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大血止(オオチドメ)

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大血止(オオチドメ)はセリ科チドメグサ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉を傷口に当てると血が止まり、近縁種の血止草(チドメグサ)よりも大きいというところからきている。
別名を山血止(ヤマチドメ)ともいう。
草丈は10~15センチくらいである。
茎は地面を這う。
葉は直径15~30ミリくらいの腎円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
葉は7つから9つに浅く裂け、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~10月くらいである。
葉の脇から葉よりも上に花茎を出し、先に淡い緑白色の小さな花を固まってつける。
花弁は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
写真は8月に志賀高原の長池の畔で撮った。
学名:Hydrocotyle ramiflora


★初めての出合いにほっと息を飲む
 小さな姿ただ愛らしく

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by sikino-hana | 2008-08-31 08:13 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

蝦夷白根(エゾシロネ)

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蝦夷白根(エゾシロネ)はシソ科シロネ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどにも分布する。
草丈は20~40センチくらいである。
茎は直立し、細かい毛が密生する。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月くらいである。
葉の脇に白い小さな唇形の花をつける。
花径は2ミリくらいで、茎を取り囲むように段になってつく。
写真は8月に志賀高原の信州大学教育学部附属自然教育園で撮った。
学名:Lycopus uniflorus


★屈み込みやっと写した蝦夷白根
 小さな花の息吹き感じつ

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by sikino-hana | 2008-08-30 07:33 | 秋の花 | Trackback | Comments(0)

姫海芋(ヒメカイウ)

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姫海芋(ヒメカイウ)はサトイモ科ヒメカイウ属の多年草である。
北海道と本州の東北地方(福島県を覗く)及び中部地方(長野、富山)に分布し、低地や山地の水湿地に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は横に這う。
根際から生える葉は心形で、長い柄がある。
開花時期は6~7月くらいである。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は白く、幅の広い卵形である。
花序には花被はない。
花序のほとんどが両性花で、先だけに雄性花をつける。
水芭蕉(ミズバショウ)を小型にしたような花である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Calla palustris


★水芭蕉思わすような姫海芋
 小さく咲いてどこか可愛く

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by sikino-hana | 2008-08-29 05:54 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

伊予風露(イヨフウロ)

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伊予風露(イヨフウロ)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、山地の草地に生える。
名の由来は伊予の国(愛媛県)で多く見られることからきており、四国風露(シコクフウロ)の別名もある。
草丈は30~70センチくらいである。
茎、花の柄、葉脈の上に毛が生えている。
葉は手のひら状に深く5つに裂け、両面とも毛がある。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
花の色は紅紫色で、色の濃いものと薄いものがある。
花径は3センチくらいで、花びらは5枚である。
花びらのつけ根のほうに白い毛が生える。
雄しべは5本で、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は対になる。
写真は8月の日光植物園で撮った。
学名:Geranium shikokianum


★爽やかな風に吹かれて伊予風露
 草原に咲く花は紫

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by sikino-hana | 2008-08-28 05:51 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

朝鮮嫁菜(チョウセンヨメナ)

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朝鮮嫁菜(チョウセンヨメナ)はキク科ミヤマヨメナ属の多年草である。
原産地は朝鮮半島である。
日本へは大正時代に渡来し、広く栽培されるようになった。
一部は野生化して、道端などに群落を形成している。
いわゆる「野菊」の一つである。
別名を朝鮮シオン(チョウシオン)ともいう。
草丈は60~100センチくらいである。
茎は直立する。
全体に毛は生えていない。
葉は広い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には柄はなく茎を抱く。
開花時期は6~9月くらいである。
茎先に青紫色の花(頭花)をまず咲かせ、それから脇枝の蕾が次々と開いていく。
花径は3~4センチくらいである。
真ん中の筒状花は黄色い。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Miyamayomena koraiensis


★紫と黄のコントラスト冴え渡り
 涼しげに咲く朝鮮嫁菜

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by sikino-hana | 2008-08-27 06:17 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

溝酸漿(ミゾホオズキ)

