カテゴリ:夏の花( 667 )

ルドベキア

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ルドベキアはキク科オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)の植物の総称である。
ルドベキア属は暫定的学名だが北アメリカに26種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、変種も23種記載されており、そのほかにさまざまな園芸品種が作出されている。
生育地は牧草地や草原、麦畑などで、一般名はコーンフラワー(coneflower)という。
代表種は大反魂草(オオハンゴンソウ)で、属名の和名もオオハンゴンソウ属という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
庭植えや鉢植えとして、観賞用に数種が栽培されている。
また、逸出したものが各地で野生化している。
特に大反魂草(オオハンゴンソウ)は繁殖力が旺盛なので、現在では特定外来生物に指定されて栽培や移動ができなくなっている。
草丈は50センチから200センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
品種によっては葉が羽状に裂けるものもある。
開花時期は7月から10月くらいである。
花径は3センチから10センチくらいで、花の色は黄色のものが多い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「正しい選択」である。
8月25日の誕生花である。
属名の Rudbeckia はスエーデンの植物学者「ルードベック父子(Olof Rudbeck the Elder (1630-1702), Olof Rudbeck the Younger (1660-1740))」の名からきている。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
ルドベキア・スペキオサ(Rudbeckia speciosa)の園芸品種でゴールドストルム(Gold Strum)の名札があった。
学名:Rudbeckia spp.


★夏の日を天衣無縫に浴びながら
 空に向かってルドベキア咲く

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by sikino-hana | 2016-08-31 15:23 | 夏の花

凌霄花(ノウゼンカズラ)

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濡れそぼり佇むごとく凌霄花

凌霄花(ノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属(カンプシス属)の蔓性落葉低木である。
カンプシス属は本種とアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)の2種が分布する。
本種が代表種で、属名の和名はノウゼンカズラ属という。
本種の原産地は中国である。
中国では、古くから薬用として使われていた。
中国名は凌霄花(lingxiaohua)という。
凌には「しのぐ」、霄には「そら」の意味がある。
「天を凌ぐほど高く登る花」という意味になる。
日本へは平安時代かそれより古い時代に渡来した。
918年に刊行された最古の薬学書「本草和名」(深根輔仁撰)に記載がある。
和名は、中国名に日本での古名である乃宇世宇(のうせう)を充てたものである。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
幹から気根を出して樹木やフェンスなどを這い登る。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
3対から6対の小葉からなり、先に1枚の小葉がつく。
小葉の形は細長い卵形で、先は細長く尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
オレンジ色の大きい漏斗状の花をたくさんつける。
花径は5センチから10センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
雨や曇の日が続くと、花や蕾が落ちやすくなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「名誉」である。
8月19日の誕生花である。
近年はアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)と交配した園芸品種が販売されており、赤のより濃いものや桃色、黄色などのものもある。
属名の Campsis はギリシャ語の「campsis(湾曲)」からきている。雄しべが弓形をしていることから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Campsis grandiflora


★艶やかに凌霄花濡れそぼり
 絡むともなく立ちすくみおり

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by sikino-hana | 2016-08-22 12:39 | 夏の花

クレオメ

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クレオメ(cleome)はフウチョウソウ科タレナヤ属の一年草である。
分類体系によっては(APG第3版)アブラナ科とされる。
タレナヤ属は5種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
かつて属していたクレオメ属(フウチョウソウ属)から分離された属である。
本種の原産地は熱帯アメリカである。
英名はスパイダーフラワー(spider flower)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
和名は西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)という。
和名の由来は、風に舞う蝶のような花姿で洋種であることからきている。
別名をクレオメやクレオメ草(クレオメソウ)という。
これは旧属名からきた名である。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
逸出したものが全国各地で野生化している。
例えば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は80センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は5枚から7枚からなる倒卵形で、縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの4弁花をつける。
花の色は桃色が多いが、白や紫色のものもある。
4本ある雄しべが長くて目立つ。
花は下から上へと咲き上っていく。
夕方から咲き始め、翌日の昼ころには花の色が薄くなる。
花の後にできる実は長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「秘密のひととき」である。
8月18日の誕生花である。
属名の Tarenaya の語源はまだ調べられていない。
種小名の spinosa は「棘の多い」という意味である。
写真は7月に札幌の大通公園で撮った。
学名:Tarenaya spinosa(異名:Cleome spinosa)


