0125765_10474470.jpg

宮古島蔓豆(ミヤコジマツルマメ)はマメ科ダイズ属(グリキネ属)の蔓性一年草である。
グリキネ属はオーストラリアから東アジアにかけて20種くらいが分布する。
代表種は大豆(ダイズ)で、属名の和名もダイズ属という。
本種は日本固有種である。
沖縄県の宮古島や石垣島に分布し、海岸近くの道ばたや荒れ地に生える。
澎湖蔓豆(ボウコツルマメ)の近縁種で、そこから分化したものと考えられている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20~30センチである。
茎は細くて地面を這い、微毛が疎らに生える。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は楕円形で、裏面には毛が生える。
開花時期は8~9月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの青紫色をした蝶形の花を数輪つける。
花の後にできる実は長さ2センチくらいの扁平な豆果(莢の中に種子が入るもの)で、中には5個くらいの種子が入っている。
属名の Glycine はギリシャ語の「glycys(甘い)」からきている。大豆の味からつけられた名である。
種小名の koidzumii は日本の植物分類学者「小泉源一(こいずみ・げんいち, 1883-1953)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Glycine koidzumii


★沖縄へ行けばまだまだいろいろな
 花があるなと思いを馳せて

d0125765_10475844.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-22 10:50 | 秋の花

デンドロビウム・ビオラケオフラベンス

d0125765_1372675.jpg

デンドロビウム・ビオラケオフラベンスはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらいが分布する着生種である。
属名の読み方はデンドロビュームとするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はニューギニア島の西部である。
熱帯雨林の岩の上に生える着生種である。
草丈は50~200センチくらいである。
葉は肉厚の披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は秋から冬である。
長さ30~60センチの花茎を伸ばし、総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。
花径は4~6センチくらいあり、花の色は黄緑色である。
花弁の縁は濃い色になり、真ん中は白っぽい。
唇弁には紅紫色の筋模様が入る。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の violaceoflavens は「紅紫色の淡い黄色の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium violaceoflavens


★熱帯の森に育ったその証
 ここを見てよと唇染めて

d0125765_1374140.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-18 13:11 | 秋の花

這い耳形羊歯(ハイミミガタシダ)

d0125765_1014244.jpg

這い耳形羊歯(ハイミミガタシダ)はヒメシダ科ヒメシダ属(テリプテリス属)の常緑多年草である。
テリプテリス属は世界に900種くらいが分布する。
日本にも姫羊歯(ヒメシダ)などが分布し、属名の和名をヒメシダ属という。
本種の原産地は福岡県、鹿児島県である。
しかし、1981年を最後に現存が確認されていない。
環境省のレッドデータリスト(2012)では野生絶滅(EW)に登録されている。
海外では、中国の南西部からヒマラヤにかけて分布する。
根茎は長く横に這い、やや間隔をおいて葉をつける。
全体に毛が生えている。
葉柄は長さが10センチから30センチくらいで、下部には鱗片がある。
葉身は長い楕円形で長さは100センチくらいあり、2回羽状に裂ける。
胞子嚢群は裂片の縁と中肋の中間につく。
形は円形か楕円形で、包膜はない。
属名の Thelypteris はギリシャ語の「thelys(女性の)+pteris(シダ)」からきている。
種小名の aurita は「耳を持つ」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Thelypteris aurita


★屋久島がその故郷であると聞き
 原始の森に思いを馳せて

d0125765_1015879.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-12 10:04 | 観葉植物

デンドロビウム・スミリアエ

d0125765_10383741.jpg

デンドロビウム・スミリアエはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらいが分布する着生種である。
園芸品種もたくさん作出されている。
属名の読み方はデンドロビュームとするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はオーストラリア北東部のクイーンズランド州とニューギニア島とである。
標高600メートルまで低地の森の樹木や岩に着生する。
英名をザ・ボトルブラシ・オーキッド(The Bottlebrush Orchid)という。
草丈は40~100センチくらいである。
葉は肉厚の披針形(笹の葉のような形)だが、開花時期には落葉する。
開花時期は秋から冬で、開花期間は長い。
長さ20センチくらいの花茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、ブラシ状にたくさんの花をつける。
花径は2センチから3センチで、花の色は黄白色である。
唇弁の先は濃い緑色になる。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の smilliae はオーストラリア人のラン愛好家「スマイリー(E.J.Smillie, 1800's)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium smilliae


★ブラシの木思わすような蘭の花
 スマイリーの名もどこか愉快で

d0125765_10385645.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-09 10:43 | 秋の花

