カテゴリ:夏の花( 670 )

イケマ

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イケマはガガイモ科イケマ属(キナンクム属)の蔓性多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)キョウチクトウ科とされる。
キナンクム属は世界に249種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
日本にも本種などが分布し、属名の和名はイケマ属という。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では、中国にも分布するという説と中国にあるものは別種だという説がある。
分類の仕方によって異なるということなのだろう。
和名はアイヌ語が語源で、「太い根」という意味をもつ。
蔓性なので、他の植物などに絡みついて生長する。
蔓の丈は2メートルから5メートルくらいになる。
根は太くて大きく、浅く枝分かれして肥大する。
茎は数本が束になって生え(束生)、切ると白い乳液が出る。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
先は尖り、つけ根は深い心形である。
縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は7月から8月である。
葉の脇から散形花序(茎先からたくさん花柄が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小花をつける。
白い花びらのように見えるのは副花冠で、深く5つに裂ける。
その外側にある淡い黄緑色の部分が花冠で、5つに裂けて反り返る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
綿毛があって、風で運ばれる。
春の若芽は山菜として利用される。
根はアルカロイドを含み有毒だが、生薬名を牛皮消根(ごひしょうこん)といい、利尿、強精、強心などの薬効がある。
花言葉は「怖いもの知らず」である。
属名の Cynanchum はギリシャ語の「cyno(犬)+anchein(殺す)」からきている。この属の1種が犬に対して害毒があると考えられていた。
種小名の caudatum は「尾状の」という意味である。
なお、下記の学名はYListが一般名として採用しているものだが、Catalogue of Lifeではそれは異名扱いで、一般名はCynanchum boudieri subsp. caudatumとしている。
後者の場合、基本種のCynanchum boudieriは和名を奄美イケマ(アマミイケマ)といい、中国などにも分布するとされるものである。
写真は7月に北海道の弟子屈町摩周で撮った。
学名:Cynanchum caudatum(syn. Cynanchum boudieri subsp. caudatum)


★霊草と奉られるイケマには
 神の力の宿るや否や
☆呪術にも使われたるや神の足
 花はのどかに虫と戯れ

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by sikino-hana | 2017-06-28 16:15 | 夏の花

小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)

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小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)はガガイモ科カモメヅル属(ビンケトクシクム属)の蔓性多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)キョウチクトウ科とされる。
ビンケトクシクム属は世界に107種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
日本にも本種などが分布し、属名の和名はカモメヅル属という。
本種は本州の関東地方から近畿地方にかけて太平洋岸に分布し、草原や湿地に生える。
海外では、中国の江蘇省などにも分布する。
中国名は鎮江白前(チャンチアンビャクゼン, zhenjiang baiqian)という。
他の草などに巻きつき、草丈は2メートルから3メートルになる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
暗い紫色をした小さな星形の花(花冠が5つに裂ける)をつける。
花径は1センチから2センチである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、向かい合って生える2枚の葉を鴎の飛んでいる姿に見立てたものである。
属名の Vincetoxicum はラテン語の「vinco(克服)+toxicum(毒)」からきている。
種小名の sublanceolatum は「やや披針形の」という意味である。
なお、Vincetoxicum属をCynanchum属の一部と見なす見解もあり、本種もCynanchum属とされてきたが、Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist ではVincetoxicum属に分類され、Vincetoxicum sublanceolatumが一般名、Cynanchum sublanceolatumは異名とされている。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Vincetoxicum sublanceolatum(syn. Cynanchum sublanceolatum)


★葉の様子どこが鴎に似てるかな
 角度を変えて眺めてみたり

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by sikino-hana | 2017-06-27 14:08 | 夏の花

伊予葛(イヨカズラ)