★クレオメは頬に紅差す夜の蝶
 今宵咲くのは主のためなり
☆薄紅に頬を染めれば愛らしく
 秘密のときに花は酔いしれ

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by sikino-hana | 2016-08-21 13:54 | 夏の花

シスタス

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シスタス(Cistus)はハンニチバナ科ゴジアオイ属(キスツス属)の常緑低木の総称である。
キスツス属は地中海沿岸地方やカナリア諸島などに20種くらいが分布する。
同属のキスツス・アルビドス(Cistus albidus)に午時葵(ゴジアオイ)の和名があり、属名の和名はゴジアオイ属という。
英名はロックローズ(rock rose)である。
これは、この属の仲間全体への呼称である。
日本へは大正時代に渡来した。
庭植えや鉢植えで愛好されている。
園芸的には属名のキスツス(Cistus)を英語風に読んだシスタスの名で流通している。
高温多湿を嫌うため日本ではそれほど普及していないが、聖書にも登場する花ということで欧米ではポピュラーな観賞用植物となっている。
樹高は30センチから200センチくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
花径3センチから4センチくらいの杯状の5弁花をつける。
花の色は白いものが多いが、園芸品種にはブルー、ピンク、赤、紫などのものもある。
開いてから8時間ほどで散ってしまう半日花であるが、次々に新しい花が咲いてくる。
花言葉は「人気」である。
8月9日の誕生花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、箱のような形をしている。
属名の Cistus はギリシャ語の「kistos(古代ギリシャでのこの植物の名)」からきている。
写真は7月に野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Cistus spp.


★半日の命なれどもシスタスは
 華麗に咲いて命引き継ぎ

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by sikino-hana | 2016-08-09 11:50 | 夏の花

サルビア

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緋衣を纏いサルビア蜜の味

サルビア(Salvia)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布し、属名の和名をアキギリ属という。
本種の原産地はブラジルで、標高2000メートルから3000メートルの山地に生える。
英名はスカーレットセージ(scarlet sage)という。
セージはサルビアの仲間を示す言葉である。
中国名は一串紅(yi chuan hong)という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
園芸的には一年草として扱われ、庭植え、鉢植えとして愛好されている。
また、逸出したものが一部で野生化している。
和名は緋衣草(ヒゴロモソウ)という。
サルビアは属名であるが、普通はサルビアといえば本種を指す。
YListにも別名としてサルビアの名が記載されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、朱色の唇形をした花をたくさんつける。
花のつけ根で赤く咲いているように見えるのは萼である。
花はすぐに落ちるが、色づいた萼が残るので長期間咲いているように見える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「燃える思い」である。
8月7日の誕生花である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Salvia splendens


★朱に染まり咲くサルビアは夏の陽を
 浴びてしおれず花壇いろどり
☆ぎらぎらと真夏の陽射し負けはせぬ
 燃ゆる想いは古き時より

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by sikino-hana | 2016-08-07 11:57 | 夏の花

ユーコミス

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ユーコミスはユリ科ユーコミス属(エウコミス属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)クサスギカズラ科とされる。
エウコミス属はアフリカの南部に12種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
ユーコミスの名は属名を英語風に読んだもので、園芸的にはこの名称で流通している。
園芸品種も含めてすべてこの名称に含まれるが、中心となる品種は本種(エウコミス・アウツムナリス)である。
英名はパイナップルリリー(pineapple lily)という。
これも、エウコミス属全体を指す名称である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
庭植えや鉢植えとして愛好されている。
本種の原産地も南アフリカである。
山地の湿り気のある斜面に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で輪のようになって生え(輪生)、ロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花がたくさんつく。
咲き進むと花の色は緑色になる。
花径は2センチくらいで、花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
茎先には小さな葉のような形をした苞がたくさんつく。
その姿がパイナップルを連想させることが、英名の由来である。
花言葉は「完璧」である。
8月4日の誕生花である。
属名の Eucomis はギリシャ語の「eu(良)+ kome(髪の毛)」からきている。乾燥地に育って緑に覆われることから名づけられた。
種小名の autumnalis は「秋咲きの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis autumnalis


