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白山吹(シロヤマブキ)

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白山吹(シロヤマブキ)はバラ科シロヤマブキ属の落葉低木である。
日本原産である。
本州の岡山県と広島広島県に分布し、山地に稀に生える。
観賞用として庭や公園に植えられることが多い。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
大陸と日本がほぼ陸続きであった氷河時代に日本にも分布した植物の1つと考えられている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
1種1属である。
山吹(ヤマブキ)のように見えるところからつけられた名前だが、山吹(ヤマブキ)が5弁花であるのに対して白山吹(シロヤマブキ)は4弁花である。
樹高は1、2メートルである。
葉は楕円形で、バラ科にはめずらしく向かい合って生える(対生)。
開花時期は4、5月である。
枝先に3、4センチの白い花を1輪ずつつける。
秋に楕円形の小さな黒い実がなる。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Rhodetypos scandens


★柔らかな葉陰に一つぽっつりと
 白山吹が春を知らせて
☆輝いて白山吹きが花咲かす
 春の訪れ木々も喜び

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by sikino-hana | 2010-04-30 05:51 | 春の花

ネモフィラ・インシグニスブルー

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ネモフィラ・インシグニスはハゼリソウ科ルリカラクサ属(ネモフィラ属)の一年草である。
原産地はアメリカのカリフォルニア州である。
草地や林の中に生える。
インシグニスブルー(Insignis Blue)はその園芸品種である。
日本へは大正時代の初めに渡来し、春の花壇用の花となった。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は3月から5月である。
花径は2、3センチくらいである。
花びら(花弁)は5枚である。
それぞれの花びらのつけ根は白く、先は淡いブルーである。
和名は瑠璃唐草(ルリカラクサ)である。
花色が瑠璃色で、葉っぱが唐草模様に似ているところからきている。
上の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
下の写真は5月に国立ひたちなか海浜公園で撮った。
学名:Nemophila insignis cv. Insignis Blue(=Nemophila menziesii cv. Insignis Blue)


★花びらの先はきれいな空の色
 インシグニスは爽やかに咲き

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by sikino-hana | 2010-04-29 07:04 | 春の花

丸葉菫(マルバスミレ)

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丸葉菫(マルバスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の青森県から九州の屋久島にかけて分布し、低山の道端や斜面に生える。
別名を毛丸葉菫(ケマルバスミレ)ともいう。
この両者は別種とする見解もあるが、毛の生えていない丸葉菫(マルバスミレ)はごく稀なため同一種と見なされるようになった。
草丈は5センチから10センチくらいである。
茎には粗い毛が生える。
葉は卵円形ないし円形で、つけ根の部分は心形である。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色で、両面ともに毛が多い。
開花時期は4、5月くらいである。
花の色は白く、花径は15ミリから25ミリくらいである。
花びらは丸い感じで重なり合い、毛は生えていない。
側弁に毛が生えるものは髭丸葉菫(ヒゲマルバスミレ)として区別される。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Viola keiskei


★ぽかぽかと陽射しを浴びて顔を出す
 丸葉菫は不思議の扉
☆朝露がハートの葉っぱ輝かせ
 丸葉菫の愛らしき春

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by sikino-hana | 2010-04-28 06:06 | 春の花

春雪の下(ハルユキノシタ)

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春雪の下(ハルユキノシタ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて限られた地域に分布し、山地の渓谷沿いや岸壁などに生える。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎にはたくさん毛が生えている。
根際から生える葉は円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は黄緑色で、白い毛が生えている。
近縁種の雪の下(ユキノシタ)にあるような黄白色の斑は入らない。
開花時期は4、5月である。
花茎を伸ばし、枝分かれをして白い小さな花をつける。
花びらは5枚で、下の2枚が大きい。
雪の下(ユキノシタ)の上側の花びらには紫色の斑があるが、春雪の下(ハルユキノシタ)の斑は黄色い。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Saxifraga nipponica


★爽やかな葉の色似合う花姿
 春雪の下季節に合わせ

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by sikino-hana | 2010-04-27 06:05 | 春の花

アイスランドポピー

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アイスランドポピー(Iceland poppy)はケシ科ケシ属の多年草である。
園芸上では一年草として扱われている。
別名をシベリア雛芥子(シベリアヒナゲシ)と呼ぶように、原産地は北半球の極寒地である。
英名のポピー(poppy)や仏名のコクリコ(coquelicot)の名前でも流通している。
雛芥子(ヒナゲシ)や鬼芥子(オニゲシ)と同じ仲間である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は根際から生え、羽状に深く裂ける。
開花時期は2月から5月くらいである。
パステルカラーの薄い4弁花を風に揺らせる。
写真に収めるのがとてもむずかしい花である。
4枚の花びらのうち、外側の2枚は他の2枚より大きい。
花径は5センチから10センチくらいである。
花の色は、橙色、黄色、桃色、赤、白など様々である。
俳句では「ポピー」が夏の季語である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
ゲルフォルトジャイアントという大輪の園芸品種である。
学名:Papaver nudicaule