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溝酸漿(ミゾホオズキ)はゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿地や清流沿いに生える。
海外では、台湾や朝鮮半島にも分布する。
草丈は10~30センチくらいである。
茎の断面は四角形で、よく枝分かれをして広がる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月くらいである。
上部の葉の脇に黄色い筒状の花をつける。
花の長さは10~15ミリで、先は5つに裂ける。
花冠の内側には黄褐色の斑が入る。
雄しべは4本である。
萼も筒状で先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
成長した萼が実を包む。
和名の由来は、溝に生え、実の形が酸漿(ホオズキ)に似ることからきている。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Mumulus nepalensis var. japonicus


★暗がりの地面に近くほんのりと
 火を灯すよう溝酸漿は

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by sikino-hana | 2008-08-26 06:16 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

白花小葉擬宝殊(シロバナコバギボウシ)

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小葉擬宝殊(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国、九州に分布し、山地の湿原に生える。
通常の花の色は淡い紫色だが、稀に白花のものがある。
これを白花小葉擬宝殊(シロバナコバギボウシ)という。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は長さが10~15センチくらいある細長い楕円形である。
葉には艶はなく、縦の葉脈が目立つ。
開花時期は7~9月である。
花被片は6枚で、長さは4~5センチである。
やや下向きに咲き、花の色は白い。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で突き出している。
写真は8月に志賀高原の蓮池で撮った。
学名:Hosta sieboldii form. alba


★恥じらいて咲くがごとくに俯いて
 小葉擬宝殊の花色白く

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by sikino-hana | 2008-08-25 06:10 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

花乳茸刺(ハナチダケサシ)

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花乳茸刺(ハナチダケサシ)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草である。
本州の中部地方に分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
別名を深山乳茸刺(ミヤマチダケサシ)ともいう。
分類上は、赤升麻(アカショウマ)の変種とされている。
草丈は40~70センチくらいである。
葉は3回3出複葉で、茎の下部に互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、3回枝分かれをして三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉は卵形で、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
頂小葉の先は尾状に尖る。
開花時期は7~8月である。
葉の展開に先駆けて花をつける。
茎先によくよく枝分かれした円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
花弁の形はへら形である。
雄しべは10本で花弁よりも短い。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Astilbe thunbergii var. formosa


★よく見れば繊細だけど全体は
 豪放にに咲く花乳茸刺

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by sikino-hana | 2008-08-24 10:23 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

鬼薊(オニアザミ)

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鬼薊(オニアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
本州の東北地方(岩手県)から中部地方(石川県)にかけて分布し、日本海側の山地や亜高山、高山の草地に生える。
草丈は40~100センチくらいである。
茎には毛が多い。
特徴は花の咲く時期まで根際から生える葉が残ることである。
根際から生える葉は長い楕円形で長い柄がある。
葉は羽状に裂け、裂片の先には棘がある。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、上部ほど小さくなる。
茎葉につけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は6~9月くらいである。
茎先に2~3個の紅紫色をした花(頭花)が固まって下向きにつく。
頭花は筒状花からなる。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は暗い紫色の筒状鐘形で、粘る。
総苞片は6列で、反り返らない。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Cirsium borealinipponense


★厳つさも中ほどなるか鬼薊
 頭(こうべ)を垂れて何に耐えるや

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by sikino-hana | 2008-08-23 09:34 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)

白山女郎花(ハクサンオミナエシ)

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白山女郎花(ハクサンオミナエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて日本海側に分布し、山地や亜高山、高山の岩場や砂礫地に生える。
別名を小金鈴花(コキンレイカ)ともいう。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で手のひら状に裂け、向かい合って生える(対生)。
茎の下部につく葉ほど柄が長い。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月くらいである。
葉の脇に集散花序を出し、小さな黄色い花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠に先は5つに裂ける。
裂片の先は丸い。
花の下部にはごく小さな距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Patrinia triloba


★背は低く花は黄金に輝いて
 小金鈴花咲く山の頂

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by sikino-hana | 2008-08-22 06:24 | 夏の花 | Trackback | Comments(0)