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ビロード葵(ビロードアオイ)

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ビロード葵(ビロードアオイ)はアオイ科ビロードアオイ属の多年草である。
原産地は東ヨーロッパで、沼地や湿地に生える。
英名をマーシュマロー(marsh mallow)という。
「マーシュ」は湿地を意味する言葉、「マロー」はアオイの仲間のことである。
古代ギリシャ時代から薬用とされてきた。
乾燥させた根茎、葉、花は緩和剤や軟膏として用いられる。
草丈は100~120センチくらいである。
茎や葉にはビロードのような感触がある。
葉は卵形で切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~9月である。
葉の脇に淡い桃色の5弁花をつける。
花径は2センチくらいで小さい。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を薄紅立葵(ウスベニタチアオイ)という。
お菓子のマシュマロの原料とされてきたのもこのハーブである。
昔は喉を守る食べ物であったという。
属名の Althaea はギリシャ語の「althaino(治療)」からきている。薬効があることから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Althaea officinalis


★うっすらとピンクに染まる花びらが
 優しく揺れるビロード葵
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by sikino-hana | 2012-07-31 10:57 | 夏の花

ラバテラ・ツリンギアカ

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ラバテラ・ツリンギアカはアオイ科ハナアオイ属の一年草である。
原産地は東ヨーロッパから西アジアにかけてである。
草丈は100~180センチくらいである。
葉は円形で手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
茎先や葉の脇に花径3~6センチくらいの淡い紅色の5弁花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句では「花葵」が夏の季語である。
属名の Lavatera は17世紀のスイスの自然科学者「ラバター兄弟(J. H. Lavater and J. J. Lavater)」の名からきている。
種小名の thuringiaca は「(ドイツの)チューリンギアの」という意味である。
写真は7月に野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Lavatera thuringiaca


★優しさを五弁に托し花葵
 しなやかに咲く夏の盛りに
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by sikino-hana | 2012-07-30 08:08 | 夏の花

ゲンチアナ・クラッシカウリス

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ゲンチアナ・クラッシカウリスはリンドウ科リンドウ属の多年草である。
原産地は中国である。
南西部の四川省、貴州省からチベット、ブータンにかけて分布し、標高2300~4300メートルの山の斜面や林の縁などに生える。
草丈は30~40センチである。
根茎は太い。
根際から生える葉は長い楕円形で、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉の先は尖り、つけ根の部分は次第に狭くなる。
茎につく葉は上部へいくほど大きくなり、茎を抱く。
開花時期は7~8月である。
茎先につく花は長さ2センチくらいの筒状で、筒の部分は黄白色、先は濃い青紫色になる。
花冠の内側には斑点がある。
花は日が当たると花の先の裂片が開く。
花の中には真ん中に花柱(雌しべ)があり、その周りに5本の雄しべがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Gentiana は紀元前のイリリア王「ゲンティウス(Gentius)」の名にちなむ。
種小名の crassicaulis は「太い茎の」という意味である。
根茎を干したものは生薬とされ、鎮痛、抗炎症、解熱、抗リウマチ、利尿などの薬効がある。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Gentiana crassicaulis


★西域の山の斜面に咲くという
 竜胆の花色合い深く
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by sikino-hana | 2012-07-29 09:22 | 夏の花

クナウティア・アルベンシス

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クナウティア・アルベンシスはマツムシソウ科クナウティア属の多年草である。
原産地はヨーロッパ、西アジア、中央アジア、シベリアである。
一般名はフィールド・スカビアス(Field Scabious)という。
スカビアスは松虫草のことである。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は羽状に裂け、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に淡い紫色(ライラック色)をした花をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Knautia は17世紀のドイツの植物学者「クナウト(C. Knaut)さん」の名からきている。
種小名の arvensis は「原野に生える」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Knautia arvensis


★か弱げに咲いた姿が愛らしく
 カメラを向けるロックガーデン
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by sikino-hana | 2012-07-28 11:13 | 夏の花

木大角豆(キササゲ)

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木大角豆(キササゲ)はノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木である。
原産地は中国の南部である。
日本へは17世紀に薬用植物として渡来した。
現在では野生化して河川敷などに生える。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には長い柄があり、縁は浅く3つに裂ける。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
開花時期は6~7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄色の釣鐘形の花をつける。
花冠の内側には紫色の斑が入る。
花冠の先は唇形に裂ける。
実は細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、長さは30センチにも及ぶ。
和名の由来は、細長い実の形をマメ科の大角豆(ササゲ)にたとえたものである。
種子には利尿作用があり、民間薬とされる。
属名の Catalpa はこの属のアメリカキササゲの北アメリカでの現地名からきている。
種小名の ovata は「卵円形の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Catalpa ovata


★美しい花の姿と面白い
 鞘の形に個性を見せて
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by sikino-hana | 2012-07-27 09:49 | 夏の花