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伊予葛(イヨカズラ)はガガイモ科カモメヅル属(ビンケトクシクム属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)キョウチクトウ科とされる。
ビンケトクシクム属は世界に107種が分布する。(Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist より)
日本にも小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)などが分布し、属名の和名はカモメヅル属という。
本種は本州、四国、九州と小笠原諸島に分布し、海岸に近い草地や藪に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国などにも分布する。
和名の由来は伊予(愛媛県)で発見されたことからきている。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立する。
茎先は蔓状に垂れ下がることもある。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の両面の葉脈上には短い毛が生える。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に散形花序(枝先に1つずつ花がつく)を出し、花径8ミリくらいの淡い黄白色の花をつける。
花冠は5つに裂けて平らに開く。
花の真ん中には副冠とずい柱(雄しべ・雌しべの集まったもの)がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
別名を雀の麻小笥(スズメノオゴケ)という。
めずらしい名だが、これは牧野富太郎博士が提唱したものである。
蔓性のものとそうではないものが混生するためであろうか。
「麻小笥」というのは麻糸を積みためる鉢桶のことである。
この名の由来は、果実の形をたとえたものだという。
花言葉は「飾らない美」である。
属名の Vincetoxicum はラテン語の「vinco(克服)+toxicum(毒)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
なお、Vincetoxicum属をCynanchum属の一部と見なす見解もあり、本種もCynanchum属とされてきたが、Catalogue of Life: 2017 Annual Checklist ではVincetoxicum属とされ、Cynanchum japonicumは暫定的学名の扱いである。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Vincetoxicum japonicum(syn. Cynanchum japonicum)


★潮騒の音を静かに聴きながら
 クリーム色の花を開いて

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by sikino-hana | 2017-06-07 16:28 | 夏の花

ルドベキア

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ルドベキアはキク科オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)の植物の総称である。
ルドベキア属は暫定的学名だが北アメリカに26種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、変種も23種記載されており、そのほかにさまざまな園芸品種が作出されている。
生育地は牧草地や草原、麦畑などで、一般名はコーンフラワー(coneflower)という。
代表種は大反魂草(オオハンゴンソウ)で、属名の和名もオオハンゴンソウ属という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
庭植えや鉢植えとして、観賞用に数種が栽培されている。
また、逸出したものが各地で野生化している。
特に大反魂草(オオハンゴンソウ)は繁殖力が旺盛なので、現在では特定外来生物に指定されて栽培や移動ができなくなっている。
草丈は50センチから200センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
品種によっては葉が羽状に裂けるものもある。
開花時期は7月から10月くらいである。
花径は3センチから10センチくらいで、花の色は黄色のものが多い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「正しい選択」である。
8月25日の誕生花である。
属名の Rudbeckia はスエーデンの植物学者「ルードベック父子(Olof Rudbeck the Elder (1630-1702), Olof Rudbeck the Younger (1660-1740))」の名からきている。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
ルドベキア・スペキオサ(Rudbeckia speciosa)の園芸品種でゴールドストルム(Gold Strum)の名札があった。
学名:Rudbeckia spp.


★夏の日を天衣無縫に浴びながら
 空に向かってルドベキア咲く

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by sikino-hana | 2016-08-31 15:23 | 夏の花

凌霄花(ノウゼンカズラ)

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濡れそぼり佇むごとく凌霄花

凌霄花(ノウゼンカズラ)はノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属(カンプシス属)の蔓性落葉低木である。
カンプシス属は本種とアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)の2種が分布する。
本種が代表種で、属名の和名はノウゼンカズラ属という。
本種の原産地は中国である。
中国では、古くから薬用として使われていた。
中国名は凌霄花(lingxiaohua)という。
凌には「しのぐ」、霄には「そら」の意味がある。
「天を凌ぐほど高く登る花」という意味になる。
日本へは平安時代かそれより古い時代に渡来した。
918年に刊行された最古の薬学書「本草和名」(深根輔仁撰)に記載がある。
和名は、中国名に日本での古名である乃宇世宇(のうせう)を充てたものである。
樹高は2メートルから5メートルくらいである。
幹から気根を出して樹木やフェンスなどを這い登る。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
3対から6対の小葉からなり、先に1枚の小葉がつく。
小葉の形は細長い卵形で、先は細長く尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
オレンジ色の大きい漏斗状の花をたくさんつける。
花径は5センチから10センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
雨や曇の日が続くと、花や蕾が落ちやすくなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「名誉」である。
8月19日の誕生花である。
近年はアメリカ凌霄花(アメリカノウゼンカズラ)と交配した園芸品種が販売されており、赤のより濃いものや桃色、黄色などのものもある。
属名の Campsis はギリシャ語の「campsis(湾曲)」からきている。雄しべが弓形をしていることから名づけられた。
種小名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Campsis grandiflora


