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紅侘助(ベニワビスケ)

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侘助(ワビスケ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
原種は発見されておらず、藪椿(ヤブツバキ)と茶(チャ)との交雑種ではないかとする説もあるが、起源ははっきりしていない。
紅侘助(ベニワビスケ)はその園芸品種で、常緑低木である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には艶がある。
開花時期は11~3月である。
花径3センチくらいの一重咲きで、赤い5弁花がラッパ状に咲く。
写真は12月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica x wabisuke cv. Beniwabisuke


★慎ましく一重に咲けど色に出て
 紅侘助の姿優しく

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by sikino-hana | 2009-12-31 06:58 | 冬の花

万年青(オモト)

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万年青(オモト)はユリ科オモト属の多年草である。
分類体系によっては、スズラン科とされることもある。
漢字では「老母草」とも書く。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
また、観葉植物として栽培される。
海外では、中国大陸にも分布する。
古典園芸植物の1つで、江戸時代の中期に爆発的に流行し、多くの園芸品種が生まれた。
草丈は30~60センチくらいである。
根際から生える葉は長い卵形で、大きい。
葉の質は革質で分厚く艶があり、縁は波打つ。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い黄緑色をした小さな花を円筒状に密生させる。
花被片は6枚である。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤ないし黄色に熟する。
俳句では「万年青の実」が秋の季語である。
根茎はロデキシンを含み有毒である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Rohdea japonica


★昔から時折目にしてきたけれど
 カメラ向けるはこれが初めて

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by sikino-hana | 2009-12-30 13:01 | 果実

寒椿(カンツバキ)

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寒椿(カンツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
山茶花(サザンカ)のカンツバキ品種系で、枝が横に広がる傾向がある。
枝が上に伸びるものは、立ち寒椿(タチカンツバキ)といって区別をする。
樹高は150~300センチくらいである。
生垣や庭園樹、公園樹などに利用される。
葉は暗い緑色をした細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は11~2月である。
一般的には淡い紅色の八重咲きが多いが、白や桃色のものもある。
花には仄かな香りがある。
俳句の季語は冬である。
写真は12月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia sasanqua cv. Kantsubaki


★雪の中可憐に開く寒桜
 思い溢れど春まだ遠く

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by sikino-hana | 2009-12-29 12:20 | 冬の花

蟹草(カニクサ)

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蟹草(カニクサ)はフサシダ科カニクサ属の多年草である。
本州の東北地方から沖縄にかけて分布し、山麓や人家の近くに生える。
また、アメリカ大陸にも帰化している。
シダ類にはめずらしい蔓性で、他の植物に巻きついて伸びる。
ただし、蔓のように見えるのは葉の主脈にあたる部分である。
複数の葉のように見えるが、それぞれは1枚の葉の羽片である。
胞子嚢は羽片の縁につき、胞子嚢のつく羽片とつかない羽片がある。
蔓は細くて硬い。
名の由来は、この蔓を蟹釣りに利用したことからきている。
別名を蔓忍(ツルシノブ)という。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Lygodium japonicum


★名の由来紐解きみれば面白い
 蟹草の葉は冬も緑で

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by sikino-hana | 2009-12-28 05:44 | 観葉植物

蔓柾(ツルマサキ)

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蔓柾(ツルマサキ)はニシキギ科ニシキギ属の常緑蔓性低木である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
また、庭木や盆栽にされる。
枝は匍匐して横に広がり、気根(空気中に伸びる根)を出して木や岩などをよじ登る。
長さは数メートルになる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は革質で艶がある。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、乳白色の花をつける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは4本である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、秋に赤く熟する。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Euonymus fortunei


★ぼんぼりが葉陰に浮かぶ蔓柾
 点す灯りは仄かに燃えて

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by sikino-hana | 2009-12-27 14:23 | 果実

ネリネ・ボウデニー

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ネリネ・ボウデニーはヒガンバナ科ネリネ属の多年草である。
ネリネ属は30種くらいあるが、すべて南アメリカ原産である。
本種はケープ地方に分布する。
草丈は40~70センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、先が弓のように垂れる。
開花時期は11~12月である。
花の色は鮮やかなピンクである。
開花とともに葉が少なくなるが、他のネリネの仲間のように枯れてしまうことはない。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Nerine bowdenii


★草花の少ない時期に鮮やかな
 ピンクの色が潤い与え

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by sikino-hana | 2009-12-26 07:08 | 冬の花

グラマトフィルム・スペキオスム

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グラマトフィルム・スペキオスムはラン科グラマトフィルム属の多年草である。
原産地は東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島である。
低地の木の幹に生える着生種で、シンビジウム属に近い仲間である。
世界でもっとも大きいランとして知られる。
自生地では草丈が7メートルに達する。
開花時期は不定で、自生地でも数年に一度しか開花しない。
花の色は黄色で、褐色の斑点が入る。
一つの株に1万輪が咲いたという記録もあるそうだ。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Grammatophyllum speciosum


★見上げれば驚くほどの花の数
 その大きさに口をあんぐり

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by sikino-hana | 2009-12-25 05:56 | 不定期に咲く花

エスキナンツス・トリコロル

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エスキナンツス・トリコロルはイワタバコ科エスキナンツス属の蔓性常緑小低木である。
属名の片仮名表記は「エスキナンサス」とするものもある。
マレー半島やインドネシアのスマトラ島、サラワク島などに分布し、樹木や岩などに着生する。
蔓は垂れ広がる性質がある。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉は多肉質で艶があり、観葉植物としても親しまれている。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~8月である。
暖地では周年開花をする。
茎先や葉の脇に小さな赤い花を1~2個ずつつける。
花冠は筒状で、先は唇形に裂ける。
上の唇は2つに裂け、下の唇は3つに裂ける。
雄しべが少し花冠から飛び出す。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Aeschynanthus tricolor


★恥じらうがごとくひっそり咲く小花
 されど思いは血の色に燃え

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by sikino-hana | 2009-12-24 05:45 | 四季咲きの花

吐喝喇野菊(トカラノギク)

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吐喝喇野菊(トカラノギク)はキク科キク属の多年草である。
鹿児島県の屋久島からトカラ列島にかけて分布し、海岸近くに生える。
分類上は、薩摩野菊(サツマノギク)の変種とされている。
基本種と比べると、葉の裏面の毛の粗密に変異の見られる点に違いがあるという。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に新たに登録されている。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11~2月くらいである。
花径は4~5センチで、舌状花は白い。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum ornatum var. tokarense


★南海の小島で独自の進化した
 エキゾチックな花は冬咲き

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by sikino-hana | 2009-12-23 11:54 | 冬の花

細葉白熊(ホソバハグマ)

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細葉白熊(ホソバハグマ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
屋久島の固有種で、山地の渓流沿いに生える。
草丈は10~40センチくらいである。
葉は茎の中ほどにつき、線形である。
開花時期は7~11月くらいである。
花(頭花)は3つの白い小さな花からなる。
花冠は筒状で、先は5つに深く裂け、裂片は反り返る。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea faurieana


★渓流に生える草だとよくわかる
 葉っぱの様子にうなずきながら

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by sikino-hana | 2009-12-22 05:48 | 秋の花