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大輪沢瀉(タイリンオモダカ)

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大輪沢瀉(タイリンオモダカ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。
抽水植物で、根が水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる。
原産地は南アメリカである。
現在では、北アメリカやオーストラリアなどで野生化している。
草丈は30~80センチくらいである。
地下茎はなく、横への広がりはない。
根際から生える葉は矢尻形である。
開花時期は9~4月くらいである。
茎先で枝分かれをして、先に白い花をつける。
花弁は3枚で、つけ根の部分に紅紫色の斑が入る。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Sagittaria montevidensis


★花びらに斑が入るだけで雰囲気が
 がらりと変わる大輪沢瀉
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花図鑑
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by sikino-hana | 2007-09-30 20:23 | 秋の花

大待宵草(オオマツヨイグサ)

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大待宵草(オオマツヨイグサ)はアカバナ科マツヨイグサ属の越年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
園芸用に栽培していたものが逸出し、日本全国で野生化をした。
ただし、近年はその後に渡来した近縁種の雌待宵草(メマツヨイグサ)に押されて減少している。
草丈は50~150センチくらいである。
茎は直立をし、毛がたくさん生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
開花時期は7~9月くらいである。
花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花である。
花径は大きく、6~8センチくらいある。
花弁はハート形で4枚ある。
花の真ん中には柱頭が4つに裂けた長い雌しべがあり、その周りに8本の雄しべがある。
雌待宵草(メマツヨイグサ)のほうは花径が2~3センチと小さい。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Oenothera erythrosepala


★恋模様そっと見つめて待宵草
 つく溜息に月も微笑み

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花図鑑
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by sikino-hana | 2007-09-29 05:03 | 秋の花

カナダ秋の麒麟草(カナダアキノキリンソウ)

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カナダ秋の麒麟草(カナダアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
原産地はカナダの東北部で、空き地や道端などに生える。
日本でも園芸用に栽培されるものが逸出し野生化し、在来植物への影響が懸念されている。
草丈は40~120センチくらいである。
茎は硬く、直立をする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄色い小さな花(頭花)をたくさんつける。
花は真ん中に筒状花があり、周りに舌状花がつく。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Solidago canadensis


★目の前の利益に走る手軽さが
 自然破壊の火種を生んで

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花図鑑
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by sikino-hana | 2007-09-28 06:29 | 秋の花

細葉海蘭(ホソバウンラン)

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細葉海蘭(ホソバウンラン)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは大正時代の初期に観賞用や薬用植物として渡来した。
繁殖力が強く、北海道から近畿地方にかけて野生化し、道端や草地に生える。
草丈は20~80センチくらいである。
茎は円柱形で、直立する。
茎に毛は生えていない。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
場合によっては、向かい合って生える(対生)たり、輪生するものもある。
開花時期は7~11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花をたくさんつける。
花は日本にも自生する海蘭(ウンラン)とよく似ている。
花冠は長さ10~15ミリくらいの唇形で、つけ根の部分に隆起した黄橙色の斑が入る。
上の唇は2つに裂け、下の唇は3つに裂ける。
花冠のつけ根の部分は下に伸びて、長さ1センチくらいの距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)になる。
萼片は5枚である。
英名はトードフラックス(toadflax)という。
トードはヒキガエル、フラックスは亜麻(アマ)を意味する。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Linaria vulgaris


★はるばるとやって来たけどこの土地も
 性に合うよと根を深く張り
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花図鑑
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by sikino-hana | 2007-09-27 06:26 | 秋の花

大沢鳥兜(オオサワトリカブト)

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大沢鳥兜(オオサワトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
富士山の固有種である。
「大沢くずれ」と呼ばれる「お中道」の崩壊地に因んで名づけられた。
お中道では登山道沿いの林の縁などに普通に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
分類上は、本州の中部地方の太平洋側に生える細葉鳥兜(ホソバトリカブト)の変種とされている。
また、日本海側に生える谷地鳥兜(ヤチトリカブト)とも近縁である。
草丈は10~60センチくらいである。
葉は3つに深く裂け、側の裂片はさらに2つに裂けるので、5つに裂けているように見える。
茎は上部でよく枝分かれをし、茎には開出毛が生える。
開出毛というのは、ほぼ垂直に立っている毛のことである。
葉の裏面の葉脈上や花の柄にも開出毛が生える。
葉の表面の葉脈上には細かな毛が生える。
開花時期は8~9月である。
茎の上部の葉の脇に柄のある花をつける。
青紫色をした花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は5枚あり、上に1枚が帽子のように被さり、残る4枚は左右対称につく。
「鳥兜」の名の由来は、上に被さる萼片を烏帽子(えぼし)に見立てたものである。
花弁は萼片の内側に2枚あるが、蜜腺化している。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aconitum senanense var. isidzukae(=Aconitum isidzukae)


