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伊豆浅葱(イズアサツキ)

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伊豆浅葱(イズアサツキ)はユリ科ネギ属の多年草である。
本州の三浦半島と伊豆半島に分布し、海岸の岩場などに生える。
分類上は、蝦夷葱(エゾネギ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、中空である。
浅葱(アサツキ)と似ているが、花茎が葉の横に離れて出ることがある。
開花時期は6~7月くらいである。
花の色は白ないし淡い紅紫色である。
花被片は短い。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. idzuense


★伊豆の地は個性豊かな花が咲く
 独自の地形に姿を変えて

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by sikino-hana | 2009-06-30 05:52 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

半夏生(ハンゲショウ)

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半夏生(ハンゲショウ)はドクダミ科ハンゲショウ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、水辺や湿地に生える。
また、観賞用として庭園などに植えられる。
海外では、朝鮮半島、中国、フィリピンなどにも分布する。
草丈は60~100センチくらいである。
茎には稜があり、全草に独特の臭いがある。
葉は長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~8月である。
上部の葉の脇から長さ10~15センチくらいの穂のような形をした総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花には花弁も萼片もない。
雌しべが4つに分かれ、そのまわりに6本の雄しべがある。
花序ははじめは垂れているが、開花につれて立ち上がる。
また、花期になると上部の葉の表面が白く変色する。
このため「半化粧」の文字を充てたり、片白草(カタシログサ)と呼ばれたりもする。
花期に葉が白くなるのは、虫媒花なので虫を誘うためである。
花期が終わると葉の色は緑色になる。
なお、「半夏生」というのは雑節の一つで、夏至から11日目のことを言う。
このころに花をつけるというのが名の由来である。
俳句の季語は夏である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Saururus chinensis


★ドクダミのお仲間らしき半夏生
 佇む水辺誰を待つやら

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by sikino-hana | 2009-06-29 05:38 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

尾瀬河骨(オゼコウホネ)

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尾瀬河骨(オゼコウホネ)はスイレン科コウホネ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の空知地方、宗谷地方、本州の月山、尾瀬に分布し、湖沼の水中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
分類上は根室河骨(ネムロコウホネ)の変種とされている。
両者の違いは、本種の場合、柱頭盤といわれる部分が赤いことである。
なお、普通の河骨(コウホネ)と根室河骨(ネムロコウホネ)との違いは、河骨(コウホネ)は葉の茎が水上に突き出るが、根室河骨(ネムロコウホネ)は葉が水面に浮かぶだけである。
草丈は20~100センチくらいである。
根茎は泥の中を這い、長い柄を伸ばして水上に葉を広げる。
葉は円心形で、裏面には細かい毛が密生する。
開花時期は7~8月である。
花径は2~3センチで、花の色は黄色い。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
実際の花弁はへら状で、雄しべの外側に並んでいる。
雄しべはたくさんあり、花の真ん中にある柱頭盤は赤い。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Nuphar pumilum var. ozeense


★花の芯酔ったごとくに赤く染め
 尾瀬河骨は顔を覗かせ

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by sikino-hana | 2009-06-28 10:01 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

皐月(サツキ)

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皐月(サツキ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
本州の関東地方南部から九州にかけて分布し、山地の河川沿いの岩肌などに生える。
また、庭木や盆栽とされる。
和名の由来は、旧暦の五月(皐月)に花を開くということからきている。
樹高は10~100センチくらいである。
幹は這う性質が強い。
葉は披針形ないし幅の広い披針形で、枝先に数枚が集まって互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚い。
開花時期は6~7月である。
枝先に朱赤色の花を1~2輪つける。
花径は3~5センチくらいである。
花冠は漏斗形で、先が5つに裂ける。
雄しべは5本である。
多くの園芸品種が作出されている。
俳句の季語は夏である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron indicum


★地に近く隠れるように皐月咲く
 濡れた地肌を欲すがごとく

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by sikino-hana | 2009-06-27 07:04 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

