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紅葉苺(モミジイチゴ)

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紅葉苺(モミジイチゴ)はバラ科キイチゴ属の落葉低木である。
本州の東北地方から中部地方にかけて分布し、山野に普通に生える。
西日本には近縁種の長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)が分布する。
樹高は1~2メートルである。
枝や葉の柄、葉の裏面には棘がある。
葉は卵形で手のひら状に3つから5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は心形で、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は4~5月である。
葉の脇に白い花を下向きにつける。
花びらは5枚である。
萼筒は杯形で、萼片の先は尖る。
実は直径1センチくらいの集合果で、6~7月に黄橙色に熟する。
別名を黄苺(キイチゴ)ともいう。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rubus palmatus var. coptophyllus


★色浅く裂けた葉っぱが変わってる
 紅葉苺に初めて出合い

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by sikino-hana | 2009-03-31 06:11 | 春の花

姫蔓日々草(ヒメツルニチニチソウ)

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姫蔓日々草(ヒメツルニチニチソウ)はキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の蔓性常緑低木である。
原産地はヨーロッパ中部からコーカサスにかけた一帯である。
耐寒性が強いので寒地での栽培に適し、繁殖力がある。
近縁種の蔓日々草(ツルニチニチソウ)に比べ、葉も花も小形である。
また、匍匐茎の各所で根をはる。
葉は長い楕円形で、密生して垂れ下がる。
蔓日々草(ツルニチニチソウ)と異なり、萼片に毛はない。
開花時期は3~7月くらいである。
花のつく茎が直立し、青紫色の花を咲かせる。
筒状の合弁花で、先が5つに大きく裂けている。
一日花で、日ごと新しい花に咲き変わる。
品種は多く、花の色は紫、青、ピンク、白などがあり、八重咲きもある。
また、葉も覆輪や黄金葉などいろいろある。
主成分のビンカミンは血圧降下作用があり、全草を薬用とする。
学名のビンカ・ミノールの名でも流通している。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Vinca minor


★地を埋めて葉を敷き詰めたその中に
 点々と咲く紫の花

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by sikino-hana | 2009-03-30 06:16 | 春の花

三河躑躅(ミカワツツジ)

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三河躑躅(ミカワツツジ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
愛知県東部の三河地方にのみ分布し、林の中や林の縁に生える。
分類上は山躑躅(ヤマツツジ)の変種である。
学名に'var.'のつくものが変種である。
母種の山躑躅(ヤマツツジ)の学名は'Rhododendron kaempferi'ということになる。
命名者は牧野富太郎博士である。
樹高は1~3メートルである。
葉は枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という2種類の葉がある。
春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」という。
三河躑躅(ミカワツツジ)の葉は母種に比べて小型である。
開花時期は4~6月である。
枝先に紅紫色の花が2~3個固まってつく。
花冠は漏斗型で、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花糸(葯という雄しべの花粉を入れる袋についている柄のこと)に短毛が生えるのが特徴である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi var. mikawanum


★少しだけ仲間と違い見せて咲く
 三河躑躅はローカルな花

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by sikino-hana | 2009-03-29 08:07 | 春の花

辛夷(コブシ)

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辛夷(コブシ)はモクレン科モクレン属の落葉高木である。
漢字では「拳」とも書く。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
また、庭木とされる。
海外では、済州島にも分布する。
樹高は5~18メートルである。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄い紙質で、先は急に尖る。
開花時期は3~4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花は白くてよい香りのする大きな6弁花である。
花びらの形はへら形で、花のつけ根の部分は紅色を帯びる。
萼片が3枚あり、花弁に似るが小さい。
雌しべは花の真ん中にたくさんあり、緑色をしている。
雄しべは橙色で雌しべの周りを取り囲むようにして、これもたくさんある。
実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)を集めた瘤状である。
10月ころに熟し、集合果が裂けて赤い種子が白い糸で垂らす。
名の由来は、蕾の形や実の形を「拳」に見立てたものである。
「北国の春」(千昌夫)の歌詞に出てくることで有名となったが、北国では山に春を呼ぶ植物として慕われている。
蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、鎮痛剤として利用される。
材は床柱や器具材とされる。
俳句の季語は春である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Magnolia praecocissima(=Magnolia kobus)


★青空に溶け込むように辛夷咲く
 春の小道を君と二人で
☆花びらは空にひらひら舞い踊り
 辛夷指差し見つめん二人

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by sikino-hana | 2009-03-28 08:13 | 春の花

雲南黄梅(ウンナンオウバイ)

