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水蝋の木(イボタノキ)

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水蝋の木(イボタノキ)はモクセイ科イボタノキ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
また、庭木や生け垣などに利用される。
海外では朝鮮半島にも分布する。
樹高は2~4メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、向かい合ってつける(対生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先は4つに裂ける。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には黒く熟する。
実の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
花の写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Ligustrum obtusifolium


★枝覆い花を咲かせて水蝋の木
 手招くような香りを載せて

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by sikino-hana | 2009-11-30 05:34 | 果実 | Trackback | Comments(0)

大手毬(オオデマリ)

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大手毬(オオデマリ) はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
手毬花(テマリバナ)の別名もある。
藪手毬(ヤブデマリ)の花がすべて装飾花になった園芸品種と言われている。
英名はジャパニーズ・スノーボール(Japanese snowball)である。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には皺があり、先が尖っていて、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
長さは5~16センチくらいで、裏面に毛が疎らに生える。
開花時期は4~5月くらいである。
花径3~4センチの淡い緑色をした花がたくさん集まり、手毬のような丸い形の花序をつくる。
花の色はしだいに白に変化していく。
似たような名前の小手毬(コデマリ)という花もあるが、大手毬(オオデマリ)は小手毬(コデマリ)を大きくしたというよりは紫陽花(アジサイ)に似ている。
一つ一つの花は装飾花(中性花)なので繁殖機能がなく、実を結ばない。
俳句の季語は夏である。
紅葉の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
花の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Viburnum pricatum var. plicatum


★花寄せて弾む思いか大手毬
 たわわな枝に風吹きぬけて

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by sikino-hana | 2009-11-29 07:28 | 紅葉・黄葉 | Trackback | Comments(0)

照葉野菊(テリハノギク)

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照葉野菊(テリハノギク)はキク科シオン属の多年草である。
沖縄県八重山諸島の石垣島、西表島に分布し、渓流沿いの岩場や海岸などに生える。
分類上は、台湾に分布する剣葉野菊(ツルギバノギク)の変種とされている。
基本種のほうが葉が細い。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は楕円形ないし倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は紙質で、艶がある。
自生地での開花時期は12~2月くらいである。
花の色は白い。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Aster taiwanensis var. lucens


★八重山へ行かねば見えぬ花が咲く
 ここはやっぱり不思議空間

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by sikino-hana | 2009-11-28 14:49 | 冬の花 | Trackback | Comments(0)

パナマ草(パナマソウ)

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パナマ草(パナマソウ)はパナマソウ科パナマソウ属の多年草である。
原産地は中央アメリカから南アメリカの北西部にかけてである。
パナマ帽などの原材料としてコロンビアやエクアドルなどで栽培されている。
草丈は2~4メートルである。
茎はあまり伸びず、根際からヤシのような葉が束生する。
葉の柄は2メートル以上ある。
葉は円形で、手のひら状に4つに裂け、裂片はさらに細かく裂ける。
花は肉穂花序(柄のない花が花茎に均等につき、主軸が肉厚に膨らんだもの)である。
実は液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、赤く熟する。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Carludovica palmata


★草だけど椰子の木みたいな葉をつける
 ほかにはあまり見かけない草

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by sikino-hana | 2009-11-27 05:36 | 商品作物 | Trackback | Comments(0)

白南天(シロナンテン)

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南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属の常緑低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
海外では、中国やインドにも分布する。
また、公園や庭などに好んで植えられている。
これは、南天(ナンテン)が「難転」(難を転ずる)に通ずるからである。
白南天(シロナンテン)はその変種である。
特徴は、実の色が白いことである。
樹高は1~3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
3回羽状複葉といって、枝分かれを繰り返して先に羽状複葉をつけ1枚の葉となる。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部では互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形である。
先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~7月である。
葉の脇に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
内花被片と外花被片が6枚ずつある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、白く熟する。
花の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Nandina domestica var. leucocarpa


★実の色が変われば風情自ずから
 異なるものと思い眺めて

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by sikino-hana | 2009-11-26 05:40 | 果実 | Trackback | Comments(0)