エレオカルプス・グランディフロールス

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エレオカルプス・グランディフロールスはホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木である。
中国の南部からインドにかけて分布する。
英名はリリーオブザバレーツリー(lily of the valley tree)である。
訳すと「谷間の百合の木」ということになる。
樹高は20~30メートルである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打つ。
開花時期は冬から春にかけてである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚で、先がフリルのように裂ける。
萼片は5枚で、鮮やかな紅色である。
オーストラリア原産のエレオカルプス・アングスティフォリウス(Elaeocarpus angustifolius)とシノニムという記述も見かけるが、Wikipediaでは別の扱いになっていてはっきりしない。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Elaeocarpus grandiflorus


★美しい花の姿に驚くよ
 化身のごとく南国に咲き

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by sikino-hana | 2009-06-26 05:40 | 春の花 | Trackback | Comments(0)

ホルムショルディア・テッテンシス

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ホルムショルディア・テッテンシスはクマツヅラ科ホルムショルディア属の常緑低木である。
原産地はアフリカである。
英名はタヒチアンハットプラント(Tahitian hat plant)という。
樹高は120~180センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月くらいである。
花の様子はピンクの皿に青い蝶がとまったように見える。
皿のように見える部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
花冠は筒形で、先が切れ込む。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Holmskioldia tettensis


★鮮やかな色と形で人目ひく
 どうしてなったのこんな形に

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by sikino-hana | 2009-06-25 05:58 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

ジギタリス・プルプレア

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ジギタリス・プルプレアはゴマノハグサ科ジギタリス属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
薬用や観賞用として栽培されている。
ジギタリス属にはいろいろな種類があるが、普通ジギタリスと呼んでいるのは本種のことである。
草丈は1メートルくらいである。
葉は卵形で、車軸状につく(輪生)。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紫色をした鐘形の花をたくさんつける。
花冠の内側には白い縁取りのある暗い紫色の斑点がある。
英名はフォックスグローブ(fox glove)である。
これを訳した狐の手袋(キツネノテブクロ)というユニークな和名がついている。
俳句の季語は夏である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Digitalis purpurea


★どことなく謎秘めて咲くジギタリス
 御伽の国が手招くように

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by sikino-hana | 2009-06-24 05:36 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

小藤空木(コフジウツギ)

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小藤空木(コフジウツギ)はフジウツギ科フジウツギ属の落葉低木である。
四国の南部から沖縄にかけて分布し、渓流沿いの崖地などに生える。
樹高は1~3メートルくらいである。
藤空木(フジウツギ)と異なり、枝に稜はない。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の裏面には星状毛(放射状に伸びる毛)がある。
開花時期は6~9月くらいである。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、一方に偏って紫花を穂状にたくさんつける。
サポニンを含む有毒植物で、魚毒に用いることもある。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Buddleja curviflora


★あれこれは花の穂少し小さいぞ
 名札を見れば小藤空木と

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by sikino-hana | 2009-06-23 05:53 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

細葉の麒麟草(ホソバノキリンソウ)

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細葉の麒麟草(ホソバノキリンソウ)はベンケイソウ科キリンソウ属(マンネングサ属)の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原や林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
別名を深山麒麟草(ミヤマキリンソウ)という。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉は多肉質で水分が多く、厚ぼったい感じがする。
葉の縁にはつけ根近くまでぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の麒麟草(キリンソウ)の場合は、上部半分くらいまでしかぎざぎざ(鋸歯)がない。
開花時期は6~8月である。
茎の先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、黄色い5弁花をつける。
花はほぼ水平に開く。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Sedum aizoon


★地味だけど綺麗に咲いて見せるから
 気づいてほしいわたしのことに

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by sikino-hana | 2009-06-22 05:33 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

クラスペディア・グロボーサ

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クラスペディア・グロボーサはキク科クラスペディア属の多年草である。
園芸的には一年草扱いをされる。
原産地はオーストラリアである。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は細くて硬く、直立をする。
根際から生える葉は線形で、銀白色を帯びる。
開花時期は6~10月くらいである。
茎先に筒状花だけからなる黄色い花(頭花)を球状につける。
花径は3センチくらいある。
英名はドラムスティック(drumstick)である。
ゴールドスティックの名で流通しているものは本種の園芸品種(cv. Gold Stick)である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Craspedia globosa


★めずらしい花の姿に紐解けば
 生まれ育ちはオーストラリア

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by sikino-hana | 2009-06-21 10:49 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)