カテゴリ:紅葉・黄葉( 16 )

大紅葉(オオモミジ)

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大紅葉(オオモミジ)はカエデ科カエデ属の落葉高木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の谷沿いや尾根筋などに生える。
山紅葉(ヤマモミジ)は日本海側を中心に分布するのに対し、本種は太平洋側に分布する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉の形はいろは紅葉(イロハモミジ)とよく似ているが、大きくて厚い。
葉の長さは5~15センチくらいで、向かい合って生える(対生)。
葉は手のひら状に7~9個に裂け、裂片の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
いろは紅葉(イロハモミジ)や山紅葉(ヤマモミジ)は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざが入る)なので、見分けるポイントになる。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株で、一つの花序に雄花と両性花の両方をつける。
黒味がかった紅色の地味な花である。
実は翼果(翼のある実)で薄い翼を持ち、翼は斜めに開く。
初めのうちは薄紅色で美しい。
秋には美しく紅葉する。
分類上はいろは紅葉(イロハモミジ)の変種とされる場合と独立種として扱う場合があるようである。
俳句では「紅葉」が秋の季語である。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の palmatum は「手のひら状の」という意味である。
変種名の amoenum は「愛すべき」という意味である。
紅葉の写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
花と実の写真は5月に鎌倉の光則寺で撮った。
学名:Acer palmatum var. amoenum


★ずっしりと指を広げた葉の下で
 薄紅揺らす花の季節よ
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by sikino-hana | 2011-12-11 10:03 | 紅葉・黄葉

アメリカ楓(アメリカフウ)

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アメリカ楓(アメリカフウ)はマンサク科フウ属の落葉高木である。
原産地は北アメリカや中央アメリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
街路樹や公園樹とされている。
別名を紅葉葉楓(モミジバフウ)という。
樹高は15~20メートルくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉の形の似たカエデの仲間は、向かい合って生える(対生)。
また、近縁種の台湾楓(タイワンフウ)の場合は、葉が3つに裂ける。
雌雄同株である。
開花時期は4月である。
雄花も雌花も花弁はなく目立たない。
雄花序は総状につき、雌花序は枝の下のほうから伸びた柄の先につく。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)がたくさん集まった集合果である。
落葉後も残る。
秋には紅葉をする。
属名の Liquidambar はラテン語の「liquidus(液体)」とアラビア語の「 ambar(琥珀色)」からきている。樹液の様子から名づけられた。
種小名の styraciflua は「樹脂を含む」という意味である。
写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Liquidambar styraciflua


★紅葉の姿がとてもきれいだよ
 高い樹だから花はどうかな
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by sikino-hana | 2011-11-25 08:21 | 紅葉・黄葉

楷樹(カイノキ)

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楷樹(カイノキ)はウルシ科カイノキ属の落葉高木である。
原産地は台湾、中国、フィリピンなどである。
孔子と縁の深い木で、学問の聖木とされる。
日本へは大正時代に渡来した。
樹高は20~30メートルである。
葉は1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)が交じる。
小葉の形は披針形で先は鋭く尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期は4~5月である。
葉に先立って花を咲かせる。
雄花は淡い黄色、雌花は紅色である。
花の後にできる実は球形で房状になり、赤から紫色に熟する。
秋には美しく紅葉をする。
属名の Pistacia はペルシャ語の「pistak(ピスタチオナッツ)」からきている。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Pistacia chinensis


★孔子とは切っても切れぬ縁のある
 楷樹の葉は真っ赤に燃えて
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by sikino-hana | 2011-11-14 08:18 | 紅葉・黄葉

隠蓑(カクレミノ)

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隠蓑(カクレミノ)はウコギ科カクレミノ属の常緑小高木である。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、山地や林の中に生える。
また、庭木とされる。
海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。
樹高は5~7メートルくらいである。
葉の形に変化が多いのが特徴である。
若木では3つから5つに裂けるが、成長するにつれて切れ込みは浅くなり、成木では縁にぎざぎざのない(全縁)楕円形の葉となる。
全縁の葉がつくくらい成長すると、花をつけ実を結ぶようになる。
開花時期は7~8月である。
球状になった散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)をつくり、緑色の花を咲かせる。
花びらは通常は5枚だが6枚のこともある。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、冬に黒紫色に熟する。
名の由来は、葉の形を雨具の蓑に見立てたという説と、天狗が持つ「隠れ蓑」に見立てたという説がある。
紅葉の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Dendropanax trifidus


★ユニークな名前もらった隠蓑
 葉っぱの形くるくる変えて

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by sikino-hana | 2009-12-20 11:27 | 紅葉・黄葉

アーケル・グリセウム

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アーケル・グリセウムはカエデ科カエデ属の落葉高木である。
属名の片仮名表記は「アセル」や「エーサー」とするものもある。
原産地は中国で、四川省や湖北省に分布する。
日本にも自生する目薬の木(メグスリノキ)に近い仲間である。
英名はペーパーバークメイプル(paper bark maple)である。
「バーク」は樹皮を意味する。
樹高は5~20メートルくらいである。
樹皮は褐色で薄く剥がれ、中は鮮やかな橙色である。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は長い楕円形である。
小葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~5月である。
葉の展開と同時に淡い黄色の花をつける。
秋にはきれいに紅葉する。
流通名をグリセウム楓(グリセウムカエデ)という。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Acer griseum