パフィオペディルム・フェアリイアヌム・アルブム

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パフィオペディルム・フェアリイアヌムはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)属の多年草である。
ヒマラヤの東部からインドのアッサム地方にかけて分布する地生種である。
アルブム(album)はその型の1つである。
アルブムには「白い」という意味がある。
基本種は紫色が混じるが、本種は白と緑色がベースになる。
草丈は20センチくらいである。
葉は細長い楕円形である。
開花時期は11~3月くらいである。
茎先に花径6~7センチの花を1輪つける。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum fairrieanum form. album


★ヒマラヤの山懐に咲くという
 花は清楚に緑の溢れ

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by sikino-hana | 2009-11-25 05:51 | 冬の花 | Trackback | Comments(0)

紙八手(カミヤツデ)

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紙八手(カミヤツデ)はウコギ科カミヤツデ属の落葉小高木である。
原産地は中国南部、台湾である。
原産地では落葉をしない。
日本では、関東地方以南で植栽される。
また、逸出したものが野生化している。
地下茎が横に広がり、そこから次々と幹を出して繁殖するので、群落化しているところもある。
樹高は3~6メートルくらいである。
幹は直立する。
葉には長い柄があり、幹の上部で互い違いに生える(互生)。
長さが1メートルくらいある大きな葉は手のひら状に7つに裂け、その先がまた浅く2つに裂ける。
葉には艶はなく、葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は11~12月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、さらに球状の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)に淡い黄緑色の花をたくさんつける。
1つ1つの花は4弁花である。
幹からとれる髄は「通草紙」という紙の原料とされた。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Tetranax papyiferus


★根を張ってどんどん広がる紙八手
 冬の寒さをものともせずに

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by sikino-hana | 2009-11-24 05:48 | 冬の花 | Trackback | Comments(0)

パフィオペディルム・ウォーディイ

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パフィオペディルム・ウォーディイはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
種小名の片仮名表記は「ワルディイ」や「ワーディー」とするものもある。
中国の南部からミャンマーの北部にかけて分布し、標高1200~1500メートルの山地に生える地生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は長い楕円形である。
淡い緑色の地に濃い緑色の斑が入る。
開花時期は11~3月くらいである。
茎先に1輪の花をつける。
花径は10センチくらいである。
背萼片は白地に緑色の縦縞が入る。
側花弁は幅が広く、黄緑色の地に赤褐色の斑が入る。
唇弁は黄色と赤褐色が入り混じる。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum wardii


★渋いけど不思議な模様散りばめて
 パフィオの咲けば冬を忘れて

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by sikino-hana | 2009-11-23 10:10 | 冬の花 | Trackback | Comments(0)

パフィオペディルム・アッドゥクツム

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パフィオペディルム・アッドゥクツムはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
種小名の片仮名表記は「アダクツム」とするものもある。
原産地はフィリピンである。
標高1300メートルくらいの林の中に生える地生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は長い楕円形である。
開花時期は11~2月くらいである。
茎先に数輪の花をつける。
花の色は黄白色と紫色がベースになる。
側花弁は細くて垂れ下がる。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum adductum


★フィリピンで落ち葉の中に咲くという
 花おとなしく見落としそうで

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by sikino-hana | 2009-11-22 06:40 | 冬の花 | Trackback | Comments(0)

パフィオペディルム・インシグネ・サンデラエ

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パフィオペディルム・インシグネはラン科トキワラン属(パフィオペディルム属)の多年草である。
中国の南部からインドのアッサム地方にかけて分布し、石灰岩地帯の岩の上に生える地生種である。
サンデラエ(sanderae)はその型の1つである。
この言葉は、イギリスの園芸業者サンダーズ商会のF. Sanderに因むという。
読み方は「サンデレ」や「サンデレー」とするものもある。
特徴は基本種に比べて花色に黄味が強いということである。
草丈は20~30センチである。
葉は細長い楕円形である。
開花時期は11~2月くらいである。
背萼片の縁は白い。
側花弁の縁は波打つ。
全体に少し濃い色(緑色)のストライブが入る。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Paphiopedilum insigne form. sanderae


★シンプルな色組合せ咲く姿
 清楚に見える名はサンデラエ

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by sikino-hana | 2009-11-21 11:58 | 冬の花 | Trackback | Comments(0)