★春風に我が身委ねてゆらゆらと
 コクリコの花調べ奏でて
☆かさこそと蕾の袋打ち破り
 大きく開くコクリコの花

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by sikino-hana | 2010-04-26 05:38 | 春の花

一輪草(イチリンソウ)

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一輪草(イチリンソウ)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の草地や林の中などに生える。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は2回3出複葉である。
3つに枝分かれをした柄の先に3枚ずつの小葉をつける。
小葉は羽状に細かく裂ける。
茎につく葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、3枚が輪生する。
小葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は4月から5月である。
長い柄を伸ばし、先に花径3、4センチの白い大きな花を上向きに1輪ずつつける。
それが名の由来でもある。
なお、花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は普通は5枚だが、6、7枚の場合もある。
花弁はなく、雄しべと雌しべはたくさんある。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Anemone nikoensis


★真っ白な大きな花は美しく
 息飲むごとく一輪草は

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by sikino-hana | 2010-04-25 07:17 | 春の花

虫草(ムシクサ)

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虫草(ムシクサ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、田畑や畦、道ばたなどに生える。
史前帰化植物で、海外にも広く分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
茎は無毛で、疎らに枝分かれをする。
葉は長い楕円形である。
茎の上部では互い違いに生え(互生)、下部では向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から5月である。
上部の葉の脇に花径2ミリから3ミリの小さな淡い紅色を帯びた花をつける。
花冠は4つに裂け、そのうちの2つがやや大きい。
雄しべは2本である。
実は扁球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。
和名の由来は、この実に時に虫こぶができることからきている。
写真は4月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Veronica peregrina


★おやこれは花が開いているようだ
 写してみようどんな花かな

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by sikino-hana | 2010-04-24 07:21 | 春の花

十二単(ジュウニヒトエ)

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十二単(ジュウニヒトエ)はシソ科キランソウ属の多年草である。
本州と四国に分布し、丘陵地や林の中に生える。
草丈は15センチから20センチくらいである。
全体に白い毛を密生させる。
葉は長い楕円形で、向かい合ってつける(対生)。
葉の縁には粗い波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は4、5月である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、小さな青紫色ないし白い唇形の花を輪生させる。
花は幾重にも重なって咲く。
花径は5ミリから10ミリくらいである。
上の唇は2つに浅く裂ける。
下の唇は大きく3つに裂け、真ん中の裂片が大きい。
雄しべは4本で、2本が長い。
和名は、花の咲く様子を宮中の女官などが着る十二単に見立てたものである。
俳句の季語は春である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Ajuga nipponensis


★裾を引く十二単のややこしさ
 気づけば飲まれるウツボのように

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by sikino-hana | 2010-04-23 05:22 | 春の花

九輪草(クリンソウ)

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九輪草(クリンソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
北海道から四国にかけて分布し、山地の湿地や沢沿いなどに生える。
草丈は40センチから80センチくらいである。
茎は直立し無毛である。
根際から生える葉は長さ20センチから40センチくらいあり大形で、ロゼット状となる。
葉の形はへら形で皺があり、縁には不揃いの浅い切れ込みがある。
葉のつけ根の部分は狭くなり、葉の柄は紅色を帯びる。
開花時期は4月から6月である。
花は地上から伸びた花径の先に数段に輪生してつく。
花径は2、3センチで、花の色は紅紫色である。
花冠は先で5つに裂け、横に平らに開く。
それぞれの裂片の先は浅く2つに裂ける。
萼片は緑色で5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
名の由来は、段になって輪生する花の様子を、仏塔の先にたつ「九輪」に見立てたものである。
別名を七階草(ナナカイソウ)、七重草(シチジュウソウ)ともいう。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Primula japonica


★重なって上へ上へと九輪草
 群がるように花咲き昇る

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by sikino-hana | 2010-04-22 05:35 | 春の花

紫華鬘(ムラサキケマン)

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紫華鬘(ムラサキケマン)はケマンソウ科キケマン属の越年草である。
日本各地に分布し、やや湿った草原や空き地などに生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は根元と茎につき、2、3回羽状に細かく裂ける。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
筒状で先が唇形をした花をたくさんつける。
後部には距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
花の色は紅紫色で、花冠の先の色が濃い。
名の由来は、仏壇を飾る華蔓に花の姿を見立てたものである。
ただし、華蔓に似ているのは華鬘草(ケマンソウ)のことであり、紫華鬘(ムラサキケマン)は黄鬘草(キケマン)と同属で紫色ということでつけられた名である。
藪華鬘(ヤブケマン)の別名もある。
なお、プロトピンとサンギナリンという有毒物質を含むので注意が必要である。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Corydalis incisa


★夢に見る浄土の姿描きしか
 華鬘 (けまん)に譬えし花は紫

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by sikino-hana | 2010-04-21 05:52 | 春の花