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犬薄荷(イヌハッカ)

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犬薄荷(イヌハッカ)はシソ科イヌハッカ属(ネペタ属)の多年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
植物名に「犬」の字がつくと「劣る」とか「役に立たない」という意味になる。
この場合は「薄荷」に似ているがメントール成分を含まないということになる。
英名はキャットニップ(catnip)である。
「猫が噛む草」という意味である。
この草の精油にネペタラクトンという猫を興奮させる物質が含まれていることからきている。
猫も喜ぶが、ハーブとして人間にも役立つ薬用植物である。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は直立し、よく枝分かれをする。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉は軟毛に覆われており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、唇形をした白い花をたくさんつける。
下の唇のつけ根には濃い赤紫色の斑点がある。
雌しべの先端は濃い紅色である。
別名を筑摩薄荷(チクマハッカ)ともいう。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Nepeta cataria


★東西で違っているよ名づけ方
 キャットニップが犬薄荷とは
☆犬薄荷可愛い小花つけながら
 猫も人にも役立つ草よ

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by sikino-hana | 2009-09-30 05:49 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

ルドベキア・タカオ

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ルドベキア・トリローバはキク科オオハンゴンソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
タカオ(Takao)はその園芸品種である。
草丈は80~150センチくらいである。
開花時期は6~10月くらいである。
枝分かれした先に1つずつ花(頭花)をつける。
花の真ん中にある筒状花はこげ茶色をしている。
周りにつく舌状花は8枚で、黄色ないしオレンジ色である。
花径は3センチくらいである。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rudbeckia triloba var. sericea cv. Takao


★お澄ましの顔はいかがとルドベキア
 太陽が好き夏は大好き

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by sikino-hana | 2009-09-29 07:20 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

サルビア・ガラニチカ

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サルビア・ガラニチカはシソ科サルビア属(アキギリ属)の常緑低木である。
種小名の片仮名表記は「グラニチカ」とするものもある。
原産地は南アメリカである。
「メドーセージ」の名でも流通しているが、分類上のメドーセージ(Salvia pratensis)は別物である。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~9月である。
花の大きさは3~5センチくらいと大型で、濃い青紫色をした筒状の花をつける。
葉の緑、萼の黒とのコントラストも美しい。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Salvia guaranitica


★伸びやかに天をめざすかガラニチカ
 大きな口のブルーモンスター

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by sikino-hana | 2009-09-28 06:41 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

冬瓜(トウガン)

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冬瓜(トウガン)はウリ科トウガン属の蔓性一年草である。
1属1種である。
原産地はジャワ島である。
日本へは奈良時代に渡来し、古くから栽培されている。
茎につく葉は大きな円形で浅く5つに裂け、細かい毛がたくさん生える。
茎は長く延びて地上を這い、夏に黄色の花をたくさんつける。
「冬瓜の花は咲いても百に一つ」と言われるように結実するものは少なく、無駄花、アダ花の譬えとされる。
果実は直径20~30センチ、長さ30~50センチくらいになり大きい。
夏野菜の定番で、冬まで貯蔵できる瓜ということで冬瓜(トウガン)の名がつけられている。
中国では薬膳料理の食材として重宝され、近年はダイエット食としても注目を集めている。
同じ漢字で「トウガ」とも呼ばれる。
また、種子は生薬の冬瓜子(とうがし)となる。
俳句の季語は秋である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Benincasa hispida


★実るなら咲くも甲斐あることなれど
 冬瓜の花は空しさの中

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by sikino-hana | 2009-09-27 03:21 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

細葉朮(ホソバオケラ)

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細葉朮(ホソバオケラ)はキク科オケラ属の多年草である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の享保年間に渡来し薬園で栽培された。
現在では新潟県の佐渡に植えられたものが残存しており、そのため佐渡朮(サドオケラ)の別名もある。
草丈は30~80センチくらいになる。
茎は直立し、末端部でやや枝分かれをする。
葉は楕円形ないし細めの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は変異が多く、ぎざぎざのないもの(全縁)もあれば、深く裂けるものや浅く裂けるものもある。
開花時期は8~10月である。
通常は雌雄異株で、雄花をつける株と両性花をつける株がある。
茎先に白い筒状花からなる頭花をつける。
花の色は紅紫色を帯びたものもある。
花(花冠)は白ないし紅紫色を帯びる。
花のつけ根の部分には包葉(花のつけ根の部分につく葉)がつき、その内側には円柱状の総包(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
根茎を乾かしたものが漢方薬の蒼朮(そうじゅつ)になる。
健胃や止痛の効果があるそうである。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Atractylodes lancea