★艶やかに凌霄花濡れそぼり
 絡むともなく立ちすくみおり

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by sikino-hana | 2016-08-22 12:39 | 夏の花

クレオメ

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クレオメ(cleome)はフウチョウソウ科タレナヤ属の一年草である。
分類体系によっては(APG第3版)アブラナ科とされる。
タレナヤ属は5種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
かつて属していたクレオメ属(フウチョウソウ属)から分離された属である。
本種の原産地は熱帯アメリカである。
英名はスパイダーフラワー(spider flower)という。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
和名は西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)という。
和名の由来は、風に舞う蝶のような花姿で洋種であることからきている。
別名をクレオメやクレオメ草(クレオメソウ)という。
これは旧属名からきた名である。
庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
逸出したものが全国各地で野生化している。
例えば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は80センチから120センチくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉は5枚から7枚からなる倒卵形で、縁にはわずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの4弁花をつける。
花の色は桃色が多いが、白や紫色のものもある。
4本ある雄しべが長くて目立つ。
花は下から上へと咲き上っていく。
夕方から咲き始め、翌日の昼ころには花の色が薄くなる。
花の後にできる実は長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「秘密のひととき」である。
8月18日の誕生花である。
属名の Tarenaya の語源はまだ調べられていない。
種小名の spinosa は「棘の多い」という意味である。
写真は7月に札幌の大通公園で撮った。
学名:Tarenaya spinosa(異名:Cleome spinosa)


★クレオメは頬に紅差す夜の蝶
 今宵咲くのは主のためなり
☆薄紅に頬を染めれば愛らしく
 秘密のときに花は酔いしれ

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by sikino-hana | 2016-08-21 13:54 | 夏の花

シスタス

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シスタス(Cistus)はハンニチバナ科ゴジアオイ属(キスツス属)の常緑低木の総称である。
キスツス属は地中海沿岸地方やカナリア諸島などに20種くらいが分布する。
同属のキスツス・アルビドス(Cistus albidus)に午時葵(ゴジアオイ)の和名があり、属名の和名はゴジアオイ属という。
英名はロックローズ(rock rose)である。
これは、この属の仲間全体への呼称である。
日本へは大正時代に渡来した。
庭植えや鉢植えで愛好されている。
園芸的には属名のキスツス(Cistus)を英語風に読んだシスタスの名で流通している。
高温多湿を嫌うため日本ではそれほど普及していないが、聖書にも登場する花ということで欧米ではポピュラーな観賞用植物となっている。
樹高は30センチから200センチくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月くらいである。
花径3センチから4センチくらいの杯状の5弁花をつける。
花の色は白いものが多いが、園芸品種にはブルー、ピンク、赤、紫などのものもある。
開いてから8時間ほどで散ってしまう半日花であるが、次々に新しい花が咲いてくる。
花言葉は「人気」である。
8月9日の誕生花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、箱のような形をしている。
属名の Cistus はギリシャ語の「kistos(古代ギリシャでのこの植物の名)」からきている。
写真は7月に野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Cistus spp.


★半日の命なれどもシスタスは
 華麗に咲いて命引き継ぎ

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by sikino-hana | 2016-08-09 11:50 | 夏の花

サルビア

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緋衣を纏いサルビア蜜の味

サルビア(Salvia)はシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
サルビア属は中南アメリカやヨーロッパを中心に900種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも秋桐(アキギリ)などが分布し、属名の和名をアキギリ属という。
本種の原産地はブラジルで、標高2000メートルから3000メートルの山地に生える。
英名はスカーレットセージ(scarlet sage)という。
セージはサルビアの仲間を示す言葉である。
中国名は一串紅(yi chuan hong)という。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
園芸的には一年草として扱われ、庭植え、鉢植えとして愛好されている。
また、逸出したものが一部で野生化している。
和名は緋衣草(ヒゴロモソウ)という。
サルビアは属名であるが、普通はサルビアといえば本種を指す。
YListにも別名としてサルビアの名が記載されている。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、朱色の唇形をした花をたくさんつける。
花のつけ根で赤く咲いているように見えるのは萼である。
花はすぐに落ちるが、色づいた萼が残るので長期間咲いているように見える。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「燃える思い」である。
8月7日の誕生花である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Salvia splendens


