<   2009年 08月 ( 29 )   > この月の画像一覧

浜薊(ハマアザミ)

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浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
本州の伊豆半島から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
根が牛蒡(ゴボウ)に似ていて食べられるので、浜牛蒡(ハマゴボウ)の別名もある。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に紅紫色の頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum


★紫の花を開いて浜薊
 砂浜を這う棘見せながら

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by sikino-hana | 2009-08-31 05:48 | 秋の花

黄釣舟(キツリフネ)

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黄釣舟(キツリフネ)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った場所に生える。
海外では、北半球の温帯や冷帯に広く分布する。
草丈は40~80センチくらいである。
全体に白っぽい。
茎は直立して枝分かれをする。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、先は尖らない。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色の花を数個つり下げる。
和名は黄色い花を咲かせる釣舟草(ツリフネソウ)の意味である。
「釣舟」の由来は、細い柄にぶら下がる花の姿を帆をかけた舟に見立てたものである。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Impatiens noli-tangere


★のんびりと獲物を待ちて黄釣舟
 うたた寝もよいこくりくっくり

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by sikino-hana | 2009-08-30 05:41 | 夏の花

沢桔梗(サワギキョウ)

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沢桔梗(サワギキョウ)はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草である。
日本各地に分布し、湿地に生育する。
国外では、東アジアにも分布する。
名の由来は沢に咲く桔梗(キキョウ)ということだが、花も葉もあまり桔梗(キキョウ)には似ていない。
草丈は50~100センチくらいで、枝分かれをしない。
茎は円柱形で、中空である。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月である。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い紫色の花をたくさんつける。
花冠は唇形である。
上の唇は2つに裂けて横に張り出し、下の唇は3つに裂けて前に突き出る。
雄しべは筒のようになって雌しべを包み込んでいる。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Lobelia sessilifolia


★近づいて眺めたいよと思いつつ
 湿地に生える沢桔梗撮り

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by sikino-hana | 2009-08-29 09:20 | 秋の花

山母子(ヤマハハコ)

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山母子(ヤマハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外ではサハリン、中国、ヒマラヤ、北アメリカなどに分布し、ヨーロッパにも帰化植物として生育しているという。
和名の由来は、母子草(ハハコグサ)に似て山に生えることからきている。
草丈は30~70センチくらいである。
茎は白い綿毛に覆われる。
葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
枝の先にたくさん花(頭花)をつける。
白い花弁に見える部分は総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Anaphalis margaritacea


★山母子白い綿毛に覆われて
 小振りの花をぽつぽつ咲かせ

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by sikino-hana | 2009-08-28 06:02 | 秋の花

白髭草(シラヒゲソウ)

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白髭草(シラヒゲソウ)はユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地の湿原や渓流沿いに生える。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は円心形で、茎を抱くようにつく。
茎の途中にも小さな葉がつく。
開花時期は8~9月である。
花茎を立て、茎先に縁が糸状に細かく裂けた白い5弁花を1輪開く。
花径は2センチくらいである。
花の真ん中には柱頭が3つに裂けた雌しべがある。
外側に10本の雄しべがある。
そうちの5本には葯(雄しべの花粉を入れる袋)がある。
残る5本は先が3つに裂けた仮雄しべで、先に黄色の玉をつけて虫を誘うという。
名の由来は、花の姿を白い髭に譬えたものである。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Parnassia foliosa var. nummularia


★不思議なる花の姿に魅せられて
 しばし見入らん白髭草に

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by sikino-hana | 2009-08-27 05:27 | 秋の花

紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)

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紀ノ国鈴掛(キノクニスズカケ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
和歌山県南部の固有種で、串本町と古座川町だけで確認されている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、「紀ノ国」に産し山伏装束の「鈴掛」に似るというところからきている。
草丈は1メートルくらいである。
茎は細くて斜上し、短い曲がった毛が生える。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖る。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は9~10月くらいである。
葉の脇から円柱状の花序を出し、白い花をたくさんつける。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Veronicastrum tagawae


★咲き初めの初々しさに目を細め
 しばし見とれる紀ノ国鈴掛

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by sikino-hana | 2009-08-26 05:50 | 秋の花

小車(オグルマ)

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小車(オグルマ)はキク科オグルマ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、湿地や田の畦などに生える。
地下茎で増える。
草丈は20~60センチくらいである。
茎には軟毛があり、上部で枝分かれする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開化時期は7~10月くらいである。
茎先に花径3~4センチの黄色の頭花を1つずつつける。
近縁種の歌仙草(カセンソウ)に比べると、外側の花びら(舌状花)の乱れが少ない。
名の由来は、放射状にきれいに並んだ黄色の花を金の小車(牛車)に見立てたものである。
漢字では「御車」とも書く。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Inula britannica ssp. japonica


★夏の陽を浴びて小車きらきらと
 花咲く姿人に愛でられ

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by sikino-hana | 2009-08-25 05:38 | 夏の花

奥紅葉白熊(オクモミジハグマ)

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奥紅葉白熊(オクモミジハグマ)はキク科モミジハグマ属の多年草である。
本州から九州の北部にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
分類上は西日本に多い紅葉白熊(モミジハグマ)の変種とされている。
基本種のほうが葉が深く切れ込む。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は円心形ないし腎心形で手のひら状に浅く裂け、茎の中ほどに輪生状につく。
葉には長い柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月である。
花(頭花)は白く、左右対称に穂状につく。
頭花は3つの小花からなり、それぞれの小花の花冠は5つに裂けるので、1つの頭花の裂片は15枚になる。
裂片はカールしている。
「白熊」はヤクの毛で作られた仏具のことである。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Ainsliaea acerifolia var. subapoda


★カールした花がとっても可愛いよ
 小さいけれど不思議な形

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by sikino-hana | 2009-08-24 05:43 | 秋の花

粘り野菊(ネバリノギク)

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粘り野菊(ネバリノギク)はキク科シオン属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは大正時代に観賞用として渡来した。
その後、各地で栽培されながら野生化し、道端や荒れ地に生える。
草丈は50~150センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は先の尖った細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎や葉の全体に軟毛があり粘るのが名の由来である。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に花径3センチくらいの花(頭花)をたくさんつける。
舌状花は青紫色で、筒状花は黄色である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Aster novae-angliae


★見捨てられ野に放たれてしまっても
 粘り野菊は負けずに咲いて

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by sikino-hana | 2009-08-23 07:16 | 秋の花

ペニセツム・ビロスム

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ペニセツム・ビロスムはイネ科チカラシバ属の多年草である。
属名の片仮名表記は「ペンニセツム」や「ペニセタム」とするものもある。
種小名の片仮名表記は「ヴィロスム」や「ウィルロスム」とするものもある。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地は北アフリカからアラビア半島にかけてで、山地に生える。
英名はフェザートップグラス(Feathertop grass)である。
そこから、フェザートップの名で流通している。
また、銀狐(ギンギツネ)という流通名も用いられている。
草丈は50~60センチくらいである。
根際から生える葉は、幅10ミリくらいの線形である。
開花時期は7~8月である。
茎先に長さ20~30センチもある淡い黄白色の羽毛状をした花穂をつける。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Pennisetum villosum


★薄よりぴったりだよねその名前
 大きな尻尾が風にゆらゆら

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by sikino-hana | 2009-08-22 10:18 | 夏の花