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シンビジウム・エンシフォリウム

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シンビジウム・エンシフォリウムはラン科シュンラン属の常緑多年草である。
日本では九州の長崎県、熊本県に分布する。
海外では中国、ベトナム、カンボジア、インドネシアなどに分布する。
和名は駿河蘭(スルガラン)という。
和名の由来は、駿河地方で園芸用に栽培されていたことからきている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
草丈は40センチくらいである。
葉は剣状である。
開花時期は冬である。
茎先に花径6センチくらいの淡い緑色の花をつける。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の ensifolium は「剣形葉の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium ensifolium


★落ち着いた色合い見せる駿河蘭
 一目でわかる東洋の花
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by sikino-hana | 2011-11-30 10:21 | 冬の花

スノーランド

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スノーランド(Snowland)はキク科フランスギク属の一年草である。
原種はレウカンテムム・パルドサム(Leucanthemum paludosum)という。
原産地はスペイン、ポルトガルなど地中海沿岸地方である。
ほかにノースポール(North Pole)などの品種がある。
スノーランドは、中でも大輪で矮性の品種である。
日本へは1970年代に渡来した。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は羽状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11~5月である。
秋から春まで長く花を楽しめる。
舌状花は白く、筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Leucanthemum はギリシャ語の「leukos(白)+anthemon(花)」からきており、「白い花」を意味する。
種小名の paludosum は「沼地に生える」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Leucanthemum paludosum 'Snowland'


★身をかがめ覗いてみれば清楚なる
 スノーランドの花に出合いて
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by sikino-hana | 2011-11-29 07:44 | 冬の花

晩白柚(バンペイユ)

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晩白柚(バンペイユ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地はマレー半島である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
文旦(ブンタン)やザボンの仲間で、実はとても大きい。
現在では熊本県の特産品となっている。
「白柚」というのは文旦(ブンタン)のことで、晩生である(完熟期が遅い)ことからこの名がつけられた。
樹高は3メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
花は白い5弁花で、花径は5~7センチくらいある。
花の後にできる実は柑果(多心皮性の液果)で、直径が20センチ以上ある。
果肉は生食され、果皮は砂糖漬けやジャムに利用される。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の grandis は「大きな」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus grandis


★大きな実ネットで支えた姿見て
 これは何かと色めき立って
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by sikino-hana | 2011-11-28 09:50 | 果物・野菜

白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)

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唐橘(カラタチバナ)はヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木である。
本州の茨城県から沖縄にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、台湾や中国にも分布する。
別名を百両(ヒャクリョウ)ともいい、おめでたい木とされる。
白実の唐橘(シロミノカラタチバナ)はその品種の1つである。
特徴は、実の色が白いことである。
樹高は30~50センチくらいである。
幹は直立するが、万両(マンリョウ)のように上部で枝分かれをしない。
葉は細くて大きな披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には短い柄があり、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月である。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い黄を帯びた白い花をまばらにつける。
花弁は5枚で下向きに咲き、花弁の先が反り返る。
萼片は5枚、雄しべ5本、雌しべ1本である。
この花が橘(タチバナ)に似ているというのが名の由来である。
花の後にできる実は球形で、9~10月ころに白く熟し、翌年まで落ちない。
名の Ardisia はギリシャ語の「ardis(鎗先)」からきている。雄しべ葯の形が似ていることから名づけられた。
種小名の crispa は「縮れた」という意味である。
品種名の leucocarpa は「白い果実の」という意味である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Ardisia crispa f. leucocarpa


★白い実もどこ渋いね黄味帯びて
 唐橘は古典植物
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by sikino-hana | 2011-11-27 09:18 | 果実

豆金柑(マメキンカン)

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豆金柑(マメキンカン)はミカン科キンカン属の常緑低木である。
原産地は中国で、中国南東部や香港、台湾に分布している。
金豆(キンズ)や姫金柑(ヒメキンカン)などの別名がある。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝は細くて鋭い棘がある。
葉は楕円形ないし披針形で小さく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
小さな白い花を咲かせる。
果実は直径1センチほどの球形で、橙色に熟する。
果実の中には大きな種子が入っていて、果肉はほとんどない。
食用には向かず、もっぱら観賞用とされる。
属名の Fortunella はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune)さん」の名からきている。
種小名の hindsii はイギリス人の植物学者「ハインズ(R. B. Hinds)さんの」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Fortunella hindsii


★秋の陽を浴びて黄金に輝いて
 たわわに実る豆金柑は
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by sikino-hana | 2011-11-26 08:24 | 果実

アメリカ楓(アメリカフウ)