★夏空にとても似合ってチャーミング
 こんもりと咲くパイナップルリリー
☆爽やかな風を思わすユーコミス
 パイナップルの姿可愛く

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by sikino-hana | 2016-08-05 14:35 | 夏の花

シレネ・フロスククリ・ジェニー

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シレネ・フロスククリ(Silene flos-cuculi subsp. flos-cuculi)はナデシコ科マンテマ属(シレネ属)の多年草である。
シレネ属は分類の仕方によって異なるが世界に700種くらいが分布する。
属名の和名はマンテマ属という。
マンテマの由来については、浜辺マンテマ(Silene martima)の学名にある「マルティマ」が転訛したなどの説がある。
なお、シレネ・フロスククリは以前はナデシコ科センノウ属(リクニス属)に分類されていた。
この場合の名称はリクニス・フロスククリ(Lychnis flos-cuculi)という。
分子系統学的研究の結果、マンテマ属に統合される方向にあり、YList や Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist でもマンテマ属を標準名としている。
基本種はヨーロッパ、コーカサス、シベリアなどに分布し、湿った草地に生える。
和名を郭公仙翁(カッコウセンノウ)という。
開花時期は5月から6月で、花径2センチくらいのピンクの花を咲かせる。
花弁は5枚で、先が4つに深く裂ける。
ジェニー(Jenny)はその八重咲きの園芸品種である。
イギリスのブルームス社のライナー・クレツ(Rainer Kretz)さんによって作出された。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月である。
花径3センチから4センチの八重咲きのピンクの花を、茎先に数輪ずつつける。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名と亜種名の flos-cuculi は「カッコウの鳴くころ咲く花」という意味である。
園芸品種名の Jenny は女性名で、作出者の夫人の名からきている。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Silene flos-cuculi subsp. flos-cuculi 'Jenny' (異名:Lychnis flos-cuculi 'Jenny' )


★奥様の名前をつけた花という
 ピンクの八重は霞のように

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by sikino-hana | 2016-08-03 11:41 | 夏の花

未草(ヒツジグサ)

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未草(ヒツジグサ)はスイレン科スイレン属(ニンファエア属)の多年草である。
ニンファエア属は世界各地の熱帯や温帯に58種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本には本種のみが分布する。
本種の中国名を睡蓮(shuilian)という。
これを音読みしたスイレンがこの仲間の総称となっており、属名の和名もスイレン属という。
英名はピグミーウォーターリリー(pygmy water lily)である。
本種は沖縄をのぞく日本各地に分布し、池や沼に生える。
海外では、中国、台湾、シベリア、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布する。
和名の由来は、未の刻(午後2時)ころに開花するというところからきている。
実際には午前中に花を開き、夕方にはしぼむ。
草丈は20センチから50センチくらいである。
葉は根際から生えて水面に浮く。
円形でつけ根の部分はやじり形に深く切れ込んでいる。
開花時期は5月から10月くらいである。
花茎の先に花径5センチくらいの白い花をつける。
花弁は8枚から15枚くらいである。
萼片は4枚、雄しべはたくさんある。
一つの花は3日咲いた後、水中に沈んで実をつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
花言葉は「純真」「信仰」である。
俳句の季語は夏である。
7月23日の誕生花である。
明治時代の末期から栽培品種が輸入されるようになり、逸出したものが野生化している。
在来種の遺伝的撹乱が懸念されている。
属名の Nymphaea はギリシャ神話に登場する水の女神「ニンファー(Nympha)」からきている。
種小名の tetragona は「四角の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Nymphaea tetragona