コプシア・アルボレア

d0125765_13114455.jpg

コプシア・アルボレアはキョウチクトウ科コプシア属の常緑低木から高木である。
コプシア属は中国、東南アジア、オーストラリアなどに30種くらいが分布する。
コプシア・アルボレアは中国、インドシナ半島、フィリピン、マレーシア、インドネシア、オーストラリアなどに分布する。
標高1500メートルまでの山地に生える。
また、公園樹ともされる。
樹高は1メートルから14メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から10月くらいである。
暖地では周年開花をする。
葉の脇から散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3センチから4センチの白い花をつける。
花冠は5つに裂け、真ん中は赤い。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒紫色に熟する。
中国では民間薬ともされるが、コプシンというアルカロイドを含み有毒で注意が必要である。
属名の Kopsia はオランダ人のの植物学者「コプス(Jan Kops, 1765-1849)さん」の名からきている。
種小名の arborea は「樹木の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Kopsia arborea


★美しい花と香りに癒される
 南の国のムードたっぷり

d0125765_13121868.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-06 13:14 | 四季咲きの花

ネリネ・ウンタタ

d0125765_13461120.jpg

ネリネ・ウンタタはヒガンバナ科ネリネ属の多年草である。
ネリネ属は30種くらいあるが、すべて南アフリカ原産である。
本種はケープ地方に分布する。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は糸のように細い線形で、先が垂れる。
開花時期は10月から12月くらいである。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径4センチくらいの淡いピンクの花を数輪つける。
花被片は6枚で、細い花被片は波打ち反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
ネリネ・マソノルム(Nerine masonorum)ないしネリネ・マソニオルム(Nerine masoniorum)の近縁種で、これとシノニムとする見解もある。
撮影地ではネリネ・マソノルムの名を採用し、本種とは別種として扱っている。
属名の Nerine はギリシャ神話の海の女神「ネレイス(Nereis)」からきている。
種小名の umtata は南アフリカの東ケープ州にある河川名・都市名「ウンタタ(Umtata)」からきている。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Nerine umtata


★蕾とか花の裏側濃い色で
 コントラストが素敵な花だよ

d0125765_13462623.jpg



花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-05 13:49 | 秋の花

スパトグロッティス・キンバリアナ

d0125765_1632463.jpg

スパトグロッティス・キンバリアナはラン科コウトウシラン属(スパトグロッティス属)の多年草である。
スパトグロッティス属はインドからオーストラリアにかけて広い範囲に45種くらいが分布する地生種である。
属名の読み方はスパソグロッティスとするものもある。
日本にも八重山諸島に紅頭紫蘭(コウトウシラン)が分布するので、属名の和名はコウトウシラン属という。
本種の原産地はフィリピンからカリマンタン島で、標高600~1500メートルの森に生える。
草丈は50~80センチくらいである。
根際から生える葉は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は3~4月だが、日本の温室では秋にも咲くことがあるようである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径7センチくらいの鮮やかな黄色の花をつける。
唇弁は3つに裂けて、不思議な形をしている。
花茎はアーチ状にしなる。
属名の Spathoglottis はギリシャ語の「spatha(刀)+glossa(舌)」からきている。唇弁の裂片の形から名づけられた。
種小名の kimballiana はアメリカ人のラン愛好家「キンバル(W. S. Kimball, late 1800's)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Spathoglottis kimballiana


★鮮やかな黄色の花が目を奪う
 なるほどこれは南国の色

d0125765_16322184.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル



花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-04 16:35 | 春の花

リビナ・フミリス・アウランティアカ

d0125765_10545182.jpg

数珠珊瑚(ジュズサンゴ:Rivina humilis)ヤマゴボウ科ジュズサンゴ属の常緑多年草である。
北アメリカの南部から中南アメリカにかけて分布する。
日本でも小笠原諸島、岡山県、宮崎県などで野生化している。
リビナ・フミリス・アウランティアカはその変種である。
特徴は果実の色が黄色ないしオレンジ色になることである。
草丈は50~100センチくらいである。
枝は広がって育ち、茎のつけ根が木質化するものもある。
葉は卵形ないし幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
基本種とは異なり、葉の表面には毛が生えている。
開花時期は6~10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3ミリくらいの白ないし淡い桃色の花をつける。
花には花弁はなく、4枚の萼片が花弁のように見える。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄色ないしオレンジ色に熟する。
非公式だが名前をつければ黄実の数珠珊瑚(キミノジュズサンゴ)といったあたりだろうか。
属名の Rivina はドイツ人の植物学者「リビヌス(Augustus Quirinus Rivinus, 1652-1723)さん」の名からきている。
種小名の humilis は「背が低い」という意味である。
変種名の aurantiaca は「黄色を帯びた橙色の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Rivina humilis var. aurantiaca


★実の色が変われば様子も異なって
 見えてくるから不思議なものだ

d0125765_1055515.jpg


花図鑑
植物図鑑

にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル




花・ガーデニング
[PR]
by sikino-hana | 2014-10-03 11:01 | 果実