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アメリカ楓(アメリカフウ)はマンサク科フウ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカや中央アメリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
街路樹や公園樹とされている。
別名を紅葉葉楓(モミジバフウ)という。
樹高は15~20メートルくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の形の似たカエデの仲間は、向かい合って生える(対生)。
また、近縁種の台湾楓(タイワンフウ)の場合は、葉が3つに裂ける。
雌雄同株である。
開花時期は4月である。
雄花も雌花も花弁はなく目立たない。
雄花序は総状につき、雌花序は枝の下のほうから伸びた柄の先につく。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がたくさん集まった集合果である。
落葉後も残る。
秋には紅葉をする。
属名の Liquidambar はラテン語の「liquidus(液体)」とアラビア語の「 ambar(琥珀色)」からきている。樹液の様子から名づけられた。
種小名の styraciflua は「樹脂を含む」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Liquidambar styraciflua


★紅葉の姿がとてもきれいだよ
 高い樹だから花はどうかな
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by sikino-hana | 2011-11-25 08:21 | 紅葉・黄葉

ルエリア・コロラタ

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ルエリア・コロラタはキツネノマゴ科ルイラソウ属(ルエリア属)の常緑多年草である。
属名の読み方は「リュエリア」とするものもある。
原産地は中南アメリカである。
ペルー、エクアドル、コロンビアなどに分布する。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、先は細く尖る。
開花時期は12~5月くらいである。
葉の脇から花茎を伸ばし、たくさんの花をつける。
赤く大きな部分は苞である。
花は真ん中にあるオレンジ色の部分で、雄しべと雌しべが花筒から突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ruellia はフランスの植物学者「リュエル(J. Ruelle)」の名からきている。
種小名の colorata は「彩色された」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ruellia colorata


★赤々と燃え立つようなコロラタが
 咲けば温室熱気溢れて
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by sikino-hana | 2011-11-24 10:33 | 冬の花

立寒椿(タチカンツバキ)

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寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
山茶花(サザンカ)を母種としたカンツバキ群の園芸品種である。
枝が横に広がる傾向がある。
これに対して枝が上に伸びるものは、立寒椿(タチカンツバキ)といって区別をする。
庭園樹や公園樹などに利用される。
樹高は3~5メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は暗い緑色で艶がある。
開花時期は11~2月くらいである。
花の色は紅色で、花径8センチくらいの八重咲きである。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の hiemalis は「冬季の」という意味である。
写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia x hiemalis 'Tachikantsubaki'


★咲き時は今か今かと待ちかねて
 大輪開く立ち寒椿
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by sikino-hana | 2011-11-23 09:56 | 冬の花

常磐山査子(トキワサンザシ)

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常磐山査子(トキワサンザシ)はバラ科トキワサンザシ属(ピラカンサ属)の常緑低木である。
原産地は東ヨーロッパや西アジアである。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
名の由来は、山査子(サンザシ)に似て常緑であることからきている。
樹高は1~5メートルくらいである。
枝が蔓状に横に伸びる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、直径1センチに満たない小さな白い花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)である。
10~12月ころに鮮やかな紅色に熟する。
園芸的には、属名からピラカンサとも呼ばれる。
日本で流通しているピラカンサ属には、常磐山査子(トキワサンザシ)のほかに、中国の南西部原産で黄橙色の実をつける橘擬(タチバナモドキ)、ヒマラヤ原産で紅橙色の実をつけるヒマラヤ常磐山査子(ヒマラヤトキワサンザシ)があり、これらを交配させた園芸品種も多く出回っている。
属名の Pyracantha はギリシャ語で「pyro(炎)+acantha(刺)」からきている。果実の色や枝にある棘を表している。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は12月に北の丸公園で撮った。
学名:Pyracantha coccinea


★赤々と燃え立つような紅の色
 北風受けて頬染めながら
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by sikino-hana | 2011-11-22 09:52 | 果実

通草葛(アケビカズラ)

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通草葛(アケビカズラ)はガガイモ科マメヅタカズラ属の蔓性常緑多年草である。
インド東部、マレーシア、メラネシア、オーストラリアなどに分布し、林の中で他の植物に絡みついて生育する着生植物である。
年中スコールが降る地域にも、雨季と乾季が明瞭な地域にも生育する。
別名を通草擬き(アケビモドキ)という。
学名のディスキディア・ラフレシアナで表示するものもある。
貯水嚢と呼ばれるアケビの実のような袋状の葉をつける。
葉は成長するにつれて袋状となる。
中に溜まった水や有機物から栄養分や水分を吸収する。
また、この葉の中にアリが土を運び込んで巣をつくる。
葉の中に生育している根には鎮咳作用があるという。
属名の Dischidia はギリシャ語の「dischides(二つに裂けた)」からきている。
種小名の rafflesiana はイギリス人の植民地経営者で博物学者の「ラッフルズ(T. S. Raffles)さんの」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Dischidia rafflesiana


★植物の多様な生き方面白く
 ためになるけど口もあんぐり
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by sikino-hana | 2011-11-21 09:40 | 観葉植物