<   2010年 08月 ( 24 )   > この月の画像一覧

深山吾亦紅(ミヤマワレモコウ)

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深山吾亦紅(ミヤマワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけて草地や湿地に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、茎の下部に集まる。
小葉は長い楕円形で、1枚の葉は小葉9枚から13枚で構成される。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8月から9月である。
枝先に穂状に暗い紫色の花をつける。
花序は長さ2センチから4センチの円柱状である。
花は先のほうから咲き始め、4本の雄しべが萼片から突き出す。
吾亦紅(ワレモコウ)の場合は、雄しべは萼片からあまり出ない。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Sanguisorba longifolia


★よく見れば見事に咲いた吾亦紅
 うっとりと見るミクロの世界

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by sikino-hana | 2010-08-31 05:41 | 秋の花

深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)

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深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
海外では、サハリンやシベリア東部などにも分布する。
別名を黄金菊(コガネギク)という。
草丈は10センチから70センチくらいである。
生育地によって草丈は大きく異なる。
根際から生える葉には翼のある長い柄があり、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
鮮やかな黄色い花(頭花)が茎先に散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に集まってつく。
頭花は両性花の筒状花と雌花の舌状花からなり、花径は12ミリから15ミリくらいである。
秋の麒麟草(アキノキリンソウ)の高山型で、よく似ている。
深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)のほうが花が大きく、茎先に固まってつく傾向がある。
また、総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)が3列であり、4列の秋の麒麟草(アキノキリンソウ)とは異なる。
近縁種に、湿原に生える霧が峰秋の麒麟草(キリカミネアキノキリンソウ)がある。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa forma japonalpestris


★小さくてだけど大きな花びらが
 黄金に燃える色は鮮やか

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by sikino-hana | 2010-08-30 05:46 | 夏の花

深山鳥兜(ミヤマトリカブト)

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深山鳥兜(ミヤマトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
東北地方南部から中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎の上部には曲がった毛が密に生える。
葉は円心形で深く5つに裂け、裂片はさらに切れ込む。
葉の柄にも曲がった毛が生える。
開花時期は8月から9月である。
枝分かれをした茎先に、青紫色をした兜形の花をつける。
全草にアルカイド系の猛毒を含む。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
かつては、立山に咲くものは白山鳥兜(ハクサントリカブト)とされていた。
また、室堂平に咲くのは谷地鳥兜(ヤチトリカブト)という記述もある。
解説員さんは白山鳥兜(ハクサントリカブト)と言っていた。
3枚目は9月に白馬五竜山野草園で撮った。
学名:Aconitum nipponicum


★とき刻み名を変えつつも今年また
 室堂平に鳥兜の咲き

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by sikino-hana | 2010-08-29 08:20 | 秋の花

深山竜胆(ミヤマリンドウ)

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深山竜胆(ミヤマリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、高山の少し湿った草地に生える。
草丈は5センチから10センチである。
茎は長く這い、茎先が立ち上がる。
根際から生える葉は花期には枯れてなくなる。
茎につく葉は長い楕円形で、やや分厚い。
開花時期は8月から9月である。
茎先に1輪から5輪くらいの青紫色をした筒状鐘形の花をつける。
花冠は長さ15ミリから20ミリで、先が5つに裂ける。
裂片と裂片の間には幅の狭い三角形をした副片がある。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Gentiana nipponica


★顔を出す深山竜胆小さくて
 横から撮るは至難の業なり

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by sikino-hana | 2010-08-28 08:03 | 夏の花

四葉塩竈(ヨツバシオガマ)

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四葉塩竈(ヨツバシオガマ)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草である。
日本固有種である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地や砂礫地に生える。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、裂片もさらに羽状に裂ける。
葉は普通は4枚ずつ数段に輪生する。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花を普通は4つずつ数段に輪生させる。
花冠は唇形である。
上の唇は兜状になり、先は鳥の嘴のように曲がって尖る。
下の唇は3つに裂ける。
萼は筒状で、先が5つに裂ける。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Pedicularis chamissonis var. japonica


★葉っぱにも花にも強い個性ある
 四葉塩竈乱れ咲きして

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by sikino-hana | 2010-08-27 05:53 | 夏の花

