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竜田草(タツタソウ)

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竜田草(タツタソウ)はメギ科タツタソウ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島北部、中国東北部、アムール地方などである。
日露戦争当時に軍艦龍田の乗組員がこの花を持ち帰ったことからつけられた名前である。
草丈は10~25センチくらいである。
根際から生える葉は先が窪んだ心臓形で、蓮(ハス)の葉に似ている。
開花時期は3~4月である。
花は葉の展開に先立って咲くものと同時に咲くものがある。
茎先に花径1~2センチくらいの淡い紫色の花を1輪ずつつける。
花びらは6~8枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
別名を糸巻草(イトマキグサ)という。
葉の形からつけられた名前である。
根茎を干したものは生薬で鮮黄連(せんおうれん)といい、苦味健胃薬とされる。
属名の Jeffersonia はアメリカの第3代大統領「トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)」の名からきている。
種小名の dubia は「疑わしい」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Jeffersonia dubia


★大陸の川辺彩る竜田草
 海を渡りて心慰め
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by sikino-hana | 2012-02-29 13:08 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

ナルキッスス・セルマラゲロフ

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ナルキッスス・セルマラゲロフはヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
品種名の読み方は「セルマラーゲルレーフ」とするものもある。
ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。
国際的な分類では大杯水仙(タイハイスイセン)の1つとされる。
大杯水仙(タイハイスイセン)というのは、イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の定義では、1茎1花で、副冠の長さが花被片の3分の1以上あるが花被片の長さは超えないもののことである。
本種が作出されたのは昭和時代の前期である。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3~4月である。
花被片は白ないし淡いクリーム色で、副冠は橙色をしている。
大輪である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
品種名の Selma Lagerlof はスウェーデンの作家で「ニルスの不思議な旅」の作者の名からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Narcissus 'Selma Lagerlof'


★副冠がとても目立つよこの花は
 色濃く横にぐんと広がり
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by sikino-hana | 2012-02-28 08:34 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

ゴールデンクラッカー

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エウリオプス・ビルギネウスはキク科エウリオプス属の常緑低木である。
原産地は南アフリカである。
ユリオプス・デージーと同じ仲間の植物である。
ゴールデンクラッカー(Golden Cracker)はその園芸品種である。
名前の通りはじけるように花を咲かせる。
樹高は1~4メートルくらいである。
葉は針形で密に互い違いに生える(互生)。
開花時期は1~5月くらいである。
枝先に小さな黄色い花をまとまってつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Euryops はギリシャ語の「eurys(大きな)+ops(目)」からきている。目立つ花を咲かせることを表したものである。
種小名の virgineus は「清らかな」という意味である。
品種名の Golden Cracker は「金色のクラッカー」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Euryops virgineus 'Golden Cracker'


★面白い名前の通り弾け咲く
 目にも鮮やか黄金の小花
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by sikino-hana | 2012-02-27 11:52 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

小梅(コウメ)

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小梅(コウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
庭木用、果樹用として各地に植えられている。
分類上は、梅(ウメ)の変種とされている。
信州で多く見られることから信濃梅(シナノウメ)の別名がある。
同様な理由から甲州梅(コウシュウウメ)と呼ぶ地域もある。
栽培は江戸時代から行われてきた。
樹高は2~6メートルくらいである。
幹はよく枝分かれをする。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があって先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
梅(ウメ)の葉よりも小振りである。
開花時期は3月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花径は2センチ前後で、白い5弁花である。
一重咲きで花びらは平らに開き、よい香りがする。
萼片は5枚で、紫色を帯びた緑色である。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、6~7月に黄色く熟する。
実の径は15ミリくらいで、梅(ウメ)よりも小さい。
実は梅干として食用にされる。
俳句では「梅の花」が春の季語、「梅の実」は夏の季語である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
変種名の microcarpa は「小さい果実の」という意味である。
写真は3月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Prunus mume var. microcarpa


★果樹園で花を開いた信濃梅
 君がなるのかあの梅干に
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by sikino-hana | 2012-02-26 07:20 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

サルウィン椿(サルウィンツバキ)

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サルウィン椿(サルウィンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原産地は中国で、南西部の雲南省、四川省などに分布する。
名の由来となったのはチベット高原に源を発するサルウィン川である。
「中国のグランドキャニオン」とも称されるこの大河は、タイとミャンマーの国境を成してアンダマン海へ注ぎ、怒江とも呼ばれる。
上流域は世界遺産にも登録されている。
漢名は「怒江山茶」である。
日本へは昭和37年に渡来した。
樹高は1~5メートルである。
樹形は立ち性で、枝を直線的に伸ばす。
葉は長さ3~5センチ、幅10~25ミリの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は革質で濃い緑色をしており、艶がある。
開花時期は2~4月である。
花径は4~5センチで、花の色は白から濃い紅紫色まで幅がある。
花びらの数は6~7枚である。
雌しべの子房に毛が生えるのが特徴である。
多くの園芸品種の交配親となっている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の saluenensis は「サルウィン川の」という意味である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia saluenensis


★どのような土地に生えるかあれこれと
 想像誘うサルウィン椿
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by sikino-hana | 2012-02-25 16:24 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