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雲南黄梅(ウンナンオウバイ)はモクセイ科ソケイ属の常緑半蔓性低木である。
原産地は中国の西南部である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
樹高は2~3メートルになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形である。
開花時期は1~4月である。
鮮やかな黄色い花を下垂して咲かせる。
花径は4~5センチくらいである。
花冠は先が6つから8つに裂ける。
八重咲きのものもある。
雄しべは2本、雌しべは1本である。
雲南素馨(ウンナンソケイ)、黄梅擬き(オウバイモドキ)の別名がある。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Jasminum mesnyi(=Jasminum primulinum)


★にっこりと微笑むように顔を出し
 雲南素馨春を伝えて

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by sikino-hana | 2009-03-27 06:17 | 春の花

碇草(イカリソウ)

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碇草(イカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
漢字では「錨草」とも書く。
花の形が船の錨に似ていることからつけられた名前である。
北海道と本州に分布し、山地や林の中に生える。
草丈は20~40センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。
小さな葉が9枚でセットになっている。
3つに枝分かれした後、もう一度3つに分かれる。
小葉の形はハート形である。
このような葉の形から三枝九葉草(サンシクヨウソウ)の別名がある。
開花時期は3~5月である。
花の色は、紫、白、黄、ピンクなどがある。
花弁は4枚で、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)を伸ばす。
萼片は8枚である。
外側の4枚は早くに落ち、内側の4枚が大きくなる。
江戸時代に薬草として中国から渡来した。
生薬名を淫羊霍(いんようかく)と言い、強壮・強精の効果がある。
ただし、中国で淫羊霍(いんようかく)とされるのは穂咲錨草(ホザキノイカリソウ)という種類で、碇草(イカリソウ)はその代理薬草であった。
また、江戸時代には観賞用としても流行したという。
俳句の季語は春である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Epimedium grandiflorum


★春の野に出船入船碇草
 今この時に咲かせ花散る
☆春の日に溶け込むように碇草
 ゆらり揺れては風と戯れ

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by sikino-hana | 2009-03-26 06:12 | 春の花

富貴草(フッキソウ)

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富貴草(フッキソウ)はツゲ科フッキソウ属の常緑小低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山中の樹下に生える。
また、東アジアや北アメリカにも分布している。
一年中葉が茂っているのを繁栄のシンボルととり、おめでたい名前がつけられた。
樹高は20~30センチくらいである。
茎の下部は地を這う。
葉は楕円形で、輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、艶がある。
開花時期は3~6月くらいである。
花穂を直立し、花弁のない花をつける。
雄花は茎の上に密につき、下に雌花が5~7個つく。
両方とも花弁がなく、4枚の萼弁がある。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Pachysandra terminalis


★名の割に目だった花でないけれど
 緑は綺麗目を休めてね

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by sikino-hana | 2009-03-25 06:11 | 春の花

鈴蘭エリカ(スズランエリカ)

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鈴蘭エリカ(スズランエリカ)はツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
原産地は南アフリカのケープ地方南部である。
学名のエリカ・フォルモーサでも流通している。
樹高は60センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2~4月くらいである。
枝先に扁平な白い壺形の花を3つずつつける。
花は満天星躑躅 (ドウダンツツジ)を平らにつぶしたような感じである。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Erica formosa


★春を待つ鐘の音遠く聞こえくる
 鈴蘭エリカは祈るがごとく

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by sikino-hana | 2009-03-24 06:03 | 春の花

ミケリア・マウダイエ

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ミケリア・マウダイエはモクレン科ミケリア属の常緑高木である。
原産地は中国である。
漢名を「深山含笑」という。
同属には招魂の木(オガタマノキ)がある。
樹高は5~10メートルくらいである。
開花時期は3月である。
花の色は白く、大輪である。
花には甘い香りがある。
写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名: Michelia maudiae


★真っ白な花の香りに振り向けば
 一足早い春の訪れ

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by sikino-hana | 2009-03-23 06:02 | 春の花

深山傍食(ミヤマカタバミ)

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深山傍食(ミヤマカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
東北地方の南部から四国にかけて分布し、低山の林の中に生える。
海外では、中国やヒマラヤにも分布する。
草丈は10~20センチである。
地下茎から長い柄を出し、ハート形の小葉を3枚つける。
開花時期は3~4月である。
茎先に花径3~4センチくらいの白い5弁花を1つつける。
花びらに淡い紫色の筋が入る。
花の色は紅紫色のものもある。
花は日光が当たっていないと開かず、夕方には閉じてしまう。
花の真ん中にはつけ根から5つに分かれた雌しべの花柱があり、周りには10本の白い雄しべがある。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Oxalis griffithii



★少しだけ花びら開けてみようかな
 深山傍食陽にほだされて

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by sikino-hana | 2009-03-22 08:46 | 春の花