★どきどきと胸躍らせて近づけば
 未草咲く清楚な姿
☆真っ白な花は水面を飾るよに
 静かに祈る未草咲く

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by sikino-hana | 2016-07-29 13:00 | 夏の花

月下美人(ゲッカビジン)

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月下美人(ゲッカビジン)はサボテン科クジャクサボテン属(エピフィルム属)の常緑多年草である。
エピフィルム属は中央アメリカに19種が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
そのような園芸品種の総称を孔雀サボテン(クジャクサボテン)といい、属名の和名もクジャクサボテン属という。
本種の原産地はメキシコで、熱帯雨林に生える多肉植物である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2016)では軽度懸念(LC)に指定されている。
日本へは大正時代に渡来した。
主に鉢植えとして観賞用に栽培される。
和名の由来は、夜間に美しい花を咲かせることを美人薄命のたとえに重ねたものである。
草丈は1メートルから3メートルくらいである。
下部の茎は木質だが、上部の茎は葉状でよく枝分かれをする。
葉のように見えるのは茎が葉のように変化したものである。
開花時期は7月から11月くらいである。
よい香りのする白い花を咲かせる。
花径は15センチから20センチくらいある大輪の豪華な花で、夜の8時から9時ころに開花し、4時間ほどでしぼむ。
花言葉は「艶やかな人」である。
俳句の季語は夏である。
7月19日の誕生花である。
属名の Epiphyllum はギリシャ語の「epi(上)+ phyllon(葉)」からきている。花が葉の上のほうで咲くことから名づけられた。
種小名の oxypetalum は「鋭い花弁のある」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Epiphyllum oxypetalum


★契りなば燃えにし燃えて一夜妻
 甘き香りを闇に溶かして
☆ただ一夜限りの恋と知りつつも
 甘き香りを放ち咲く花

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by sikino-hana | 2016-07-26 12:46 | 夏の花

檜扇(ヒオウギ)

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檜扇(ヒオウギ)はアヤメ科アヤメ属(イリス属)の多年草である。
イリス属は世界の温帯に150種くらい分布する。
日本にも文目(アヤメ)などが分布し、属名の和名をアヤメ属という。
本種は、かつてはヒオウギ属として独立していたが、DNA解析の結果に基づいて2005年にアヤメ属に編入された。
本州から沖縄にかけて分布し、山地の草地や海岸に生える。
また、鑑賞用として栽培される。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インド北部などにも分布する。
中国名は射干(shegan)という。
和名の由来は、葉の様子を檜扇(平安時代の貴族の持った檜の薄い白板をとじ合わせた扇)にたとえたものである。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は剣状の線形で根際から扇状に広がる。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部で枝分かれをし、花径3センチから4センチくらいの花をたくさんつける。
花被片は6枚で平らに開く。
花被片の色は橙色で、内側に暗赤色の斑点がある。
雄しべは3本、雌しべは1本である。
花は夜にはしぼむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
黒く艶のある丸い種子は「ぬばたま」「うばたま」と呼び、和歌で枕詞(夜・夕・髪などに掛かる)とされる。
この枕詞は万葉集にもたくさん用いられている。
根茎を乾燥させたものを生薬で射干(やかん)といい、消炎、利尿、去痰などの薬効がある。
花言葉は「誠実」である。
俳句の季語は夏である。
7月16日の誕生花である。
属名の Iris はギリシャ語で虹を意味し、転じて植物名となった。
種小名の domestica は「栽培されている」という意味である。
花の写真は8月に名古屋市東山植物園で撮った。
実の写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Iris domestica(異名:Belamcanda chinensis)


★射干玉(ぬばたま)の夜艶やかに明けぬれば
 東雲に吹く檜扇の風
☆檜扇の闇を思わす斑点の
 色は見せずと天を仰ぎて

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by sikino-hana | 2016-07-24 12:20 | 夏の花