杏(アンズ)

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杏(アンズ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
原産地は中国の北部である。
日本には奈良時代に伝えられたと言われ、万葉集にも唐桃(カラモモ)の名で登場する。
耐寒性があり、長野県や青森県で植栽されている。
樹高は5~10メートルくらいである。
梅(ウメ)と似ているが、樹形が直立していることや、樹皮に縦の筋が入ること、また萼片が反り返ることなどで区別できる。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は短く尖り、縁には不揃いな細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~4月である。
梅(ウメ)と桜(サクラ)の中間くらいになる。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は淡い紅色で、花びらは5枚である。
花びらの形は丸い。
萼は紅紫色で反り返る。
結実期は6月ころである。
実は直径3センチくらいの球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黄橙色に熟する。
果実はジャムや乾果物として食用にされる。
英名のアプリコット(Apricot)としても知られている。
種子には青酸配糖体や脂肪油、ステロイドなどが含まれており、杏仁(きょうにん)と呼ばれる咳止めの生薬となる。
漢字では「杏子」とも書く。
俳句では、「杏」が夏の季語、「杏の花」が春の季語である。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の armeniaca は「杏色の」という意味である。
写真は3月に小石川物園で撮った。
学名:Prunus armeniaca


★頬染めて一足先に花開く
 杏の花は桜のごとく
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by sikino-hana | 2012-02-24 12:01 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

白藪椿(シロヤブツバキ)

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白藪椿(シロヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
分類上は藪椿(ヤブツバキ)の品種の1つとされている。
本州の青森県から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は5~10メートルくらいである。
樹皮は灰白色を帯びる。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は硬く、表面は濃い緑色で艶がある。
開花時期は2~4月くらいである。
花の色は白く、花弁は5枚である。
平開はせずに半開きのものも多い。
雄しべはたくさんある。
離弁花だが花弁のつけ根と雄しべが合着しているので、花びら1枚ずつは散らないで1花ごと落花する。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は2月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia japonica f. leucantha


★何気なく咲くが風情と飾らずに
 ただあるがまま白藪椿
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by sikino-hana | 2012-02-23 11:15 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

曙大根草(アケボノダイコンソウ)

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曙大根草(アケボノダイコンソウ)はバラ科ダイコンソウ属の多年草である。
自然交雑種と思われ、山野草として古くから栽培されている。
原産地はバルカン半島からトルコとされている。
草丈は40~60センチくらいである。
根際から生える葉はロゼット状となり、ダイコンに似ている。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は3~8月くらいである。
花の色は鮮やかな朱色で、大輪である。
花弁は5枚である。
雄しべはたくさんあり、葯は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)の集合果である。
属名の Geum はラテン語の「geuo(美味)」からきている。
種小名の borisii はブルガリアの国王だった「ボリス3世(Boris III)の」という意味である。
写真は川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Geum x borisii(=Geum coccineum 'Borisii')


★鮮やかな色が異国の雰囲気を
 伝えるようでどこか楽しく
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by sikino-hana | 2012-02-22 08:24 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

ブルークローバー

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ブルークローバーはマメ科パロケツス属の多年草である。
原産地は中国の南西部、ヒマラヤ、東アフリカの高地などである。
草丈は10~15センチくらいである。
匍匐性があり、高地の岩場を這って伸びる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
この姿と花の色から連想して名づけられた流通名である。
英名はシャムロックピー(shamrock pea)という。
小葉はつけ根が細くなるくさび形である。
葉の色は緑色だが、茶褐色の斑紋がある。
開花時期は11~5月である。
集合花ではなく、スイートピーなどに似た蝶形をした単一の花をつける。
花の色はコバルトブルーである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Parochetus はギリシャ語の「para(傍)+ochetus(せせらぎ)」からきている。
種小名の communis は「普通の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Parochetus communis


★葉の姿イメージ強く引き摺られ
 誰名づけたかブルークローバー
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by sikino-hana | 2012-02-21 07:06 | 春の花 | Trackback | Comments(2)

黄蓮(オウレン)

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黄蓮(オウレン)はキンポウゲ科オウレン属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南西部から四国にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、薬用として栽培される。
別名を菊葉黄蓮(キクバオウレン)という。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄がある。
3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉は羽状に深く裂ける。
雌雄異株のものと雌雄同株のものがある。
開花時期は3~4月である。
5~10センチの花茎を伸ばし、茎先に2~3輪の白い小さな花を咲かせる。
花弁のように見えるのは萼片である。
花の後にできる実は、袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)が集まった放射状の集合果である。
オウレン属は原始的な植物と言われ、矢車状に並んだ果実の先が開いていて、そこから種子がこぼれる。
根茎は黄色くて太く、珠が連なったようになっている。
これを干したものが生薬の黄蓮(おうれん)で、健胃剤、洗眼薬として用いるほか、染料ともされる。
和名はこの生薬名からきている。
属名の Coptis はギリシャ語語の「coptein(切る)」からきている。分裂した葉を表すものと思われる。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Coptis japonica


★小さくて白い花びら寄せ集め
 木陰にそっと黄蓮の咲き
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by sikino-hana | 2012-02-20 07:03 | 春の花 | Trackback | Comments(0)