★富士に咲く花にありせば背は低く
 されどその色御山に似合い
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by sikino-hana | 2007-09-26 06:16 | 秋の花

箆面高(ヘラオモダカ)

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箆面高(ヘラオモダカ)はオモダカ科サジオモダカ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、湖沼、池、川、水田などの浅いところに生える抽水植物(根が水底の土中にあって、茎や葉が水面から上に伸びている水生植物のこと)である。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジアなどにも分布する。
草丈は40~130センチくらいである。
葉は披針形で、つけ根の部分が次第に細くなって葉柄に続くへら形をしている。
長さは10~30センチくらいで濃い緑色をしており、艶はない。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は7~10月である。
葉の脇から長い花茎を立て、節で3本に枝分かれすることを繰り返して、茎先に白い3弁花をつける。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Alisma canaliculatum


★小さくてとても可愛い三弁の
 花と緑の葉が調和して
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by sikino-hana | 2007-09-25 06:27 | 秋の花

水擬宝珠(ミズギボウシ)

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水擬宝珠(ミズギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
本州の愛知県から九州にかけて分布し、湿地の周辺に生える。
草丈は40~80センチくらいである。
同じような場所に生える小葉擬宝珠(コバギボウシ)に比べて、根際から生える葉が細長い。
開花時期は8~9月である。
茎の上部に、細長いラッパ形をした淡い紫色の花を疎らにつける。
花被片は6枚である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hosta longissima var. brevifolia


★湿原に眠るがごとき姿見せ
 水擬宝珠の花は静かに

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by sikino-hana | 2007-09-24 06:47 | 秋の花

奥鳥兜(オクトリカブト)

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奥鳥兜(オクトリカブト)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
北海道から本州の東北地方にかけて分布し、山野の渓流沿いや林の中などの湿った所に生える。
草丈は50~180センチくらいである。
葉は5つから7つに裂けるが、細長い裂片には分かれず丸味がある。
裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
開花時期は8~10月である。
濃い青紫色の花を咲かせる。
花びらのように見えるのは萼である。
萼の中に細長い花弁が2枚ある。
たくさんの雄しべが見える。
名の由来は、陸奥(みちのく)に多いことからきている。
トリカブトの類は猛毒で知られるが、本種はその中でも特に毒性が強いということだ。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aconitum japonicum


★湿り気を帯びた大地を飾り立て
 豪華に咲くは奥鳥兜
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by sikino-hana | 2007-09-23 08:20 | 秋の花

吊花(ツリバナ)

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吊花(ツリバナ)はニシシギ科ニシシギ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
名の由来は、花や実が垂れ下がっているところからきている。
樹高は3~5メートルくらいである。
枝は緑色をしているが、古くなると紫褐色になる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色をしている。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、先は長く鋭く尖っている。
開花時期は5~6月である。
葉の脇から長い柄を出し、花径6~7ミリで淡い緑色ないし淡い紫色を帯びた花を開く。
花びらは5枚で、雄しべと雌しべは小さい。
実のなる時期は9~11月である。
赤い殻が5つに割れると、中から朱赤色の実が釣り下がる
花の写真は5月に箱根湿性花園で撮った。
実の写真は9月に札幌市の旧北海道庁で撮った。
学名:Euonymus oxyphyllus


★目を凝らしやっと見つけた吊花の
 秋の変化を楽しみにして

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by sikino-hana | 2007-09-22 08:05 | 秋の花

蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ)

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蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ)はキク科シオン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から東北地方の北部にかけて分布し、草地や林の縁などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、本州に分布する胡麻菜(ゴマナ)の基本種とされている。
違いは、本種のほうがやや大きく、短い毛が多く生えることである。
草丈は100~170センチくらいである。
茎は直立をし、上部で少し枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には細かい毛がたくさん生えており、裏面には腺点(蜜を出す孔)がある。
上部へいくほど葉は小さくなり、先では線形となる。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先で細かく枝分かれをし、先に花径15ミリくらいの白い花(頭花)をつける。
頭花は真ん中にある黄色い筒状花とその周りを囲んだ白い舌状花からなる。
和名の由来は、芽生えの様子が「胡麻」に似ていることからきている。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aster glehnii


★端麗と言うには少しはばかるが
 賑わい見せて蝦夷胡麻菜咲く
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花図鑑
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by sikino-hana | 2007-09-21 06:16 | 秋の花