クニフォフィア・ファイアトーチ

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クニフォフィア(Kniphofia uvaria)はユリ科シャグマユリ属の常緑多年草である。
分類体系によってはツルボラン科ないしススキノキ科とされる。
旧属名のトリトマ(Tritoma)の名がポピュラーである。
原産地は南アフリカの喜望峰地方である。
日本へは明治時代の中期に渡来し、切り花や花壇用に栽培されている。
和名は赤熊百合(シャグマユリ)、英名はトーチリリー(Torch lily)である。
小型の姫トリトマ(ヒメトリトマ:Kniphofia triangularis)との交雑で多くの園芸品種が生まれている。
ファイアトーチ(Fire Torch)はそうした園芸品種の1つである。
開花時期は6~10月である。
草丈は60から100センチくらいである。
長い花茎の上部に、筒状の花を穂状につける。
花は先が小さく6つに裂けていて下向きに密生し、下から咲きあがる。
花の色は蕾のうちが淡いオレンジ色で咲き進むと黄色になる。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニホフ(J. H. Kniphof)さん」の名からきている。
品種名の Fire Torch は「たいまつ」のことである。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Kniphofia 'Fire Torch'


★夏空をめざし元気に咲き昇る
 ファイアトーチの花勇ましく
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by sikino-hana | 2012-07-26 10:19 | 夏の花

雪割草(ユキワリソウ)

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雪割草(ユキワリソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道と本州の関東地方、中部地方、四国、九州に分布し、山地の岩場に生える。
草丈は7~16センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形である。
葉の先は丸い。
葉の縁はやや裏側に曲がり、鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白っぽく、淡い黄色の粉をふく。
開花時期は6~7月である。
花径は10~15ミリくらいで、花の色は紅紫色である。
花冠は5つに裂けて横に開き、裂片の先は浅く2つに裂ける。
花冠の喉の部分は黄白色になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、雪がとける時期に花が咲くということからきている。
なお、キンポウゲ科の三角草(ミスミソウ)などを「雪割草」と呼ぶことがあるが、これは和名ではなく流通名である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」の縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他の花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の modesta は「内気な」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primula modesta


★名を知りつやっと出合えた雪割草
 小さな花に思いを込めて
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by sikino-hana | 2012-07-25 13:26 | 夏の花

ソラヌム・ウェンドランディー

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ソラヌム・ウェンドランディーはナス科ナス属の常緑蔓性低木である。
原産地は中央アメリカのコスタリカである。
属名の読み方は「ソラナム」とするものもある。
種小名の読み方は「ヴェンドランディー」とするものもある。
英名はポテトバイン(potato vine)である。
蔓の長さは3~6メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に裂けるものもある。
開花時期は6~8月くらいである。
葉の脇に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い紫色の花をつける。
花冠は深く5つに裂ける。
花の色はラベンダー色から白へと変化する。
果実は暗い紫色をした球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の wendlandii は19世紀のドイツ人の植物採集家「ウェンドランド(H. Wendland)さんの」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Solanum wendlandii


★ソラヌムの仲間もいろいろあるんだね
 大きな花が人目をひくよ
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by sikino-hana | 2012-07-24 09:14 | 夏の花

御種人参(オタネニンジン)

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御種人参(オタネニンジン)はウコギ科トチバニンジン属の多年草である。
原産地は朝鮮半島と中国である。
朝鮮人参(チョウセンニンジン)、高麗人参(コウライニンジン)などの名で知られている。
日本へ渡来したのは奈良時代であるが、栽培が始まったのは江戸時代の享保年間である。
享保年間には幕府直営の薬草園で栽培されたが、その後、各大名に種苗が分け与えられた。
現在では、長野県、島根県、福島県などで栽培されている。
草丈は60~70センチくらいである。
茎は直立する。
茎先に3枚の小葉からなる手のひら状の複葉を数個輪になってつける(輪生)。
成長すると5小葉になる。
開花時期は5~6月である。
茎頂に散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序)を出し、淡い緑黄色の小花をたくさんつける。
7~8月には、やや扁平な丸くて赤い実をつける。
中には白い種子がある。
根を強壮、健胃などの薬用にする。
属名の Panax はギリシャ語の「pan(すべて)+akos(治癒)」からきている。万能薬の意味で、チョウセンニンジンの薬効から名づけられた。
種小名の ginseng は中国語で「ニンジン」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Panax ginseng


★薬効の世に知られたる人参は
 赤い実つけて何食わぬ気に
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by sikino-hana | 2012-07-23 13:09 | 夏の花

オリガヌム・ミクロフィルム

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オリガヌム・ミクロフィルムはシソ科ハナハッカ属の多年草である。
原産地は地中海のクレタ島である。
オレガノ・ミクロフィラの名でも流通している。
草丈は30~50センチくらいである。
根際からよく枝分かれをする。
葉は小さな卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の色は灰白色である。
開花時期は6~8月くらいである。
花の色は濃い紅紫色である。
花はよい香りがする。
花の色が褪せないのでドライフラワーにも適している。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Origanum は、ギリシャ語の「oros(山)+ganos(喜び)」からきている。
種小名の microphyllum は「小さい葉の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Origanum microphyllum


★香りなら任せなさいとミクロフィラ
 ぽちっと咲いたピンク可愛く
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by sikino-hana | 2012-07-21 12:29 | 夏の花