★朱に染まり咲くサルビアは夏の陽を
 浴びてしおれず花壇いろどり
☆ぎらぎらと真夏の陽射し負けはせぬ
 燃ゆる想いは古き時より

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by sikino-hana | 2016-08-07 11:57 | 夏の花

ユーコミス

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ユーコミスはユリ科ユーコミス属(エウコミス属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)クサスギカズラ科とされる。
エウコミス属はアフリカの南部に12種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
ユーコミスの名は属名を英語風に読んだもので、園芸的にはこの名称で流通している。
園芸品種も含めてすべてこの名称に含まれるが、中心となる品種は本種(エウコミス・アウツムナリス)である。
英名はパイナップルリリー(pineapple lily)という。
これも、エウコミス属全体を指す名称である。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
庭植えや鉢植えとして愛好されている。
本種の原産地も南アフリカである。
山地の湿り気のある斜面に生える。
草丈は30センチから80センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形で輪のようになって生え(輪生)、ロゼット状となる。
開花時期は7月から8月である。
茎先に円柱状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花がたくさんつく。
咲き進むと花の色は緑色になる。
花径は2センチくらいで、花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
茎先には小さな葉のような形をした苞がたくさんつく。
その姿がパイナップルを連想させることが、英名の由来である。
花言葉は「完璧」である。
8月4日の誕生花である。
属名の Eucomis はギリシャ語の「eu(良)+ kome(髪の毛)」からきている。乾燥地に育って緑に覆われることから名づけられた。
種小名の autumnalis は「秋咲きの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Eucomis autumnalis


★夏空にとても似合ってチャーミング
 こんもりと咲くパイナップルリリー
☆爽やかな風を思わすユーコミス
 パイナップルの姿可愛く

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by sikino-hana | 2016-08-05 14:35 | 夏の花

シレネ・フロスククリ・ジェニー

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シレネ・フロスククリ(Silene flos-cuculi subsp. flos-cuculi)はナデシコ科マンテマ属(シレネ属)の多年草である。
シレネ属は分類の仕方によって異なるが世界に700種くらいが分布する。
属名の和名はマンテマ属という。
マンテマの由来については、浜辺マンテマ(Silene martima)の学名にある「マルティマ」が転訛したなどの説がある。
なお、シレネ・フロスククリは以前はナデシコ科センノウ属(リクニス属)に分類されていた。
この場合の名称はリクニス・フロスククリ(Lychnis flos-cuculi)という。
分子系統学的研究の結果、マンテマ属に統合される方向にあり、YList や Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist でもマンテマ属を標準名としている。
基本種はヨーロッパ、コーカサス、シベリアなどに分布し、湿った草地に生える。
和名を郭公仙翁(カッコウセンノウ)という。
開花時期は5月から6月で、花径2センチくらいのピンクの花を咲かせる。
花弁は5枚で、先が4つに深く裂ける。
ジェニー(Jenny)はその八重咲きの園芸品種である。
イギリスのブルームス社のライナー・クレツ(Rainer Kretz)さんによって作出された。
草丈は30センチから70センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から8月である。
花径3センチから4センチの八重咲きのピンクの花を、茎先に数輪ずつつける。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名と亜種名の flos-cuculi は「カッコウの鳴くころ咲く花」という意味である。
園芸品種名の Jenny は女性名で、作出者の夫人の名からきている。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Silene flos-cuculi subsp. flos-cuculi 'Jenny' (異名:Lychnis flos-cuculi 'Jenny' )


★奥様の名前をつけた花という
 ピンクの八重は霞のように

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by sikino-hana | 2016-08-03 11:41 | 夏の花