★鮮やかな色に驚き近寄れば
 楓だけども形異なり

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by sikino-hana | 2009-12-18 05:25 | 紅葉・黄葉

メタセコイア

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メタセコイアはスギ科メタセコイア属の落葉高木である。
1属1種で、「生きた化石」と呼ばれる。
1939年に日本で化石が発見された。
その後、1945年に中国の四川省で現存することが確認された。
和名は曙杉(アケボノスギ)という。
針葉樹だが落葉をする。
樹高は20~30メートルになる。
樹形は円錐形である。
樹皮は茶色で、縦に裂ける。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
複葉のように見える枝も向かい合って生える(対生)。
秋には赤茶色に紅葉した後、落葉する。
開花時期は2~3月である。
雌雄同株である。
葉の展開する前に雄花が枝から垂れ下がる。
雌花は緑色の鱗片葉が球形に集まったものである。
秋から冬にかけて結実し、たくさんの種子が地表に落ちる。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Metasequoia glyptostroboides


★太古より命永らえ今にある
 メタセコイアの姿伸び伸

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by sikino-hana | 2009-12-14 06:09 | 紅葉・黄葉

柊南天(ヒイラギナンテン)

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柊南天(ヒイラギナンテン)はメギ科ヒイラギナンテン属の常緑低木である。
台湾、中国、ヒマラヤの原産である。
日本には江戸時代に渡来し、庭木として利用されている。
葉が柊(ヒイラギ)に似ており、実が南天(ナンテン)に似ていることから名づけられたという。
しかし、棘は柊ほどではないし、実も南天とは異なって緑色というように違いがある。
樹高は1~3メートルくらいになる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花期は2~4月くらいである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花弁は6枚で、先が浅く2つに裂ける。
萼片は9枚、雄しべ6本、雌しべ1本である。
実は直径6~7ミリくらいの球状で、9~10月に黒紫色に熟し、白い粉をふく。
別名を唐南天(トウナンテン)という。
紅葉の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は3月に埼玉県立花と緑の振興センターで撮った。
学名:Mahonia japonica


★ひそやかに黄金の飾りつけながら
 柊南天春を祝いて
☆木漏れ日に柊南天輝きて
 黄色花を鳥が揺らして

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by sikino-hana | 2009-12-13 10:43 | 紅葉・黄葉

欅(ケヤキ)

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欅(ケヤキ)はニレ科ケヤキ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、丘陵地や山地に生える。
また、街路樹や庭木とされる。
街路樹とされたものは、例えば札幌の大通り公園にもある。
樹高は20~30メートルくらいになる。
寿命が長く、樹高が40メートルを越える巨木もある。
ほうきを逆さにしたような樹形が特徴である。
葉は幅の狭い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には波打つようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
側脈は平行で、左右非対称である。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
雌花は枝の先に普通は1個ずつつく。
雄花は枝にびっしりとつく。
花の色は淡い黄緑色で目立たない。
実は直径5ミリくらいの歪んだ球形で、葉のつけ根につく。
枯れ葉が翼の役割を果たして風散布される。
別名を槻(ツキ)ともいう。
万葉集にも「つき」の名で出てくる。
山梨県の大月市の由来も欅(ケヤキ)の木にあるという。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Zelkova serrata


★見上げれば首も疲れる欅の木
 師走の空は青々として

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by sikino-hana | 2009-12-12 09:18 | 紅葉・黄葉

木葉の随菜(コバノズイナ)

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木葉の随菜(コバノズイナ)はユキノシタ科ズイナ属の落葉低木である。
別名をアメリカ随菜(アメリカズイナ)ともいう。
原産地は北アメリカの南東部である。
日本へは明治時代に渡来し、庭木や盆栽とされる。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
日本にも自生する随菜(ズイナ)の葉は丸みを帯びるが、本種は細くて先が尖る。
「随菜」の名の由来は、枝の隋を灯芯に、若葉を食用にしたことからきている。
開花時期は5~6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を穂のようにつける。
花はよい香りがする。
秋には紅葉をする。
紅葉の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Itea virginica


★仄かなる香りともない穂のような
 花を咲かせる木葉の随菜は

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by sikino-hana | 2009-12-11 05:31 | 紅葉・黄葉

小米空木(コゴメウツギ)

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小米空木(コゴメウツギ)はバラ科コゴメウツギ属の落葉低木である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の斜面などに普通に見られる。
樹高は1~2メートルである。
灰白色をした枝をたくさん出し、こんもりと繁る。
若枝には軟毛が生える。
葉は三角状の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉は羽状に裂けるが、裂け方の深さには個体差がある。
葉の両面には毛が生えている。
開花時期は5~6月である。
枝先や葉の脇から短い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4~5ミリの小さな白い花をつける。
花弁は5枚で、形はへら形である。
萼片は5枚で、卵円形である。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
花の名前は、空木に似た小さい花を小米(精米のときに砕けた米)に見立てたものである。
黄葉の写真は5月につくば植物園で撮った。
花の写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Stephanandra incisa


★坂道に微笑むように顔を出す
 小米空木は妖精の笑み

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by sikino-hana | 2009-12-06 07:41 | 紅葉・黄葉