立山靫草(タテヤマウツボグサ)

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立山靫草(タテヤマウツボグサ)はシソ科ウツボグサ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から中部地方にかけて日本海側に分布し、亜高山や高山の草地に生える。
和名は、基準となった標本が立山連峰で採取されたことからきている。
平地に生える靫草(ウツボグサ)と似ているが、靫草(ウツボグサ)より全体に大きく、花の色も濃く鮮やかである。
草丈は25センチから50センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
靫草(ウツボグサ)とは違って、根際から匍匐枝を出さない。
葉の形は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、つけ根の部分は丸くなっている。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄がほとんどないのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に短い花穂をつくり、鮮やかな紫色の唇状をした花を数段に輪生させる。
花冠は3センチくらいあり大きい。
上の唇は帽子のような形になる。
下の唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。
「靫草」の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Prunella prunelliformis


★霧の中エキゾチックに咲き誇る
 立山靫むらさき映えて

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by sikino-hana | 2010-08-26 05:35 | 夏の花

味噌川草(ミソガワソウ)

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味噌川草(ミソガワソウ)はシソ科イヌハッカ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から四国にかけて分布し、山地から高山のやや湿った草地や河原に生える。
和名の由来は、木曽川源流の味噌川にちなむ。
味噌川の語源は「未だ曽ならず」、つまり未だ木曽川になっていないという意味である。
そのため「未曽川」の文字も充てられる。
現在は味噌川ダムができて愛知・岐阜など下流域の水甕となっている。
草丈は50センチから100センチくらいあり大形である。
茎は断面が四角形で直立し、枝分かれをしない。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部に花穂を出し、紫色の唇形をした花をつける。
花冠は25ミリから30ミリくらいある。
上下2つに分かれ、上唇はふくらみ、下唇は白っぽくて先が3つに裂け、真ん中の裂片に紫色の斑点がある。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Nepeta subsessilis


★すっと立つ姿堂々風に揺れ
 味噌川草は山が似合って

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by sikino-hana | 2010-08-25 05:57 | 夏の花

高嶺青柳草(タカネアオヤギソウ)

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高嶺青柳草(タカネアオヤギソウ)はユリ科シュロソウ属の多年草である。
青柳草(アオヤギソウ)の高山型変種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の草地に生える。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの黄緑色をした6弁花をつける。
花序には細かい突起毛が生える。
苞が花序より長いのが特徴である。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Veratrum maackii var. parviflorum form. alpinum


★見た目にはとっても地味な花だけど
 よくよく見れば気品のこぼれ

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by sikino-hana | 2010-08-24 05:22 | 夏の花

岨菜(ソバナ)

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岨菜(ソバナ)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の沢沿いや林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形ないし幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色をした鐘形の花を疎らにつける。
釣鐘人参(ツリガネニンジン)と似ているが、釣鐘人参(ツリガネニンジン)は花を輪生する。
また、本種のほうが先が広がっている。
なお、「岨」は切り立った崖を意味する。
漢字では「杣菜」あるいは「蕎麦菜」の文字も使われる。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Adenophora remotiflora


★かんかんと陽射し眩しい山道も
 岨菜の花に慰められて

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by sikino-hana | 2010-08-21 04:29 | 夏の花

蝦夷塩竃(エゾシオガマ)

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蝦夷塩竃(エゾシオガマ)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山から高山の草地に生える。
草丈は20センチから60センチくらいである。
茎は円柱形で直立する。
葉は三角状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
先はやや尖り、つけ根は切形(突き出る部分はなく直線的に切れている形)をしている。
葉の縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は7月から9月である。
上部の葉の脇に黄白色の唇形をした花を1つずつつける。
花冠は長さが15ミリくらいで、上唇は細長く尾状に尖る。
下唇は浅く3つに裂け、真ん中の裂片は小さい。
写真は8月に八幡平で撮った。
学名:Pedicularis yezoensis


★地味だけどよく見てみれば個性的
 蝦夷塩竃は花びら捻り

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by sikino-hana | 2010-08-20 06:05 | 夏の花