★有り難き草木なれどどことなく
 ついた名前の響きおかしく

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by sikino-hana | 2009-09-26 09:34 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

藍(アイ)

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藍(アイ)はタデ科イヌタデ属の一年草である。
藍染めの染料をとるため、古くから各地で栽培されてきた。
原産地はインドシナ半島である。
日本へは奈良時代に中国を経由して渡来した。
草丈は70~100センチくらいになる。
茎は紫紅色で節が目立ち、上部でよく枝分かれをする。
葉は茎を抱くようにつく。
葉の形は卵円形や披針形などで、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9~10月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の米粒のような小花をたくさんつける。
花の色は白いものもある。
花の後には、黒褐色のそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)を結ぶ。
葉を藍染め原料として使うほか、虫刺されの薬草や料理などにも用いられる。
別名を蓼藍(タデアイ)という。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Persicaria tinctoria


★ジーンズで気楽にここを訪ねてね
 藍染めの色確かめ見たい
☆百日をかけてすくもに変わる蓼
 見事なまでの藍は生まれて

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by sikino-hana | 2009-09-25 06:01 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

男郎花〈オトコエシ)

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男郎花〈オトコエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い草地や林の中に生える。
和名の由来は、女郎花(オミナエシ)と対比させてつけられたもので、花の色が白く地味で茎や葉は女郎花(オミナエシ)より大きく、男性的な感じがするというところからきている。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
下部につく葉は羽状に裂ける。
開花時期は8~10月である。
茎の上部で枝分かれをして、散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小花をたくさんつける。
1つ1つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。
雄しべは4本、花柱(雌しべ)は1本である。
俳句の季語は秋である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Patrinia villosa


★男郎花対を願いて女郎花
 見(まみ)える夢を風に託して

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by sikino-hana | 2009-09-24 05:26 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

コスモス

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コスモス(cosmos)はキク科コスモス属の一年草である。
原産地はメキシコの高原地域である。
和名は秋桜(アキザクラ)という。
メキシコには20種以上の野性種があるといわれている。
コスモスの名はコスモス属の総称としても用いられるが、一般的には大春車菊(オオハルシャギク)を指す。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は1~3メートルである。
茎は太い。
葉は羽状に細かく切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉の裂片は線形となる。
開花時期は9~10月くらいである。
6月から咲く早生品種もある。
花径は6~10センチくらいである。
舌状花は8枚くらいあり、先が3つに裂ける。
花の色は淡い紅色である。
園芸品種には白、赤、黄色、オレンジなどのものや八重咲きのものもある。
筒状花の色は黄色い。
俳句の季語は秋である。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Cosmos bipinnatus(オオハルシャギク)


★コスモスが寄り添うようにひそひそと
 内緒の話聴いてみたいな
☆風に揺れ色とりどりのコスモスに
 そっと話せば想い届いて

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by sikino-hana | 2009-09-23 16:17 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

高三郎(タカサブロウ)

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高三郎(タカサブロウ)はキク科タカサブロウ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、湿った道端や水田の縁などに生える。
縄文時代の後期には日本に渡来していたという史前帰化植物である。
世界中の温帯から熱帯にかけて広く分布する。
和名の由来ははっきりしない。
近縁種として1981年に確認されたアメリカ高三郎(アメリカタカサブロウ)がある。
そちらのほうは、花径が半分くらい、葉がやや細く鋸歯が明瞭、種子に翼がないなどの特徴がある。
ただし、両者の交配種も出現しているという。
草丈は20~70センチくらいである。
よく枝分かれをする。
茎や葉には毛が生えていてざらつく。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~10月くらいである。
茎先に花径1センチくらいの白い花(頭花)をつける。
真ん中にある筒状花は緑白色で、周りに白い舌状花がある。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)である。
そう果には冠毛はなく、種子は水に流されて散布される。
種子には翼がある。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Eclipta thermalis


★名前だけ聞いていたけど高三郎
 とても綺麗だモザイクのよう

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by sikino-hana | 2009-09-22 06:22 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

浜蔓穂(ハマツルボ)

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浜蔓穂(ハマツルボ)はユリ科ツルボ属の多年草である。
分布域ははっきりしないが、海岸付近の草地などに生える。
山野に生える蔓穂(ツルボ)の海岸型変種である。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は線形で、基本種に比べて分厚く幅も広い。
開花時期は9~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。
花びら(花被片)は6枚で横に開く。
雄しべは6本で花被片と同じくらいの長さである。
雌しべは1本である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Scilla scilloides var. litoralis


★ぼってりと葉を太くして浜蔓穂
 潮風などにびくともせぬと

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by sikino-hana | 2009-09-21 11:07 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)